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29日目:研修生の頃のこと

先日、1年間お世話になった自然スクールの秋祭りがあった。
1年に一度顔を見せに参加しているけど、そこで出会った夫ともども、行く直前は何となく緊張してしまう。
なんでだろうね。
きっと、研修生の頃を思い出すからだろうね。

人が成長するための区分けとして、コンフォートゾーン、ストレッチゾーン、パニックゾーンの3つがある。
今でこそ笑って言えるけど、当時は割と毎日がパニックゾーンだった。
一緒に働いていた先輩が苦手な印象だったことに始まり(前職時に軽くパワハラをされた相手と重なったこともある)、
苦手な料理の段取りを考えたり、大人数の料理を作ったり(どれくらい苦手かというと、泣きながらご飯を作るくらい)、
主の業務がやりたかった子どものことではなく、苦手で不得手な事務仕事だったり…。
いやよく頑張っていたよ。
もちろん、望んで身を置いていたんだけどね。

今だにあそこに行くと、どう見られているかを気にしてしまうから緊張するんだと思う。
食や宴の場を大事にしていたから宴会の場で自然にもてなすことも教えられたけど、
正直に言えば、私は断然もてなされたいんだよなぁ(大の字)

研修生を終えて4年が経つ中で、自分の得意や苦手、やりたいこととやりたくないことがどんどんはっきりしていった。
今、「私はもてなされたい派!」と言えるようになったのは、あのときできなかったことだ。
それでいいし、いいと思えるようになったから、昨年の”帰省”より緊張しなかったんだと思う。
研修生2年目をやりたいと言った時、「ことりちゃんは外に出た方がいいよ」とにこやかに断られて泣いたんだけど、
私はきっと、外に出て絶対よかった。

あと、自分で場を作るときにさっと場を整えようとする自分のことも、気持ちが良くて好きだ。
そんな自分がいるのは、泣きながらオロオロしながらも、積み重ねて学んでいった経験があるからだよね。

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