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34日目:『窓際のトットちゃん』を観た。 ※ネタバレあり


先日観たトットちゃん、とても良かった。
なんか終始泣いてた気がする。
こんなオルタナティブスクールが戦時中の日本にあったなんて、
後世まで伝えてくれて、本当にありがとうございますと小林先生に伝えたくなった。

いちばん好きなシーンは肥溜め(正確には便槽?)で財布を探すシーン。
肥溜めの中身(いやもう、見まごうことなき中身)を地面にひっくり返して財布を探すトットちゃん。
思わず笑いがこぼれる。なんてこったい、こんな場面遭遇したらひっくり返りそうだ。
それを校長室?から見かけた小林先生。

「何してるんだい?」

「お財布をね、落としちゃったから探してるの!」

「…。綺麗に戻しておくんだよ」

のみ。
それだけ。
小林先生のあの言葉かけ…もう感服。
授業中も延々と探し続けたトットちゃんに、先生が夕方になって再度声をかける。

「見つかったかい?」

「見つからなかった」

と首を振るトットちゃん。

「でもいいの、いっぱい探したから!」

なんと……!!!
言葉が出ない。
それよ、そのやり切る体験をしてほしいのよ、私は。
汚れた服も、きっと何も言わず着替えさせてくれたんでしょう。
あんなふうに教育現場が子どものやりたさを認めてくれたらな…!
その前に大人が、自分を認める練習をしなきゃね。


小児麻痺の泰明ちゃんとの関わりもとても良かったなぁ。
インクルーシブとか難しい言葉使わんくても、人と人との関わりを地でやっている。
ケンカを平和に終わらせる手立てを知っているのも良かった。
そのままを認める教育は、競争はあっても争いは生まないなぁ。

トットちゃん、もうどこも映画館上映は終わりかな。
映画館で集中して観れるのいいよ。
アマプラでもきっとそのうちやるので、ぜひ。

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