I Feel PRETTY を観た
どうも、こつこです。
アイフィールプリティを観ました。
2018年公開。
レネー・バレット (エイミー・シューマー):主人公。容姿にコンプレックスのあるレネーは全てにおいて消極的で卑屈な性格だったが、事故をきっかけに絶世の美女に変身する奇跡が起きた、と思い込み(実際は容姿は変わっていないが、レネー自身の目には理想の容姿になったように見えている)、自信に溢れる女性へと変貌を遂げる。
エイヴリー・ルクレア (ミシェル・ウィリアムズ):リリー・ルクレア社という高級化粧品会社の社長。低価格路線の化粧品を開発しようとするも、上手くいかない。自信に溢れたレネーを会社の受付嬢として採用し、ひょんなことから新製品のプロジェクトにレネーを参加させる。
グラント・ルクレア (トム・ホッパー):エイヴリーの弟。かっこいい雰囲気。
イーサン (ローリー・スコーヴェル):レネーの通うクリーニング店にたまたま来た男。自信に溢れたレネーは、ただ目があっただけなのにイーサンがレネーに一目惚れしたと思いこみ、半ば無理矢理電話番号を交換する。のちにレネーの彼氏となる。
自信を持ったレネーはポジティブで魅力的。
憧れの本社で受付嬢をはじめ、セカンドライン(安価な化粧品開発プロジェクト)にもブレーンとして参加。エイヴリーにとってレネーは右腕のような、大事な欠かせない存在となる。
自信がないイーサンにとって、レネーの押せ押せ!は怖いけれど、レネーと過ごすうちにどんどん惹かれていく。
イーサンはレネーに「将来は君になりたい」とまで言うようになる。
美しくなった(と思い込む)レネーは仕事も恋も勝ち取っていく。
確かにポジティブで自信に溢れているレネーは、こうなりたい、と思うほど陰の部分がなく、自尊心が高い。
でも、高すぎるがゆえにどんどん他者への配慮を忘れ、傲慢になっていく。
この辺り、見ていて悲しくなる。
変わる前のレネーは、思いやりに溢れ、努力家で、自信がないところ以外は素敵な女性だった。だからこそ、変わったレネーの他者に対する振る舞いはとても悲しくなる。
レネーにとっての魔法がとけてから、がこの映画の本質で核であるべきところ。
元に戻ってしまったために、また卑屈になり、でも友人たちには見放されてて、
容姿が元に戻ってしまった(と思っている)からイーサンとも別れることになり、本当の孤独になる。
友人たちと仲直りがしたいがために、セカンドラインの発表会に潜入し、乗っ取り演説を始める。
乗っ取り演説の内容はすごいよかったし、グッと来るものがあった。
ただ、かなりサラッとしていることも否めない。
乗っ取り演説部分がこの映画の伝えたいことだろうし、一番重要な部分であることはわかるのだけれど、前置きに時間をかけすぎたためかなり駆け足。
あと、あんなに見放していたのにちゃんと来てくれる友達優しい、てかそもそもこういう発表会ってそんな簡単に参加できるのか?
レネーは裏口から侵入してるからいいとして、友達ちゃんと入り口から入ったっぽいところにいるし、なんか招待状とかいらないの?って小さいところが気になった。笑
ほんと、最後の核の部分にもっとボリュームを持たせて欲しかったなあ、というのだけもったいない気がする。
内容もわかりやすくて、面白かったから、そこだけ残念。
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