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「娘」や「息子」を卒業する

パウンドケーキ


『親を切る』と書いて『親切』と読みます。

本当の意味で親を大切にするなら、親を切らないとできない。

決して親を見捨てる訳じゃなくて、親との関係をリセットする、距離を持つ必要があるという意味だそうです。


「服部みれい」さんのYouTubeでこの事を聞いて、全くその通りだなーと心から思いました。
服部みれいさんは、本を出版されたり冷え取りグッズを販売されていて、とにかく人が幸せに生きるための情報・手段などを発信されている方。 地球にやさしい生き方もされていて、彼女の魅力が伝えきれないのですが。。彼女の本やグッズで私の人生は大きく変わりました。この話は、長くなるのでまた改めて書きます。


人は自分の人生を自由に生きる事が出来て初めて、幸福を感じ、産んでくれた親に感謝できるもんじゃないでしょうか。
親切や感謝って、強要するもんじゃなくて湧き上がってくるものだから。

「子供は、親がいないと生きていけない。」
子供の場合だと、たしかにそうです。生きていく事は困難です。
でもこの思考や関係性が、大人になってもまだ続いている親子が世の中にはほんと多いみたい。私も、その一人でした。


「子供は自立出来る歳になったら、親元を離れて好きな事をして生きるに限るよ!」
もし可能なら、22歳の頃の私にそう伝えたいですねー。
そのみれいさんのYouTubeで、「娘の卒業式」という話もされていました。
みれいさんのワークショップに来られたお客さんの中で、30代後半か40代くらいの女性がいらっしゃって、その女性も親も親離れ子離れができていなくて。。
それでその女性が親離れするために思い立って、「娘卒業式」というのをされたそうなんです。偶然、同じワークショップ受講生の仲間の中に神社の娘さんがいらっしゃって、その神社の神主であるお父様から祝詞を上げてもらい、参列者(同じワークショップの仲間たち)がいる中「娘卒業式」を行い、帰りに美味しいものを食べてみんなでお祝いされたそうです。

めちゃくちゃ素敵だと思いませんか?
私はすごくいい話だと思ったので、思わずシェアしてしまいました。気になる方は、YouTubeのマーマーチャンネル、「娘」や「息子」を卒業するとき。を聴いてみてください!
ちなみに私も37歳の時、親からきちんと娘を卒業して幸せになる事ができました。

それまでは都会に住んでいて家賃が高いし、奨学金の返済もあったから結婚するまでは親元にいようと、結婚したら親との関係に区切りをつけるつもりでいました。
私は早く親から離れたくて、20代前半から王子待ち。「王子さまー!早く迎えにきて!!」 と、私を助け出してくれる日を首を長くして待っていたんですね。

梅田


でも、白馬の王子さまは現れなかったですね。。
いや正確に言えば、素敵な男性は何人か現れていたけれど、「この男性は親の基準には合わないだろう」とスルーしちゃってました。。
無意識に、親の目ばかり気にしていたんです。子供の頃から、やることなすことケチばかりつけてこられたので、結婚相手までケチをつけられては悲しすぎると、親をも黙らせる大物をゲットしようと実は当時考えていました。
これが、まさに親からの見えない呪縛! 自分軸のない結婚相手探し。。 まずは自分から家を出て私から変わらないといけないのにね。本末転倒。
こんなんだったら、たしかに縁遠いわっ! そんな感じで、この空回りなパートナー探しをしている事にずっと気づかず、アラフォーになってゆきました。。


でもある時、少し年上の女性で、私に親離れするよう背中を押してくれる人が現れました。
それまでは、親からは「家賃が高いし世の中は物騒だし、女の子が一人で生きていく事はできない!」と親からずーーーーーーーーっと教えこまれてきたんです。というか、叩き込まれてきちゃったんです。(涙)
はい、これも親からの呪縛その②!


でも、その女性は「そんな事は全然ないよ。大丈夫だよ。心の距離を持つことには限界がある。物質的な距離を保つことも大事」と、私の心を開放してくれました。
そのおかげで家を出る決断が出来て、母には内緒で賃貸契約を済ませ、母には引っ越しする日だけを伝えました。
母はもう大大大パニック!! 引っ越しまでの1か月間、「あんたが一人で生きていける訳がない」やら、「新居は最低な物件」だの言われて、さんざん引っ張られて大変な思いをしましたが。。
なんとか脱出成功!笑
37歳の時。友人からは、「遅い反抗期だね」と言われました。笑笑

この時2月で、都会で雪が降るのは珍しいのに、この時期は何日も雪が降り続く寒い寒い時期でした。


そして家を出て、まだ部屋は全然片付いていないし、本当に寒かったけど、新居はほんと心地がよくて泣けてきた。
やっと解放されたと、全身のこわばりがなくなって、心の底から安堵したのを今でも覚えています。今まで一体どんなんだったんだ?笑
体がこわばると、考える余裕もなくなってしまうという事をこの時知りました。。


そして引っ越してから、縁あって半年足らずで今の旦那さんと出会い、結婚。
もしまだ実家暮らしだったら、このご縁もなかったと思います。
なぜなら、夫の職業が中小企業のサラリーマンだから。(今はフリーランスになりましたが、母には内緒にしています)
親の希望では、私の結婚相手はベタに一流企業のサラリーマンか公務員を望んでいましたから。あわよくば医者みたいな。笑
そして、マスオさんになってくれる人! (アホか!!とツッコミどころ満載ですが、母からしつこく言われ続けると、やっぱり気づかないうちに刷り込まれてしまうんですよねー。。ちなみに、社会人になったばかりの22歳の時、親子ローンで家を購入させられそうになりました。22歳からローン組ませて私をがんじがらめにしようとしたんですね。なんなら、結婚させないつもりだったのか??とも取れます。でも、最終的には母が祖母にこっぴどく叱られて泣く泣く諦めました。こんな親もいるんですよ)


こんな親と生活し続けて37年。子供の頃から葛藤や苦しみを麻痺させてきたので、10代からずっと生きていても全然楽しくなくて、でもそれがなぜか理由が全くわかりませんでした。すでに心と体は限界を迎えていて、そこに気づくことさえ出来ていなかったけれど、ヨガや料理、スピリチュアルも学んでいたおかげか、そこから繋がった女性の方が見抜いてくれたみたいで、私に親元を離れるようにと神的助言をしてくれました。


親から離れてみてビックリしたのは、私と同世代や年上の独身の方でも、自覚なく私みたいになってる方が多かった事!日々の環境ってそれくらい影響が大きいのです。個人的にはこのショックが大きかったです。。


結婚してからとか、〇〇してから娘を卒業するんじゃなくて、娘の卒業が先!ですよ。自分で自分を救わなければ。幸せに生きるためにはこれ鉄則!!

私は若い頃、本当にお金がなくて。。
安月給で奨学金も返してたから、お金を理由に実家を出なかったけれど、本気で親から離れたいなら、手頃なシェアハウスもあったし郊外に行けば手の届く物件もあったはず。これほんと、20代の私に伝えてやりたい。今なら切実にそう思います。。


親に病や障害があって離れるのが環境的に難しい場合も、できるだけ他の家族や病院、行政に相談して一緒に解決方法を考えてもらってください。私も最近まで福祉の仕事をしていたので、「そうは言っても、、」という気持ち、よくわかります!
それでも自分で抱えない事、諦めない事。こういうケースって、家族の中で一人の人の肩に全てのしかかっているケースが本当多いです。
自分の人生のハンドルは、自分でしっかり握ってください。自分の幸せを第一に考えてください!!
それではまたー!









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