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自己肯定感に苦しんだ私が前向きな一歩を踏み出した話 #ポジウィルキャリア体験談

今回、キャリアコーチングサービスである POSIWILL CAREER を卒業したので、卒業論文を書き残したいと思います。

自分の記録用でもありますが、キャリアに悩む誰かの背中を押せたらとても嬉しいです。

ポジウィル受講前

まず、私がポジウィルを受講する前の話を少しだけさせてください。

経歴は簡単に下記の通り。

1社目 個人営業 / 新規事業のサービス企画
⇨ 多忙な業務の末「自分は何もできない」と自己否定に陥り、休職期間を経て退職。
2社目 WEB開発エンジニアとして、システム開発/PM業務/新人教育
⇨ 自信を持つため専門性の高い仕事を選んだが、再び自己否定に陥り退職。

2社とも、退職の大きなきっかけとなったのは、"自己肯定感の低さ"。

周囲の人曰く、「真面目で責任感が強いから、自分を追い込み過ぎるんだよ」とのこと。
それ性格だからもう無理じゃん!と半ば諦めつつも、自分の可能性を諦めたくない、どうにかしたい、という思いをいつも感じていた。

そもそも、自己否定の癖を治さないまま、この先の人生を生きていくのは、苦し過ぎるとも感じていた。一時的には自分を認められてもまた同じ壁に当たるだろうと。
だから、しっかり向き合って治す時間が必要だと思った。

そして心療内科の先生に勧められたのは、認知行動療法というもの。
週1のカウンセリングを通じて物事の捉え方を変えていくと説明を受けたが、それで本当に変わるのか、と半信半疑で思いきれずにいた。

そんな中でふと、1年前に申し込んでキャンセルした、ポジウィルキャリアの無料カウンセリングを思い出した。

行動しなかったら何も変わらない

と思い、"無料カウンセリングだけ"の気持ちで申し込んだ。
正直金額に圧倒されていて、入会する気はなかったが、そんな気持ちとは裏腹に「現状をどうにかして変えたい」という思いだけが先走っていたように思う。

今思えば、この時勢いで申し込んで本当に良かった。

無料カウンセリングで入会を決断

私のカウンセリングを担当して下さったのは、三角さん。
とても笑顔な方で話しやすい雰囲気を作って下さったのを覚えている。

私の話に共感し、丁寧に整理してくれて気づいたら涙が出そうになっていた。

カウンセリングの中で、私の決断を後押ししたのは、
"キャリア迷子になりやすい4つの観点"のお話だった。

4つの観点の1つ目であり、全てのキャリアの土台となるのが
心の土台(自己肯定感が低い思考の癖)  だと説明を受けた。

でもポジウィルを受けたからといって、完璧に心の土台が整うかと言ったらそうではない。
ここで注意したいのは、自己肯定感が低い思考の癖を変容すると言っても、ダイエットや筋トレと同様で、正しい姿勢や方法を学び習慣化したら、その後は自走していく必要がある

だからポジウィルを受けることで、全く新しい自分になれる訳ではないが、それでも私にとっては、35日間じっくり向き合ってくれるプロと一緒に思考の癖の変容ができるというのは、とても心強く感じた。

実際カウンセラーの三角さんにも
「心の土台をクリアすれば、行動力はありそうなのでその後は自走できると思いますよ」
と言っていただけた。

そしてカウンセリングの最後に、ついに私は、キャリアデザインコースに申し込むことを決断した。

トレーニングで特に印象的だったこと

初回のトレーニングでは、トレーナーの宮田果奈さんとゴールを設定することから始まった。

果奈さんと相談して設定した私のゴールはこちら。

「自分の特性と理想の生き方を明確にすることで、自分のキャリア選択を明確にしたい」

そのために、
・思考の癖を変容し、自己受容/自己肯定できるようになる
・自分の強み/モチベーションの源泉/価値観/苦なくできることを明確にする
・理想の生き方(仕事と仕事以外のバランス)を明確にする
をクリアした上で、具体的なキャリア選択で重要な観点を明確にしていった。

感情の感度を上げるためのジャーナリング

前職と前々職を退職した時の話を果奈さんにすると、
「頭で理解しようとして感情(違和感)のセンサーをバグらせた結果、壊れたんですね」と言われ、すごく納得した。

私の思考の癖の一つには、
"しょうがない"と合理化し、感情を置き去りにする
があった。

そして心の悲鳴や違和感と正直に向き合わなかった結果、感情のコップは満杯になって溢れかえり、冷静な判断ができないまま崩壊に繋がってしまった。

これを果奈さんは、感情の感度が低い状態と表現した。
そこから、「自分が少しでもモヤモヤを感じたら、頭に浮かんだことを紙に書き出してみてください」
と言われて、感情の感度を上げる目的で、宿題にジャーナリングが取り入れられた。

ジャーナリングの趣旨はあくまで、自分の感情を理解すること。
今まで無視していた感情を拾い上げること。

私は、ジャーナリングを毎日行った。
朝起きた時や夜寝る前、その時々で感じていることを、手を止めずに書き出した。


すると、不思議なことに、ジャーナリングが私の拠り所になった。

何かあれば、紙に書き出せばスッキリする。
頭を空っぽにすることで、冷静な状態に戻り、じゃあどうする?を考えられるようになった。

宿題で取り組んでいたけれど、卒業後の今でも、ジャーナリングは私の心の大きな支えになっている。

「自分のことを他の人がどうにかしてくれる訳ない」という間違った信念

私には、できないと言えない / 我慢してしまう 癖があった。

それ故に、頼まれたことを断れなかったり、つまづいているのに周囲を頼れなかったり、勝手に自分を苦しめていた場面がいくつもあった。

人生振り返りワークを行う中で、幼少期に
「私はしっかりしていなきゃいけない」
「私は親に迷惑をかけてはいけない」
と感じてしまった場面が多かったことから、この思考の癖は
今の自分ではなく、過去の自分に起因していることがわかった。

そして過去の経験を振り返る中で
この信念は間違っていて、実際にはたくさんの協力者がいた事実を思い出した。

今までの人生でも、できない自分を認めて、やると覚悟を決めたことのために、飛び込んだ環境では、自分を力強くサポートしてくれる人がいたことを思い出した。

実際に行動するのは自分だけれど、一人で抱え込む必要はないし、周りの人に、助けて!手伝って!できない!って頼って良いということ。

これは私にとって本当に大きな気づきだった。
(正確には初めて納得感をもって、そうして良いんだ、周囲の人は協力者なんだ、ということを実感した)

これからは、自分のことは自分でどうにかしなきゃいけないと思わずに、周りの人や環境の力を借りてやっていきたいと強く思うことができた。

「ネガティブな状態から可能性を開花させたい」という使命感

過去のポジティブ経験の振り返りの中で、なぜ私は一生懸命になれたのか?という振り返りを行うと、全ての源泉にあったのは、悔しさだったと気づいた。

私から出てくる言葉は"悔しさ"だけだったけれど、
これを果奈さんは
自分が信じるものを他者に諦められている(期待されていない)時に、悔しさがバネになって、逆転劇を成し遂げたいと強く思うんですね
と伝えてくれた。
(果奈さんはいつも、私が話したことをうまく言語化してくれて、本当に有り難かった。)

そこから、仕事のタイプは4つあり、その中でも私には、課題解決型のお仕事(マイナスをゼロ/プラスに変える)がいいんじゃないか、というお話まで、一気に進んだ。

他のワークを通して、仕事で重要なことは
・難しいことでも「やる意義」を感じられている領域か
・自分が介在する価値を実感できる職種か
というところまで導けていたので、課題解決型のお仕事という要素が加わることで、より納得感を持って、目指すキャリアの解像度が上がっていった気がした。

「私は何もできない」と思うことで自分を守っていた

自己否定をしてしまった時、「自分は何もできない」と思い込んでいた。

結果的に、それは事実でない!できた経験もたくさんあるよ!ってことで、「何もできない」は間違っていると理解できた。

ただ、
「自分が傷つかないように、自分は何もできないということにしておこう」
というように、自分を守ろうとしていた結果が、「何もできない」という思い込みに繋がっていたのだと気づいた時、身震いした。

「自分は何もできない」と思い込んでおけば、他者に諦められたり失望されたりしても、「私はどうせ何もできないから」と割り切り傷つかずに済む。

結局のところ、モチベーションの源泉となる "悔しさ" は、他者と関わりを持ち、諦められたり失望されたりする機会がないと感じづらい。

だから果奈さんに
「傷つく勇気 / 失望される勇気 を持って他者と関わることで、自らモチベーションの源泉を取りに行く必要があります。次の宿題は誰かと会う約束をする、にしましょう!」
と言われた時、自分の弱い部分を突かれたようで、正直少しどきっとした。

自分を守る方向に走りすぎた結果、自己否定に苦しむなんて、本末転倒だなあと、感じてしまった。

そしてこの話をしていた際、
悔しさと向き合う勇気を持って、果敢に挑戦するためには
セルフコントロールとメンタルケアの重要性を感じた。

そこで私が、心の安定させるために取り入れた方がいいことはありますか?と果奈さんに聞いてみたところ、
ストレス予防/対処には【コーピング】を活用
モヤモヤの対処には【ジャーナリング】を活用

と教えていただいた。

具体的な対処法を学んだことで、これからは心の土台を整えながら、過剰な防衛をせず、悔しさを感じる場面にも向き合っていきたい!
と強く思うことができた。

卒業後の転職活動で感じたこと

私の場合は、未経験業界業種への転職活動だったので、正直かなり厳しい状況で行っていた。

ポジウィルキャリアには、受講終了後もサポートを延長できる延長プランがあるが、私は早く自走できるようになりたくて、あえて使わなかった。

実際の転職活動では、落ち込むことも多く、トレーニングを通じて学んだジャーナリングやコーピングは、本当に役に立った。一体何枚の紙を消費したかわからないくらい、ジャーナリングはほぼ毎日行っていた。

苦しかった時期には、信頼するトレーナーさんが気にかけてくれたこともあり、物凄く心の支えになった。そしてポジウィルキャリアというサービスが、本当に相談者のためを思ってくれてるんだなあと、感謝の念が沸々と湧いてきた。

正直今の私は、これから始まる新しいキャリアに、不安と期待が半々。
でも、
決めた道を正解にする!
壁にぶつかってもポジウィルで学んだことを活かして乗り切ってみせる!
と覚悟のようなものも感じている。

最後に


ポジウィルキャリアは、行動にうつせる人であれば、人生に大きな影響を与えるサービスだと思います。結局のところは自分次第なのだけど、信頼できる素晴らしいトレーナーさんが伴奏してくれるので、とても心強く、前向きな変化を得ることができました!
何よりも、トレーナーさんが「これからもずっと応援しています!」と言ってくれ、受講期間が終わっても心強い存在として気にかけてくれたり、ポジウィル受講中や卒業生の方々とTwitter等を通じて繋がっていられるので、一人で頑張らなくても良いんだ、と思うことができます。
大きな壁に当たった時、大きな決断をする時、同じように頑張る人たちがいることは、自分の励みになると思います。

カウンセラーの三角真穂さん、トレーナーの宮田果奈さん、ポジウィルズの皆様、本当にありがとうございました!



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