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「でもやっぱり人間向いてないわ」自然なもので作られる人工物を愛す

またタイトルと文章は合っていないのかもしれない。ただ、また書かなくてはという衝動に駆られる。


—親は相談されるのを待っているかもしれないよ

そう言われたのは、2人目だ。
そうだと思う、私もそう思う。

だけど、できないんだ。

—どうして恋人と言われる人と毎日LINEしたり、電話したりしたの?

こんなこと聞かれるの初めてだ。
寂しいから、不安だから、
この人は私のわがままどこまで聞いてくれるか試しているのかもしれない。

そんな可愛いもんじゃないくて、
私が体以外にも必要とされているか確認しているんだと思う。たまらなく不安で、
体以外につながっている場所が欲しいんだ。


彼と喋っていると、
自分のこころの傷に目を向けられた気がする。

私、笑ってないじゃん、天真爛漫なんかじゃないじゃん

でも、わたしはいつでも明るくて、
過去になってとらわれていないみたいに、
生きていたいの。

自由なわたし、

演じていたの。
頬を拭うなんて、わたしには
似合わないでしょ。

そんな嘘が
いつか真実と溶けていって、
ぐちゃぐちゃになる。

おかしいのはわかっている。
ぐちゃぐちゃになる前を知りたい気持ちも
十分に理解できる。

だって、涙が出てくるから。
じわっと目が熱くなるから。

どこから私はかけ間違えたんだろう。
反芻してしまう。

親に心配をかけたくないんだ。
それは耳障りのいい言葉かもしれない。

ただ、相手のキャパを考えて、
私は外に目を向けたんだと思う。


外に相談する人を何人も作ったんだと思う。


私はわたしの傷に目を向けなかった。
見なかったら、自分の感覚だけが、
傷を知っている気がした。

傷を見たら、気絶しそうだから、
正気を失いそうだから。

彼といるのは少し怖いのかもしれない。
ただどうしようもなく、好きだ。

彼の傷が増えないように、私が守ろう、
そう彼の目を見て決めた。

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