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今日もお腹の腹水と、くらす。
婦人科検診(子宮頸がん検診)に行った。2年ぶり、かな。
職場を辞めてしまったので、職場から「健康診断受けろー!」という強制力がそばになくなってしまい、おまけにうつの波にさらわれていた。
波を抜けたと思ったら、自己免疫疾患の再発。去年11月から、2週間に1回採血の日々。嫌でも基本的な血液検査結果が分かるので、もう健康診断はいいかなって思っていた。
だが一応、医療従事者なのと、まだもう少し子どものちーちゃんを育てる義務期間が残っているので、私の体をまだ動かしていく義務があるので、少しずつ、他の検診を受けることを決めた。
かかりつけの婦人科で自治体のクーポンを使って、子宮頸がん検診と経膣エコー。いつもせっかちで早口な先生(割とそれでも嫌いになれないタイプの先生)の検査は慣れた手つきで、そして技術も素晴らしい。
あの手の検査はだいたい痛いか不快がつきもの、だろう。
だが先生の検査は全く痛くない。受ける私も慣れっこ、なのかもしれない。何ならもう配慮のカーテンもいらないと思っている。エコーの画面見たいなと思っているくらいだ。いつも先生は何かしら話かけつつ検査をすすめ、私も頷いたり返答したりして検査を受けてる。
「まだ、いるねぇ。あの腹水」
先生はエコーしながら、言い放った。
あぁ、いたね、そういえば、そんな子。
私のお腹には、腹水が存在しているのだった。生理的範囲で腹腔内に水がたまることはあるそうだ。
私の場合は、その「生理的範囲」にしては、多めだ。
4年前、どうにもこうにも左下腹部が痛くて、婦人科検査フルコースをした。MRIも撮影して発覚した、私の腹水。卵巣や子宮は問題なし。どうやらこの腹水が原因かもねって話で終わった。痛みがひどくなることもなく、たまに受けるエコーで腹水が増える様子はなかったので、そのままになった。
久しぶりに再会した、私の腹水。
お元気でしたか?
え?私が元気じゃないから存在しているの?
警告の証、なの?
そうか、そういえばちょっと前になぞのめちゃくちゃ激痛があった。
先生:「ご飯食べてる?食欲減ってない?」「なんか自覚症状ある?」
エコーしながら、先生から質問攻めにあう。
私:「モニカ病、が・・・」
先生:「え??なんて」
私:「いや、なんか急に突然肛門あたりがいたくなったことが…」
先生:「うーん、まぁ、量が量だから、大丈夫だよ」
なんの確認だったの?
はてなだらけでエコーが終わった。
エコー後、先生からは
「あなた、自己免疫疾患もあるし、まぁ、自覚症状微妙だし、量が量だから、気にしないでいいよ。今はねー。たぶん、大丈夫。」
という謎の締めくくり。というか、不安。
でも気にしても、腹水増えるのかなんてなかなか分からないから、
症状が出てた時、その時はその時で、でいいか。
あの子と、一緒に暮らしていればいいのか。
共存、だな。
今日も私はお腹にあの子を抱え、暮らす。
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