#26 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(26話 心の世界でイメージされるドラマ)
体を動かす方法には4つの欠くことのできない要素があり、それは
①行為
②思考
③感情
④生理反応
である。
そして、これら4つの要素が同時に機能することで行動はカタチづくられている。
行動すなわち「現実世界」は、「心の世界」と密接な関わりをもっている。
私たちの頭脳は、この行動をつかさどるすべての要素に「創造性を与える」仕組みを持っている。
心の世界でイメージされるドラマは言わば「創造の世界」なのだ。
音楽は、そのイメージを音楽というカタチで表現し人々を魅了する。
芸術家に限らず、この仕組みはすべての人が持っていて、心の世界を自分にあった「表現方法」で、他の人に伝える。
しかし、良いことばかりではない。
何かをきっかけに落ち込んだりしたとき、自殺をイメージしたり、人を傷つけることをイメージした結果、現実に行動してしまう事もある。
こころの世界が、常に「死ぬ」ことに支配され、他のことをイメージできなくなる。他人を傷つけることが今の自分のベストの選択だと信じてしまう・・・
4つの要素の動きに直結している脳内物質が心を破壊し、体を病気へと導いていく。
こころが「嫌いだな」と不快に感じれば、脳や身体の活動を停滞させるようなホルモンが分泌され、こころはいらついたり、憂うつになったり、孤独になったり、体も病気になりやすい状態に陥ってしまう。
こころの病もからだの病も、もとをただせば、日常の生活での不満、ストレスが原因となっているといって過言ではない。
不満、ストレスは、人間関係がうまくいってないことが原因であることが多いのではないだろうか?
アメリカの小学校では、月曜の朝「スマイルテスト」をするらしい。
スマイルが子供の成長に与える影響は大きいという事であろう。
というこの話は、実は、このことに多いに関係していて、笑顔と笑うことは、こころの世界に生きる上ですべてにマイナスになるようなイメージを描かせない。
その結果として、学級崩壊を防ぎ、暴力を無くし、逆に創造性豊かな子供たちをすくすくと成長させていくことに確かな効果がある。という考えのもとの活動である。
もちろん、笑顔と笑うことですべては解決しない。
ここで、私たちは、心の世界と現実世界とが密接に関係し、自分自身の心と体の健康に関係しているということを知らなければならない。
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