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2月24日

昨日までせかせかとしていた日だったけれど、この日は振替休日だったからか、とても穏やかだった。

私は沈黙は金と同じような意味で、秘すれば花という言葉を大切にしている。

喋るべきことをサッと喋れる人は案外多い。口は意外と器用なもので、なんとでも言えるのだ。私は口のうまいひとを絶対に信用しない。

しかし、黙るべきときに黙れる人はなんと価値のあることか、と小学校のときから思っている。

小学生のころは、全校集会などで、先生たちによく「静かに」とか、そういうことを注意される。大人になってからは、それは言われる前に空気で感じなければいけなくなるけれど。

私はお喋りが大好きだけれど、人一倍空気を読む子供だったので、そういう場所に行くとさっと静かに待機するのが得意だった。まだみんな喋ってるなぁ〜というのを呆れながら見つめている子供だった。

大人になって形は変われども、黙るべき場所、機会というのがしばしばある。

一言余計なことを口出してしまう人

できないことをできると大口を叩いてしまう人

自分のことばかりを誰もきいていないのにベラベラ喋る人

すぐそこに当事者がいるかもしれないのに大声で悪口を言う人

その道のベテランの人に知ったかぶりでアドバイスしてしまう人

挙げるときりがないほどだ。私もたまにやってしまいそうになる。

ああ、今の一言は余計だったと猛烈に反省する。口から出た言葉は決して戻ってこないのだ。

責任を持って発言する人だけを私は信頼する。

そんな2月24日。

エチカ

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