4月2日
いつでも、それを始めた目的のところに帰ってこれる人は強い。
だから、なにかを始めるときに自分はなんのためにそれをするのか、ということをはっきりさせる必要がある。
会社を起こすにしろ、住む場所を変えるにしろ、学校を選ぶにしろ。
なんとなくやってみたいから、と始めたことに後付けで目的がついてくるパターンもある。それが自分にとって楽しいことなら「人生を楽しむため」という目的でも構わない。
「人のために」何が出来るか、おでこが熱くなって湯気がでるほど考えたことがある。
そのときの環境では、起業したいというような大きな夢をもった同世代の人たちのなかで、私はあまりにも世間知らずで何をしたいのかも明確にわからずにいた。
「人のために」と考えたけれど、結局すべて自分のエゴであることに気付いて自分の浅はかさに落胆した。
しかし、見返りを求めないことなど不可能だ。なにか良いアクションを起こせば、自分にもいいものが帰ってくることを期待する。
おでこを熱くして考えたその経験は、自分のエゴが結果的に誰かを喜ばせることにつながれば良いのだ、と開きなおるきっかけになった。
物事を進めていると、最初抱いていた目的を忘れてしまう。なぜそのアルバイトを始めたのかということを忘れて、目の前の業務がつらいということだけで頭がいっぱいになったりするのだ。
そのとき、自分がかつて持っていた目的を思い出せるかどうかは、継続のための大きな原動力になる。
目的とは、自分が決めたという意思の証拠だと思う。
そんな4月2日。
エチカ
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