外孫、内孫②
祖母が生きてきた環境を考えれば、外孫、内孫という考え方は自然なのかもしれない。
長らく内孫がいなかった祖母。
外孫の中で1番末っ子だった私。
名前も存在も覚えてもらえない私。
当時は「入学などを祝って欲しいな」「お年玉が欲しいな」と思っていた。でも、今思えばそんなお金のかかることいらなくて、ただ手を握ったり、抱きしめて名前を呼んだりしてほしかっただけなのだ。
そんな無い物ねだりが浮かんでしまうが、
祖母よりも周りのサポートが欲しかったのかもしれない。
祖母とうまく関係を作れなかった私は、素直な気持ちを受け止める場所が欲しかった。
だから、これから過去の自分にそれをしてあげる場所にここをしたい。
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