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こゝろあわせ


吹き過ぎた風
 
街並みを行く車

ちぃんと胸が泣く

十字路の先を曲がると

あなたに渡したこゝろ

幼子が掛け寄り

花と連休と萌え

次に会うときは

朝刊を取り忘れて

きみの大好物

独りぽっちの夜

隅々まで余すことなく

南へ飛ぶ鳥たち

秋晦日冬始まり

影法師に抱きしめられ

夢見がちな瞳

なみだのしょっぱさ

ことばよ、もっと



とわに続く

こゝろのうた

あたたかく

愛おしい日々

静かにそっと

あわしたいこゝろ



*****



心・・・こゝろは
古訓では”うら”とも読みます。
表には見えないもののこと。
表には見えないこゝろのこと。
表のこゝろもうらのこゝろも
硬い結び目をほどき
見えるものより見えない、それを
こちらに置いてきました。
そんなこゝろに出逢ってくださり
ありがとうございます。
12月・・・いつにも増して
ありがとうを言いたくなる・・・。

ここを訪れてくださる皆さまへ
いつも今日もこれからも
ありがとうございます。


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