養子縁組を考える

家族構成のバランスが崩れることがあります。そんな時、外から子どもを迎え入れて家の形を整えることをしてきました。言葉としては「養子を取る」とも言い、幾つかのパターがあります。

養子パターン

・成年養子は、主に財産や家名を継ぐためと言われています。
・連れ子養子は、再婚相手の子どもと法的な親子関係を結ぶものです。
・親族の子を養子にする例としては、祖父が孫を、叔父が姪を養子にするなど。
・他人の子どもを養子にする場合
特別養子:家裁の審判が必要で、実親と関係が断絶します。(認容件数711件)
その他:家裁の許可が必要で、実親との関係は消えません。(許可件数677件)


▼成年養子と未成年養子の比率については、10年ほど前の法務省調査*があり、1対2の比率となっています。(戸籍への届け件数は72,732件)


▼社会的養育の分野では、他人の子どもとの養子縁組に関心が向きます。件数については家裁統計でみることができ、1,780件となっています。最近の動向としては、国の奨めもあり特別養子縁組が増えています。


養子受理対応件数


*令和元年度の司法統計、及び法務統計の数値を使っています。
*2010年1月から3月までの養子縁組届け全数調査(法務省民事局)

青葉紘宇
執筆者プロフィール


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