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2023年 ハマった曲30選

拝啓。Spotify様。

この頃は、良かったなぁ……











アプリケーションにおけるアップデートというものは時に悪影響を与えがちである。慣れていた操作がやりづらくなった!、読み込みが出来なくなった!、みたいなSNSでの嘆き、よく見る。


新しい何かが追加され、慣れない操作に苦戦し、文句を垂れ流しながら何だかんだ慣れてきて、そしたらまた何かが追加され…の繰り返しが基本線。ユーザはその気が無くてもある程度腹を括って便利を手にする必要があることが多い。


しかししか~し。時は今年の5/28。敬愛なるSpotify様がそんな概念をぶっ飛ばす良い事しか無い特大バッフバフアップデートを敢行してくれた。



ピン留めが、いっぱい出来るようになったのだ!!!
\ドーン/



それまでSpotifyはプレイリスト等々のピン留めを4つまでしか設定出来なかった。私は毎年のようにその年好きになった30曲を一纏めにしてシャッフル再生しまくる遊びをしている。最早コレクションとなっているこのプレイリスト達は極力ピン留めしておきたい。


しかしこんなオタク遊びも気づけば5年目。このままでは画鋲が足りない。4年前のプレイリストをピンから外して棚に閉まっておこうと思っていた時、このアップデートだ。何のデメリットも無い。最高だ。てかさなんなら四角くなってるよ。四角く。ありがとうSpotify。ありがとう世界。生きててよかった。本当にありがとう。\ワーイ/









その後、時は(3日間だけ)経ち6/1。






おい



どうしてだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!;;











と、いうわけで今年の大晦日もやらせていただきます。小鳥です。あの後からSpotifyはバグって「4個まで!💢」と言いながら6個ピン留めできています。ツンデレ?


前述の通りですが、毎年Spotifyジャングルをマイペースに泳いでいる私が今年集めたすこすこ30曲+αを紹介していきます。少し長い記事とはなりますが目次も掲載しますので、ピンときたタイトル曲をちょろっと見るのもよし、好きなアーティストを探索してみるもよし、ぜーーーんぶ読んでみて年末年始の暇つぶしに使うもよし。好きに使ってね。


では紹介の前に自己満で作成したルールを少しだけ。

・2023年度リリースの曲を厳選している訳ではありません。どちゃどちゃに昔の曲も出てきます。それもまた一興。



・ランキング化は敢えてしていませんが、記事の後ろの方に行くにつれてどんどん好きだった曲にしています。



・今年"は"1アーティスト2曲の制限をかけることに成功しました。2曲出てきたアーティストは中の人大好きビームです。



・紹介に際してYouTubeの動画を毎曲掲載しますが、時にライブ映像になっていたり、時にYouTube Music経由で現れた音源動画になっていたりします。
記事の最後にSpotifyのプレイリストを掲載していますので、「ちゃんとした音源を確実に聴きたいぞっ!」という方が居たらそちらを是非覗いてみてくださいませ〜。

はい、こんなもんっすね。ではでは、いってみよ~う!




絶望さん / めいちゃん

『絶望』だけだとかなりダーティーなイメージを持つ中で『絶望さん』とすることで少しの親しみやすさを加えているタイトル。それに対して曲は落ち着いたダークな部分はありつつサビで管楽器を使用するなど少し希望の光が見えるような雰囲気を曲調から感じる。そんなタイトルと曲のマッチが抜群な作品を、歌い手としても活動するめいちゃんは人間の暗い部分を写し通す様な歌い方を暖かい声質で歌う。マジで分かってる。最高です。


悶々 / Code・Lee(李)

軽音サークルで何度か(へっぽこ)ギタボをやらせて頂いた思い入れが深い曲。コピーした曲はライブのデッドライン迄に“練習の一貫”としてグルグル聴くことになる為このようなオタクプレイリストに入ることは無いのだが、この曲に関しては先に見つけていたら即ハマっていただろうなと思うほどツボにハマった例外の曲だった。
兎に角ね、ベースがめちゃくちゃ好き。ドラムのハメ方もめちゃくちゃ好きなんだ。へへ。


KAMIKAZE / Dannie May

ありがとう、Dannie May。時々私にぶっ刺さる曲をリリースしてくれて。
リズムを意識した中毒性の高い歌詞と歌い方がAメロ→Bメロ→サビという流れの中でどんどん強くなっていく。そして気がつけば私たちの足はバスドラムの如くステップを踏んでいるではないか!!沁みるう~~~!!!
余談だが、成績発表日の0:00にKAMIKAZEを吹かせようとこの曲を爆音で流しながら成績開示をしたところ、しっかり上振れた。そこの貴方、お試しあれ。


強風オールバック / ゆこぴ

”ゆこぴ”なのか、”Yukopi”なのか。僕は"ゆこぴ"派です。きのこたけのこ戦争、やりますか?
私、そして恐らく私たちのYouTubeのオススメに突如現れ続けたこの曲。逆張り人間こと私はそんなYouTubeアルゴリズムを暫く無視していたが、見る度に20万、30万、50万、70万と再生回数が伸び続ける様を観測し、100万を超えたタイミングで自ら仕掛けた戦争に敗北宣言をした。めちゃ面白い曲だった。
ちなみに中の人は「オールバック」の部分が「オッズパーク」に聞こえることからタイアップを(勝手に)期待していたが、実際にタイアップしていたのはオッズパークでは無く日清だった。ぴえん。


レイン / シユイ

レインって名前の曲、神曲になりがち。
跳ねるようなイントロ〜AメロからBメロで少しゆったりとなり、大きく弾けるサビへ。そう、このサビがエグい。どんどん音程が上がりピークに達した瞬間に転調してガクンと下がっていく展開が、エグい。この瞬間に私の手がプレイリストにインしていました。
ちなみに声もめっちゃ好き。女性らしさをベースに少し低めな大人っぽい歌声。最高です。


リルビィ / 空白ごっこ

いやさ、つい最近聴き始めたんよ、空白ごっこ。まじでいいっすね。ちゃんとハマってます。
めっちゃかっこいいバンドサウンドの中、ベースが打ち込みの独特な音色。バンドサウンドって生ベースでゴリゴリ行くのが相場のように思えるが、この正統派から外された音色は非常に新鮮で好きだった。元の味を崩さずに「あ~いいね~~」となるナイスな味変といった感じ。
そしてボーカルの歌い方がとても好き。感情たらふく乗せて飛ばす感じが中の人好みだ。


残機 / ずっと真夜中でいいのに。

ずとまよ、ずっとハマるだろうなぁと思いつつ何を血迷ったのかこれまでしっかり聴いてこなかった。はい、逆張り。
このバンドのイチオシであるベースのテクさとエロさをこれまでになく全面的に押し出しバンドミュージックを引き立てている感じが堪らない。
…え、ちょっと待ってください?これが、EDソングですか?しかも1話分だけ?やばすぎでしょ。絶対楽しい。
ちなみにこの楽曲は今年の最初期からずっと聴いておりカラオケの持ち曲にもなった思い入れの深い曲でもあります。


灰色の呼吸 / Cat Yawns

これほど自然に聴ける3拍子って、中々ないと思う。
キレのある部分とゆったりとした部分をしっかり使い分け切り取ってくれるのが聴いていて心地よい。そんな心地よさの中にサビではベースがドーンと来てくれるのが丁度良い重さで最高。ラストもめっちゃいいです。必聴。
ちなみに最近歌に対して3度上のハモリを自然に歌えるようにお風呂で練習をしている私が一番ハモリやすいと感じている曲です。声質が合うのでしょうか。…おっと、誰得情報でした。


包まれた街 / 羊の群れは笑わない。

今や知らない人は居ないであろうキタニタツヤが学生時代結成していたバンドから。ちなみに中の人は「それ、キタニタツヤだヨッ!」と言われるまで声がキタニタツヤであることに気が付かなかった。
乱発される体系的な変拍子とギャンギャンとしたギターサウンド。キタニタツヤ名義で出す曲はどこかお洒落な曲が多い(気がする)が、このようなゴリゴリロックに対してもキタ兄の声がめちゃくちゃ合っている。なんでもいけんのね。


Tiny / Van de Shop

ジャズベースの乱れ打ちされる感じが堪らない一曲。
アルバム「鯨骨群衆」はローテンポなお洒落ナンバーが連ねる中、このTinyはマイノリティを主張するようなハイテンポ作品で他の曲と比べより一段と輝いて見えた。ジャズ特有の疾走感が彼らのお洒落をしっかりと拾っている。
特にピアノが曲に重厚感を与えていてとても良い。生を感じるピアノだね。


踊れない / KAFUNÉ

踊れと言わんばかりの邦楽ダンスミュージック。
キラキラとしたシンセが映える正統派な中毒曲だが、その中でしっかり尖ってくるサビが良い。「踊れないわ~^^」と連呼させて踊らせてくるのがめちゃくちゃ好き。そしてその裏で大暴れしているラスサビのピアノがもっと好き。それが終わってスンッとなるイントロの転調アウトロがもっと好き。あぁ、この曲、ほんとに好きですわ^^


太陽 / a子

今年の私の音楽情勢を語るのに必要不可欠なアーティストだ。
アンニュイな雰囲気に彼女の声が本っっっっっ当に合いすぎている。そしてサビではこれまでの雰囲気を維持しつつ耳に残るメロディを奏でていく。おーい、最強かてぇ~…
この曲、なんといってもベースが映すぎだ、まじエロい。雰囲気を壊さない程度の丁度良い暴れ方が超Good。自由に動き回ってくれて、助かるわぁ〜…


biscuit / 小林私

中の人はアコースティックな小林私が王道かつ最強で好きだが、バンドサウンドにアレンジしたこの楽曲は管楽器を中心に素晴らしい足し算をしていると感じた。その中でも埋もれない、声を荒らげる歌い方はブランド力抜群。
そしてLoveなのが曲展開。2番までキャッチーな音楽を繰り広げ聴き手がノリノリになってきたタイミングでBPM及び曲調をパッと変えて聴き手を裏切る流れが聴きごたえを演出。ちょ~楽しい。


uragaeshi / Ilie

イントロで即プレイリスト入りした曲。すっきゃね~このイントロね。
現在はアイドル音楽ユニット“REIRIE”で活動している金子理江がllie名義で活動していた際にリリースされた1曲。作詞作曲を務めたサクライケンタの創り出すポピュラーな音楽に対してllieの声がとても合っている。特に可愛らしい音が鳴るシンセはllieとの親和性が高く、かっこよくも出来る曲調をllieの世界に落とし込めているように感じた。


凡人様 / 紫 今

哀れな表現をしよう。この人が本物の天才だ。
作詞作曲は勿論映像やイラストまでも自身でプロデュースする人が凡人なわけが無い。ラスサビ後にあんなホイッスルボイスを出せる人間が凡人なわけ無い。私のような奴に過去にも天才だと多く言われてきたのだろう。
だからこその1曲。軽い言葉を投げかけてきた方々に対して狼の如く噛み付く様子は自身の為のアンチテーゼなのだと感じた。
お門違いだったら、ごめ~んね♡


mirror / Hakubi

今年行かせてもらったEyeのリリース記念ツアーファイナル。予習兼復習で昔触れていたHakubiの曲を聴き直しBメロの展開を中心にこの曲が大きく刺さる。それどころか件のライブでmirrorを思いきり好きになってしまった。
自身の後悔を吐き出す昔と、そんな昔のような自分になって欲しくないと叫ぶ今。曲中に繰り広げられるMC含め、昔と今で捉え方に大きな変革が起きた熱い曲である。ライブ、かっこよかったなあ。


mine / はしメロ

↑この状況、何???お洋服濡れとんで。
こういうチルくてどこかアンニュイな音楽を毎年入れたくなる。『mine』はクラシックピアノがこの感覚をより引き出しているのが特に良い。
らしさを出す歌詞の部分では可愛らしさがありつつ、チルさを押し出す歌詞ではどこか大人な声質を出していく。曲作りだけでなくその歌い方にも拘りを十分に感じる逸品だ。特にさ~「逆走中ぅ」の歌い方がさ〜本当に好きなんよ~~~~〜


首都雑踏 / 水槽

ここ1,2年で最も推しているアーティスト。3rdコンセプトアルバムが出たからこそ1stのリード曲を聴きたくなった。そしたら、ハマった。
水槽の重心の低い歌い方と過去の音楽履歴から着想を得たキャッチーな音楽が私を突き刺してくれる。この曲にも好きの理由が詰まりに詰まってるのだ。さらに少し早歩き気味なBPMは雑踏の名に相応しく、心地良さの中に疾走感もあり非常にクール。
皆さん、水槽さんの音楽、ぜひ、聴いてくださいね(懇願の眼差し)。


ファフロツキーズ / Crab 蟹 Club

毎年恒例、中の人が大好きな「言葉の密度が濃い」曲。言うなればボーカルが早口で楽器のように細かいリズムを刻み続ける曲だ。似たような曲あったら僕に共有してください!!!
Aメロ、Bメロのボーカルが音を埋め楽器隊が音をカットしてキメる感じ、めちゃくちゃ良い。特に全体通してドラムがとてもいい味を出しているなぁと感じる。イントロのスネア、この曲の味が出てて、とってもすっきゃねん。


待ったなし / 富田開登

「見つけてしまった」という言葉が相応しかった。子気味良く刻む楽器隊のメロディに引きずり込まれあっという間に2分半が溶けていく。サビで一瞬止まる空白も堪らない。「すんげぇもんげぇ」という、第一印象。
これがデビュー曲であることにやや驚きを隠せなかったが、調べてみればYouTubeで様々な音楽分析動画を上げている有名音大卒の方だった。納得中の納得。すんげぇもんげぇ人でした。


途方 / 青く滲んだ月の行方

透明感の中に爽やかさの色がある、キリンレモンのような声。チルい音楽に爽やかな甘さを感じる声がそれはそれはマッチしている。
そしてもっと良かったのがサビの心地良い裏切り。思わず「ありがとう〜;;」と漏らしてしまった程に最高の1音であり、ボーカルもその1音で最適解の一手を指している。ありがとうございます。
この楽曲は小説×音楽のプロジェクトの中で生まれた曲らしく、この前本屋で必死に探したが見つからず。こういうの大好物なんで今度Amazonに頼りますね。ぐへへ。


愛の唄 / Myuk

MVが、かわよい。
イントロで少しゆったりした曲なのかと見せかけた所の「la」で全てを覆してくれた。そして聴き進めれば、同じ様な音が来るサビのラストで敢えて更に3つ4つ持ってくるのがこの曲のアイデンティティを引き出している。ここを聴いた瞬間、私はプレイリストに入れた。
まぁさ、何言ってるかわかんねえと思うから、取り敢えず、聴いてみてよ。
それから、歌声が好き。細かなテクニックを至る所で発揮し自身の世界観を引き出している。ライブ、行ってみたいな。


シャウりータイム / 空白ごっこ

ボーカルが楽器のように歌うのに対して楽器隊がそのリズムに合わせていくのがすこぶる良い。キャッチーさがたまらないのだ。チェッチェックチェッチェックベイベー。
同アーティストで同じくリスインした『リルビィ』ではボーカルの「感情たらふく乗せて飛ばす」歌い方が好きだと述べたが、その傾向はこの曲の方がより顕著であり、そこも中の人好き好きラブリーちゃんポイントである。
『シャウりー』は"シャウエッセン"のシャウりー。どんな音楽に対してもしっかりアプローチできるからこそJロックとJポップの間を行くような曲をCMソングとして提供している点に空白ごっこというアーティストとしての強さを感じた。
最近この曲めっちゃハマってるから文が長くなっちったよっ。


Somewhere / tiny yawn

MVが神。(あまりMVを見ない私が)今まで見てきた中で1番好き。マジで一見の価値あります。
曲はというと、どこか暖かい楽器隊が、暖かい歌声にマッチしているのがとっても良い。初夏の緑も見えるし、夕焼けも見える。最近寒いけど夏にまた聴きたいな。
耳元で絶え間なく流れ続ける細かなメロディが私の心をくすぐる。中心には真っ直ぐなボーカルがいてくれて安心する。そんな出し入れを同時に供給してくれるこの音楽を私は一年中聴いていた。無人島に一つだけ持っていけるとしたら、サバイバルナイフでも船でもなく私はこの曲を選択します。



と、いうわけで、私は少し執筆に疲れてきました。今年、1曲1曲に対して溢れる想いを書きすぎています。あなたは疲れていませんか?

というわけで、箸休めという程でもありませんが、ここからは新たな試みとして【番外編】をお送りします。

様々な訳アリでSpotifyのプレイリストに入れなかった、だけどめっちゃ紹介したい、これがないと今年の私は語れない!!!!!!!!!!!!

という曲を少しだけ、ご紹介します。

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呪詛 / 城戸胎生

最後の最後まで入れるか悩んだ一曲。31曲目を選ぶなら間違いなくこれだろう。今年のかなり初期から聴いていたと思う。
王道ロックの曲調を基盤とする中、この曲はその基盤を真っ向からぶち壊しアルバムの1曲目に持ってきていた。スーパー尖っている曲構成に私は心を奪われたよ。いいぞ、もっとやれ!


六月は瑕疵のたまり、給水塔の下には死体が埋まっている。 / Naraka; Hold onto Holon

2021/12/31に解散したSloyd Nodeから、Gt.の鵠沼鎖線が立ち上げたソロバンドプロジェクト。変拍子と多様な展開を基調とするピアノ・マスロックは更に色が強くなり、そこで生まれた振動の波に比例するかのようにコミュニティの和が拡大を続けている。
フルで聞けるのはSoundCloudにて配信されている1stDraftのみで少々midi感が強めだが、ライブ映像にはその曲がイキイキと過ごしている様子が見れるはずだ。ライブ映像開始直後の鬼手拍子が出来るようになるまで聴き込もう。
余談だが、ブランディングから溢れ出るプログラミング感、同業者の香りを感じる。


楽園の君 / österreich - 水槽

「歌うトラックメイカー」の名に相応しい作品。
歌い手としての水槽節をヒシヒシと感じるのは当然の事ながら、この作品はArrange Coverと題し彼女自身が音源を1から作成しているのが注目ポイント。本家の感触を大切にしつつ自身の拘りを存分に入れ尽くしたバックミュージックは一聴の価値あり。ぜひイヤホン / ヘッドホンをつけて聴いてみよう。
ちなみに個人的には同年に発表した 熱異常/いよわ のCoverの方が好きだったりする(おい)。やっぱさ〜いっぱい紹介したいんよ推しだから〜〜こちらも是非聴いてみてね〜〜〜〜〜!!!


やや左側にかたよった教育番組 / バーバパパ - 鍵を返せ

『ヴィエ』を筆頭に多くのヒットソング、ヒットムービーを生み出し続けているバーバパパの楽曲をカバーした作品。
ぶっ飛んだ歌詞を大真面目に歌い演奏する作品、好き。面白さがあるし、謎の感動すら覚えてしまう。当バンドのボーカルのようなふわふわボイスの持ち主が歌うなら尚更のことである。
ボーカルを中心にフォーカスしてしまったがカバー作品として完成度がかなり高い為、一度は耳にして欲しい作品である。


限界さだまさし / もののけ












…はい、というわけで番外編でした。

残り6曲、今年のMVP級作品を残しております。好きすぎてやばいです、残りの6曲。

楽しくなってきた~~~!!!
では、どうぞ!

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Ratpark / PEOPLE1 feat.菅原圭

この企画(?)で毎年のように名前があがる、PEOPLE1。皆勤賞じゃない?
そんなPEOPLE1だが、この曲が私のPEOPLE 1's No.1を大幅更新した。
曲のキャッチーさも然ることながら、驚いたのが菅原圭の歌。秩序の中に潜む狂気を余すことなく感じるサビの表現力。そんな引き出しを持っていたのかと目を丸くしたし、それを引き出せるPEOPLE 1が本当に最高すぎる。好き要素全開の曲に秘密兵器を投下され、そ~れはもうメロメロのメロ。
毎年想像を超えるステップアップを見せるPEOPLE1。来年は何処まで行ってしまうのであろうか。マジで楽しみだ。


JELLY / ill hiss clover

2013年リリースのアルバム曲。あの頃の次世代感は10年経っても健在なのだと思わせられる。
ボーカルは楽器のように演奏してくれる。ありがとう。大好物です。楽器隊も愉快でライブに足を運んで身体と右手をよいよいと踊らせたくなる。ありがとう。大好物です。
特に心奪われたのが2:50付近から大サビへ弾けるシーン。キタ━━ヽ(´ω`)ノ゙━━!! すぎる。鳥肌。失神。本当にありがとう。超大好物です。このひとつの空白で私はすっかりill hiss cloverの虜となった。


Talking Box / WurtS

WurtSの代表作と言って差し支えないダンスミュージック。
この曲の醍醐味は何といってもサビだろう。歌詞が消されたEDMが我々に踊りたくなる欲を掻き立ててくれる。特に中の人はサビ後半に上の方から聴こえてくるシャカシャカがめちゃくちゃ好きだ。多分ね、フリスク振ってるよ。シャカシャカと。知らんけど。
現在YouTubeやSpotifyでは同タイトルのDirty Pop Remixが1番再生されているが、私は1番と2番で同じサビが繰り返されより中毒性の高いオリジナルの方が好きだ。WurtS、最近よく聞く名前だな~位の気持ちで色々聴いてみてよかった。ぶっ刺さり曲、発見致しました!!


パレイドリア / 須田景凪

出会いのきっかけは何気ないカラオケでの先輩の選曲。あまりにも自分好みな曲調に圧倒されてしまい、先輩の歌声はほぼ通り抜けてしまっていた。
バンドセットのカッコよさ、突き抜けていく中毒性、お洒落用語で韻を踏んでいく響きの良さ…。す、すきぃ…。先輩のにこやかな「これいいよね~」に首をブンブン縦に振った。
聴き込んでいくうちに、止まらない疾走感に対して中毒性全開の歌詞を並べ駆け抜けていくその様が、ボカロ畑から有機な声へと変化させ戦い続ける須田景凪そのもののように思えた。シャッフル再生時にこの曲のイントロが流れ始めるといっつもニヤけてしまう。私は今でも『パレイドリア』の虜だ。


暴く春 / a子

やられた。新宿の人通りの多い地下通路で「うわぁ~~~~~~」って顔、しちゃった。向かい側からやってくる人に、ガン見、されちゃった。恥ずかしいな。
重量感のあるイントロが終わり次に耳に入るのはa子の繊細な声。Spotifyの機能で背景にa子の顔が映っていた為、イントロ中に脳で勝手に歌声を想像していた私はその繊細さにまず裏切られ、ニヤける。Aメロ,Bメロと湿度の低いファルセットが続き、スルッとサビへ。サビでも変わらず繊細な彼女の声に耳も慣れ始めた頃、私はまた裏切られる。最後に聴こえたのは、彼女の魂。緩急を巧みに操る軟投派投手の決め球ド真ん中ストレート。突然の生命感に、私はニヤけを止めることが出来ない。3分半の時間で私は2度振り回され、文句無しでプレイリストにぶち込んだのだった。


MATSURI / ill hiss clover

今年のベストソングであり、今年のベストアーティストだ。暫く活動の音沙汰がないのが悔しくてしょうがない。
まず、開幕のスネアで大勝利。優勝。こういうシンプルに心をグッと掴む始まり方が大好きだ。曲全体を通してもこの曲は最初から最後まで本当にドラムが最高すぎる。ここまでリムショットの乱発が似合う曲もそう無いだろう。
各パートが枠に外れない範囲でキャッチーに暴れていることから曲としての美しさが増幅されつつ全くごちゃごちゃしていないこのバランス感覚が凄い。素晴らしい均衡を保ったまま曲は進み続け、私たちの心が高揚していく。そしてラスサビまで来て大きな満足感を得始めた時に突然バチッとやってくる電源OFFのひと手間で私たちの満足感がさらにもう1段階上がっていく様も堪らなく好きだ。
これがなんと2012年リリース曲。2012年といえば私はまだ9歳だ。小学3~4年生。サブスクリプションサービスという魔法に、感謝してもし切れない。
『MATSURI』と言うだけあって、思い浮かぶ情景は夜のお祭り。若さの残る大人びた音楽の雰囲気が堪らないし、サビに弾ける感じはまさに打ち上げ花火そのもの。祭り特有の高揚感をお洒落なナンバーで感じ取ることが出来る。本当に好き。
暫く活動をしてないとはいえ、人生の中でまた心の底から推せる存在に出会えてよかった。そんな事を感じた、2023年だった。












はい、全30曲+αでした。今、10,026文字らしいです。初めて5桁に到達してしまった。今年の記事はちょっと張り切りすぎちゃったかな…笑


今年はこれまでよりも沢山のオススメ曲に触れて、本プレイリストも吟味しました。毎日note更新しているわけでもないのに誰がこの記事探せるねん、誰がこの2時間弱のプレイリスト回すねん、と言われればそこまでですが、自己満足の延長線としてあなたに何か届けることが出来ているなら、、、うーん、セーフですね。セーフ。謎に時間かかってますからね。えぇ。


では、Spotifyプレイリスト(+α)を最後に貼ってこの記事を締めたいと思います!



あーー、そうだな、これまでの記事も貼っちゃお。よかったら覗いてみてね笑


ではでは!また来年の大晦日でお会いしましょう~さようなら~~~~





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