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喫茶店の人

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喫茶店にまつわる人へのインタビュー
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#人生

喫茶店の人 #6 【珈琲ん】 海老原正毅さん

「“珈琲ん”とのファーストコンタクトは小学生くらいの頃ちゃうかな。トアロード時代の“珈琲ん”は、家族で大丸に買い物に行った帰りに寄ってた。両親ともにクラシカルな雰囲気が気に入っていて、自然と家族連れ立って行くようになってたね」 大人になってからも、家族で喫茶店に行く習慣があったという。そのうちのひとつが夙川の“珈琲ん”だった。 「実家が仁川にあるので、いかりスーパーに行くついでに家族揃って夙川の“珈琲ん”に寄ってた。店名が同じ、コーヒー1杯490円で500円を出したらピカ

喫茶店の人 #3 【珈琲ん】 Sさん

“珈琲ん”の創業者は旧満州国生まれのSさん(87歳)。 物心がつく前に満州鉄道に勤めていた両親を亡くし、天涯孤独になった。日本に引き揚げたものの、知り合いの間をたらい回しにされながら育ってきた。身寄りのないSさんを引き取ってくれたのが神戸の人だったので、神戸には恩と思い入れがある。 「自分で学費を払いながら香川大学を卒業した後に、ドイツとの関わりが深い徳島高等工業学校(旧制専門学校)に行きました。その学校の関係でドイツの客船“オイローパ”に乗務員として就職。船内の調理を担