映画「デュー・デート」感想

 「論理的である」というのは現代人にとっての陥穽だ。数式や定理ではないそれは、万人に通じるという前提を持たないにも関わらず、有効性を疑われない状態に置かれている。論理性とは、個人の解釈に世界を矮小化するための筋道に過ぎず、物語化された後の世界が第三者に対して常に意味を為すわけではない。究極的に論理と宗教とは同義であり、それゆえ人間が二人いれば、この世に新たな教義が顕現する可能性がある。その特殊性こそが、人と人との関係性として、人生へ新たな意味付けを行うのだ。

 小生はそろそろ、頼みにならない相棒しかいないこのインターネットから抜け出し、現実のファック野郎とトレイラーでアメリカを横断したい。

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