見出し画像

素直に伝えるだけでいい

隣の市からの帰り道、
小さな農産物直売所へ。

2人の女性のお店番は
レジのところで
和やかにおしゃべり。

小さめ細め、
青い部分が傷みかけの
長ネギが
これまた小さめのビニール袋に
わんさと入って300円也。

これは買い!

持ち上げようとすると、
袋サイズと
ネギ分量のアンバランスで
うまくいかない未来がみえたので、
親切にも隣にあった
新聞紙で軽く包みだすと、

「こっちで包むからーー」

大きな声で
レジのおばちゃんからの言葉。

「包まないと持てないんで包みますね」

大きめの「通る声」でお答えしながら、
包む手を止めずにいると、

「バーコード読まなくちゃだから、
こっちで包みますよ」

と、さらなるお言葉。

「わかってまーす♪軽く包むだけなんで」

おばちゃんの言葉を汲み取らず、
かつ、
意図の伝わらないおばちゃんに、
わざわざ丁寧に説明する気になれないのは、
おばちゃんが近くに来て
様子を確認しないで、
遠くから声だけかけているから。

気にせず、
ガサっと新聞紙で包み、
カゴに入れて、
ゆっくりと買い物終えてレジへ。

おばちゃん、
そのネギを持ち上げると、

「本当だ、これは、袋がだめんなってる」

現物触れて、
理解してくれ、
バーコード読み込んでから、
丁寧に包み直してくれました。

私は
「そうなんですよ」
にこにことお返事して、

「きれいに包んでくれてありがとうございます」にこにことお礼。

おばちゃんたちも
にこにこと「ありがとね」

おばちゃんに言われたから〜と、
新聞紙包みをやめることなく、

確認しないでものいうおばちゃんに
わかってもらおうと努力するでもなく、

ただ自分の気持ちに素直に
伝えて、動いたら、
結果、
とても気持ちの良い
お礼の伝え合い。

全ては自分の内側から。

そんなことを体験した気がしました。

サポートいただけたら嬉しいです。今は自立が難しい長男のアート作品を使ったグッズ制作販売やそのためのスキル取得など、彼と共に生きる術に活用します。