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喫茶つれづれ草(11月1日〜11月7日)

11月1日(月)

神戸市東灘区の山麓部にある大邸宅「旧乾邸」の秋の特別観覧のため、御影に出かける。
観覧前に、2020年喫茶店始め以来の「コーヒーハウス井戸」で腹ごしらえ。

Kunihito Mikiさんとお会いしたときに井戸が話題に上がり、良いタイミングだから「旧乾邸」の見学前に行くことにした。

いつも気にかけてくださるマスターとお会いできなかったのが残念だったけど、私と同い年の喫茶店の変わらぬ姿を見て、私もまだまだやれる気がした。

「旧乾邸」を堪能したあとは王子公園に移動し、水道筋商店街の喫茶店「ドニエ」で一服。

「水道筋読本」で松本隆さんがインタビューを受けていた席が開いていたので、ありがたく座らせてもらった。この街に引っ越して来たばかりの人のような顔で、カフェゼリーを味わう。

「水道筋読本」の中で、ロック漫筆の安田謙一さんが「私の生活には海水浴や日光浴などと同じ感じの商店街浴が必要」と書いていたけど、私にとって「喫茶店浴」がそれに当たる。

今日は神戸に自由に行けるようになったらやりたかったことを2つ叶えた。

11月2日(火)

旧乾邸のブログの写真を昨日撮影した写真に差し替えた。

歯医者で自費のインプラント手術に45万かかると言われ落ち込む。
年収と同じ額が飛んでいく計算。

ライブにも行ったことがあるSSWの大村みさこさんが引退したことを知った。

西に向かう列車で聴くために中国製のなんちゃってipodにCDから音源を落とす。

11月3日(水)

西日本どこでもきっぷを使って二泊三日の山口県旅行へ。

初日の目的は「47都道府県の純喫茶」に掲載されている二軒の喫茶店に行くこと。

まず向かったのは2015年に訪問したことがある防府市の喫茶店、エトワル。

前日に「喫茶店の旅」を持っていくことを思い立ち、ドキドキしながらママさんに渡した。関係性のない人に読んでもらうのは、はじめて。「後で読ませてもらいますね」と快く受け取ってもらえた。

続いて下関の喫茶パーラーへ。
2018年に休業しそのまま閉店してしまった名曲喫茶こいぬの調度品を受け継いでいる。

店員は菅田将暉のようなシュッとした男性のみ。執事喫茶がコンセプトなのかしらと不思議に思ったんだけど、店を出る際に聞くとたまたま男性店員だけの日だったらしい。

「店内の写真を撮っていいですか?」と聞くと「もちろんです」と言ってくれたのが嬉しかった。

夕方、下関駅前のホテルにチェックイン。下関で独自にgotoトラベルのようなクーポン企画をやっているらしく、3000円分のクーポンが貰えた。棚ぼた。

11月4日(木)

6時台に起床し、7時台の電車で萩に向かう。
到着したのは10時過ぎ。

うどん屋「どんどん」でモーニングうどんを食べてから、菊竹清訓建築の萩市民館へ。職員さんに了承を得て、大ホールを見学させて貰う。
大阪駅前ビルのKING OF KINGSを思い出す、宇宙っぽい照明。ビックバン。

光國本店で自分のお土産用の夏蜜柑丸漬を購入。

萩で宿泊したのは元遊廓の旅館、芳和荘。クレイジーキャッツの犬塚弘似のご主人が良くしてくださった。

11月5日(金)

7時起床。
バスで新山口に行き、在来線で山口へ。どこでもきっぷを使うと数時間かかるところを1時間半ほどにショートカット出来た。バス代が余計にかかってしまったけど、その分観光に充てられるんだから必要経費だ。

山口駅から徒歩15分ほどの「むくの木」という喫茶店でランチ。品のあるおじいちゃんマスターが集めたアンティーク品が店内に飾られていた。

旧山口県庁舎の山口県制資料館を見学後、商店街とデパートを冷やかし、新幹線で大阪に帰る。

お店の方はもちろん、公共交通機関の方、観光案内の方がとても親切で旅の良い思い出が増えた。

何もかも忘れられないよ、お世話になりました。(井上順)

11月6日(土)

起きたら12時を過ぎていた。家でのんびり過ごす。
下関土産の瓦そばを夕飯にいただく。

11月7日(日)

下関の喫茶パーラー(旧喫茶こいぬ)の記事をブログにup。

今週もお疲れ様でした。

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