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インターン藤井 2023.02.22

はじめまして!

今週からインターンでお世話になっている藤井と申します。

はじめての東京暮らし、はじめての出版社、はじめての本屋…と「はじめて」ばかりの仕事と生活ではありますが、そんななかでも日々楽しみとやり甲斐を見つけて、自分のペースで有意義に過ごしております。

早速ですが、ここ2日間の振り返りを簡単にさせてください。

①昨日(21日)は、午前に発送作業などをメインにさせていただきました。

そのなかで最も印象的で、かつ力が入ったのはポップの制作です。

自分が面白いと感じたり、思考を揺さぶられた名著の魅力を、短い文字で、しかも多くの人に伝わるような鮮やかな言葉で表現することは、とても難しい仕事ですね。どうしても人口に膾炙したフレーズを並べてしまいます… エッジの効いた言葉では伝わらないし、かといって紋切り型の語句でも響かない。その両端を頭のなかで往き来しながら、最適な言葉を探しました。

言葉を尽くして精選しても、まだどこかその本の魅力を十分に表せていないような気がして、何度か書き直しようやく完成したのですが、「完成か」と問われればそうは言えない感じもします。

しかし、著者の言いたかったことに寄り添い、地上から水面を眺める人びとに対して著者の想いを水中から押し上げるようなポップ制作の仕事は、やっていてとても心地よかったです。その本の内容がもっている潜在的な力を現わすために、著者と読者、世界と人びと、死者と生者、思考と言葉など、さまざまな〈あいだ〉をつなぐことがポップをつくるということなのだと、教えられました。成果物としてはあまりうまくいっていないと思いますが…(笑)

②今日(22日)は、午後から小学校を訪ねました。

かよさんが「起業」というテーマについて授業でお話しされ、僕はほとんど聞いているだけでしたが、子どもたちが想像以上に関心をもっていることに驚きました。すでに具体的な目標をもっている子ども、抽象的だけどやりたいことがある子ども、まだ思いつかないという子ども、周りに合わせて真剣に考えることを避けているような子どもと、リアクションはさまざまでしたが、今後も「起業」について考えることを通して、世界への新たな視座が育まれるだろうと予感されました。

来年度1年間かけて「起業」について(おそらく総合的な学習の時間を使って)考えるそうです。授業後、かよさんは「起業の話をしたけど、「サラリーマン」とかを正直に言ってくれてよかった」という旨を仰っていました。それは「好きなことをすることが「起業」である」という、かよさんの起業思想が垣間見れた瞬間でした。狭義の起業ではなく、より広義な起業というアイディアは子どもたちにも十分届いたのではないでしょうか。成果発表会などがあれば、ぜひ出てみたいですね。

今回のところは以上とさせていただきます。

またもう一回ぐらい更新できれば… と思っております!

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