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【仕事で知り合った男との恋6】なんかあった(どうにも自己処理できないので文章にしてみる)

じろうさんとは、たまにごはんに行っていた。
毎回毎回、もしかして彼女と別れたのかもと期待して出かけていく私。

2022年5月3日
約1年7か月ぶりに会った。焼肉。
お正月休みの話になり、彼女と沖縄に行きましたと言われた。
(なんやねんこいつ、やっぱり別れてないのに誘ってきたんかい)

5月29日
焼肉に行って、やっぱり別れてなかった。
(は?どいうつもりで誘ってるの!?)

8月10日
焼肉に行って、まだ別れてなかった。
(もう誘うのやめてくれ、期待しちまう。友達ってことね、了解。)

9月6日
焼肉に行った。たぶん別れてない。
(こいついいやつだから永久友人に任命しよう、もう期待しない)

10月15日
焼肉に行った。たぶん別れてない。
(友人とご飯たのしいなぁ、もう絶対期待しない)

12月4日
焼肉に行った。たぶん別れてない。
(友人とご飯たのしい!!)

12月28日
じろうさんの誕生日が近いのもあり、焼肉に行った。
彼女ができてから、キムチとかナムルとか取るときに、毎回、取り箸を用意していたのにその日は直箸で取っていて、ちょっと違和感。
もしかして、別れたのかもなと思った。

焼肉のあとにフレンチトーストを食べに行ってその時に、「髪の毛伸びましたね」と言うと「来年、仕事始めの前に切ります」と答えたので、きっともう別れてるなと確信した。
(もう2年も付き合ってるし、結婚の挨拶とか年末年始にあるかもしれないと思っていたので)ちょっとほっとした。

2023年1月
人から、じろうさんが別れたと聞いた。

2月24日
私が誕生日でご飯を食べにいった。(もちろん焼肉)
特に何も進展はなし。

ひとつ良かったのは、焼肉屋から帰るときに私が新宿三丁目駅で、じろうさんは新宿駅なのに、新宿三丁目駅まで送ってくれ、歩いてる途中でクレープ食べたいねってなって、クレープ屋が新宿駅の近くで、クレープのあとまた新宿三丁目駅まで送ってくれた。

じろうさんの好きなところって、こういう所なんだよなって再確認できて、うれしくなる。
(やっぱり好きだー!)

3月19日
20時半頃に、イヤホンでYoutubeの生配信を聞きながらスーパーに向かっていると、ラインの通知音がした。
スーパーで買い物していてる途中、買うものメモを見るためにスマホを見ると、ラインが取り消されていた。

『じろうがメッセージの送信を取り消しました』

あー、さっきの通知音、じろうさんだったのか。
取り消したってことは
「きょうこれから、ご飯いけますか?」っていう連絡だったのかな。
ヒマだったのにな!すぐに見なかった後悔しつつ、
「なんか取り消しました?笑」とラインを入れる。

「明日の夜、暇ですか?って送りました」

(取り消したってことは、他に行く人がみつかったのかな)「もう誰か暇な人、見つかっちゃいました?」

「いえ」

「ちなみに、ご飯のよていはあります」

「理想を言ってもいいですか?」

「いいですよ」

「仕事でもらったおいしいチャーシューがあって、明日24時くらいになっちゃうんですけど、持っていくのでことりさんちでビール飲みつつ食べたいです」

普通なら「え?!」と思うところだが、
じろうさんは、これまでに家に2回きたことがあって。

もちろん彼女ができる前(彼女がいるのに女の家に上がり込むような男ではない)で、1回は別の人もいたのでただのホームパーティーで、もう1回は2人きりで7時間もネトフリを見続けて触れることもなく、健全に帰っていった。

私はソファに座っていたし、じろうさんは座椅子に座っていて、本当にただただネトフリを見ただけの時間だった。
その実績があったので、なんの思考も躊躇もせずに

「いいですよー」

と返し、次の日の24時に家に来ることになった。


3月20日

高校の同級生2人(どうでもいい情報:1人は高校時代の好きな人)と、ごはん。
じろうさんとは、24時に私の最寄り駅で待ち合わせてスーパーに行くことになっていた。

23時に出れば間に合うかーと思ってたのに、気づけば23時30分。
絶対24時に間に合わない!

「ごめんなさい間に合わないです、」

とじろうさんに連絡すると

「わかりました!スーパーで買い物してから家に行くので、駅に着いたら先に帰っててください!」
と返ってくる。柔軟性あるなぁ。

24時すぎに駅につき、帰宅して、お掃除具合を最終チェックしたり暖房つけたりして待っていた。

じろうさんは来るとすぐに私が用意したTシャツ•ハーフパンツに着替えて、テキパキと晩酌の準備をしてくれて(私はお皿とお箸、ボウル出しただけ)(じろうさんはチャーシューと、もやしのナムルと、ウインナーを準備してた)ホットプレートで焼いたりしながら、録画してあった「大病院占拠」の1話見た。

3シーターのソファのはじとはじで、間をあけて座って見た。

しばらくすると寒くなってきたので、0.5人分くらい近付いて、1枚の毛布を一緒に足にかけていたら、あったかくなって眠くなり「ちょっと眠いですね…」と言ってソファに沈み込んで座っていた。

1話が終わると「もう寝ましょうか」とじろうさんが言う。

「あ、寝ます、か、、、」
このままふわふわっと過ごして、ソファでくっついたりしたかったのになと少し残念に思う。
毛布かける時に、ちょっとだけ距離を詰めたのが嫌だったのかな、と少し反省もした。

ソファで寝ますって言うんだろうなと思いつつ「どこで寝ます?」と聞くと
「僕はベッドで」とすぐに立ち上がって、続き間にあるベッドの奥側(左半分)に寝転がった。

あら、と思いながらついていって「歯磨かないですか?」といつかの出張先のホテルでもらった使い捨ての歯ブラシを渡すと起きてきて、歯を磨いてまたベッドに寝転んだ。

私も歯を磨いて、メイクを落として洗顔して、コンタクトを外して、じろうさんより時間をかけて寝る準備をしながら、ベッドで一緒に寝るべきか、ソファに寝るべきか考えてみたのものの、掛け布団1枚しかないからソファだと寒いか、という現実的な理由で「スマホでなんか見ましょっか」と言いながら、隣に寝転んだ。

腕だけくっつけてしばらくスマホを見ていたが、ずっと持ってるのがだるくて試行錯誤したけど、しっくりこず、もう見るのやめて寝ましょう、となった。
私はいつも右側を下に寝るので、結果としてじろうさんに背を向けて寝ることになった。

じろうさんのことは安心安全かつ臆病な人と思っていたので、ただただ本当に寝るんだろうなと思って電気を消し「マンガ読みますねー」と宣言してKindleでマンガをひらいた。
(『メンタル強め美女白川さん』4)

背中にじろうさんの温度を感じて、これが一時期流行ったソフレかーふむふむ、いいもんだなぁとか考えていると、じろうさんが「ちょっとくっついてもいいですか?」と聞いてくる。
いよいよソフレ味が増してきた。

「いいですよ」と小さく答えると、体に沿ってぴったりくっついてきて、髪の毛に顔をうずめているのがわかる。
かわいくって、お腹がキュンとする。

またしばらくマンガを読んでると、遠慮がちに聞いてくる。
「おなかに腕のせてもいいですか?」
「いいですよ」
「足もいいですか?」
「いいですよ」
抱きつかれる格好になった。
「重かったら言ってくださいね」
「大丈夫ですよ、あったかい」と答える。
かわいいと思ったことは伝えなかった。

じろうさん積極的じゃーん、まぁ生理だからできないんだけどね。
と思いながらマンガをまだ読んでると(もう読むのやめろよ)
ギュッと2回された。
めちゃくちゃかわいい。

じろうさんがちょっと手を動かしたはずみで、
手が服の中に入ってきておなかにあたる
「くくく。くすぐったいです」と笑いながら答えると、「だめですか?」と聞いてくる。

え!わざとやったの?すごいじゃん。と思いながら、
一応ムードを壊さないように
「くすぐったいからだめ♡」と答えると、
手の置き場をさぐり、服の上から胸をさわる形で落ちついた。

このときになって、初めて焦りだした。
(やっとマンガ読むのやめた。おそ!)

このまま最後までやろうとしてるのかな、
生理だからできないんだよといつ言うべき??

そのまま動かないでいたら、くーと寝息が聞こえてきた。かわいい寝ちゃってる。
え、でもこの体勢で朝まではきついけどな、と思ってると、
「あ、ほんとに寝ちゃいました!」と言ってじろうさんがおきた。
やっぱりこのまま寝る気ではないのか、とまた焦る。

「ちょっと触ってください、、」と手を掴まれて、下の方に持っていかれた。
ズボンの上から?って思ってたら、何も履いてなくて、えーいつ脱いだの?やるじゃんって思った。
触ってくださいっていうのもかわいすぎる。

けど、都合のいい女にはなりたくない。
えへへとか笑って誤魔化しながら、手を離す。
何回か攻防したのちに、口でやって欲しいですと言う。(手がイヤなのに口がOKてことないでしょ?笑)

じろうさんのことは好きだけど、なんかそういう扱いはされたくない。
「自分でやってください」といじわる言うとちょっと悲しそうな顔になる。
かわいくてまたお腹がキュンとする。

都合よく扱われたくないけど、拒否したい訳ではなかったので、いったん乳首をさわってると「なめてください」と言う。

まぁそのくらいならいっかと思って片方をなめながら、もう片方を指で触る。

特に何も考えずにやってたが、むかしじろうさんの肩を揉んだときにちょっと力入れただけで痛がっていたことを思い出し、心配になって
「あ、痛くないですか?」と聞くと
「もうちょっと痛くしてもらっても…噛んでもらいたいです」と。
Mかー。かわいい。

「、、、だめ、ですか?」
ああ、ついにちゃんと聞いてきたか。
「んー、今日、生理だからできないの」
「上だけ脱ぐのもだめですか?」
「うーん、生理で胸も痛くてやだ」
「いま僕にあたってますよね?」
「うん、これもちょっと痛いの」

「、、、、、、、、今日できないんだったら、もうずっとできないですね」

「ん?なんで?」

「あ、、、またくればいいんですね。チャーシューもまだ残ってるし」
「うん」

あとから思い出して、じろうさんはじろうさんで、勇気を出して今日決めようと思ってたんだなって思った。
(恋愛的な意味か、セフレ的な意味かはこれを書いてる現時点では不明。)

そのあともじろうさんは自分でしてたので、相変わらずなめ続けていたが、ちょっと違うことするかと思って、
「他にきもちいいところありますか?」
と聞くと「耳です」というので耳もなめて、気づいたら腕枕してくれていて、目の前にあったから腕の内側もなめた。

他は?と私が聞くので、
「じろうのおっきくなってるねって言ってください」
ってまさかの言葉ぜめの要求。

めちゃくちゃMじゃん。
かわいすぎる。

自分でやってっていうもの、性癖的にはアリだった可能性すら出てきた。かわいいや。

最後の方はもう眠すぎて、どうなったか覚えてないけど、ティッシュないですか?って聞かれたけど場所をうまく説明できなくて、
(こんなことになるなんて思ってもないから、ベッドの近くにも置いておらず…)

「んー、トイレットペーパーなら、、、トイレに、、、あるんですけど、自分で取りに行けます?」
「いやぁ、、」
えー、私行くの?めんど、って思って耳元で
「一緒にいきます?」っていったら、
「いきましょう」と立ち上がったのでそのままほっておいたら
「一緒にこないんかーい」
と言っていて、私的にはおもしろかったけど、
向こうがおもしろかったかは分からない。

そんな感じで戻ってきて、
今度は私がギュッと抱きしめたりした。
(できなくてごめんね、の気持ちを込めておっぱいに顔があたるようにした)

結局、3時くらいから8時まで(WBCみるために早起き)寝れずに朝をむかえた。

起きたら、じろうさんはいつも通り紳士的な態度に戻っていてちょっと肩透かしをくらったような気持ち。

WBC見始めたものの、頭に入ってこないし、ぼーっとしてるからさんぽにでも出るか、と思って「ちょっとさんぽに行ってきます」というと
「え、、、」と戸惑った顔をするので、
一緒にいたくないってことを伝えたいわけじゃないんだよなって思って、「お風呂入ります。試合が盛り上がったころに戻ってきますね」と言ってお風呂に入ることにした。
お風呂からあがって、メイクしながら試合を最後までみて、1時間くらいベッドとソファでそれぞれごろごろ寝て、家の近くをちょっとさんぽして、ラーメン食べてバイバイした。

それから1回も連絡がない。
どうすんだこれ??????

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