香師 Pallumerさんでオーダーフレグランスしてきた話

香師 Pallumerさんで代表の松野さんによるオーダーフレグランスを行っていたのでお願いしてきました。
お値段は55000円!始めはお値段におどろいたのですが、香水自体よいお値段がすること、調香師さんにお時間割いていただくこと、などを考えたら妥当ですよね。

(カウンセリング後の感想としては、サービスの内容も質も素晴らしくてお値段以上の価値があると思います!お値段で躊躇している方がいたら、強くおすすめします!)

そして、ここしばらく零くんの香りに似た香水を必死に探し続けた結果、見つけられない、もしくは同じものはないという結論が自分の中で出てしまって、幸いにも零くんの香りを産んだ方に相談できる場があるのだから、それが最適解だと思ったこと。
あと個人的に最近仕事をすごく頑張ったのでご褒美的感覚だったこと。などが重なり気がついたらPallumerさんにコンタクトしていました。

当日は、とても緊張していたのですが、皆様優しくてお話しやすくて、カウンセリングの時間を楽しく過ごすことができました!

私の印象が、白、ピンク、ベージュのイメージなので、それに合った香り、女性らしさを感じる香りとして以下3つ紹介をしていただきました。

éphémère
スズランの香りとして紹介していただきました。
可愛らしさと清潔感のある香り。シャボン玉のイメージ。これに敵意を抱く人はいないだろうなあという感じ。
今私の香り選びの軸は、自分ではなく零くんだけど、自分を軸に探したらこれがファイナルアンサーかもしれないと思った。やっぱりプロによるカウンセリングはすごい。

anthology
ジャスミンそのものの印象 ジャスミンティーが飲みたくなる
次に紹介する「no peeking」が和服なら、こちらはチャイナ服

no peeking
いろいろなお花の香り?花束!って感じの印象
お店で香ったときは、可憐で清楚な花束の印象だったけど、帰ってきてからムエットを香ったら色気の要素も感じてびっくり。どこか和の要素も感じる、和服が持つ妖艶さのようなものも感じた。これ、好きです。

始めは零くんのイメージで作っていただこうと思っていたのですが、零くんの香りは、私がまとうにはメンズライク過ぎるようで、今回は自分がまとう香りを作りたかったので、使いやすいように少しだけ、(1%っておっしゃってたかな?)私の印象(お花の香り?スズラン?)も入れていただくことにしました。

ここで、自分が昔からスズランのお花が好きだったこと、結婚式のときにどうしてもスズランのお花を使いたかったことを思い出しました。なのでスズランのお花の話が出て驚きました。感無量。

また、苦手に感じる香りのお話もして、もしかしたらアンバーとムスクが混ざった香りが苦手なのかも?というヒントをいただいたので、今後の香り選びの参考にしよう。

カウンセリングを元に、松野さんによる調香が目の前で開始します。調香の様子を見るのは初めてだったので新鮮でした。化学の実験のような緊張感のある、神経を使う作業だと思います。職人技ですね。

調香の合間にPallumerさんの香りを何種類か試させていただきました。
好きそうなものを選んで出してくださったのだと思いますが、どれも好きな香りで苦手と感じるものがひとつもなくて驚き。
そして、日本人には日本の香水が合いやすいのかも?と気づいた瞬間。
これまで香水の出身国を気にしたことがなかったけど、確かに国と感性は絶対にリンクする。なんで今まで気がつかなかったんだ。(香水=フランスという思い込みがあったからです。フランス以外の香水もいっぱいあるよね。)

今後は香水の出身国を気にしようと胸に誓うと共に、日本のフレグランスいいね!と思った。(この数時間後、中目黒のリベルタさんにも行って再度日本の香水いいね!となる。)

試した香りの覚書をします。(全てムエットのみ)

hangover
柑橘ではないフルーツ、いちごとか赤いベリーの印象。かわいい。好き。ずっと香っていたい。
翌日のムエットの香りはいちごグミ! いちごグミにお花の香りを足したような、かわいさと大人っぽさが同居したようなコケティッシュな可愛さ。お酒を使ったいちごグミ…?
今の所ワイン系に外れがない。ワイン飲めないんだけど、香水は好きなのかな…?

absinthe fraise
アブサン系 hangoverに似てるけど、それよりさわやかさがある でも変なシャープさではない嫌味ないさわやかさ
キリアンでもアブサン系を香ったけど、それよりかなりマイルドで親しみやすい印象だった。
肌乗せしたらどんな感じになるんだろう。

clergy
シャープで背筋が伸びる香り さわやかで、夏が似合うような、清潔感のある香り。どこかで嗅いだことがあるんだよなあ。なんだろう。思い出せなくてモヤモヤ
とずっと考えていたのですが、思い出しました。記憶の中のシーブリーズです。(実際はもう何年もシーブリーズを香っていないので、あくまで”記憶の中の”です。)

mijanree
紅茶の香り。色に例えるとベージュっぽい感じでこれからの季節に合いそう。好き。グルマンっぽさあるって言ってた気がする。

irismoke
お花系?でも包み込むような柔らかさもある女性的な香り。

mustache
パウダリー?清楚な感じ。こちらも女性的。

カウンセリング中、松野さんが「朔間零くん」とくん付けで呼んでいてくださっていたのがなんだか嬉しかったです。(オタクはちょろいのだ)
松野さんがどういう思いから零くんの香りを作ったのかなどのお話を聞くことができたのがよかったです。今まで香ったフレグランスの中で零くんの香りが一番好きなので、零くんフレグランスを生み出していただいたことに感謝です。この香りがなければ香水のおもしろさを知ることもなかったのではないかと思うと、零くんフレグランスを生み出していただいたことに感謝です。(2回目)

おすすめの香水ショップも教えていただきました。日本に2人しかいないプロフェッショナルの方がいらっしゃるという銀座のゲランと、ゴールドのデスクがあるという銀座のNOSE SHOP、行ってみようと思います。
帰りに代官山のルラボ、中目黒のリベルタに寄って帰り、この日は20〜30種類の香りに触れた日でした!なんて贅沢!

オーダーフレグランスは2週間ほどで完成するとのことなので、手元にきたらまた更新しようと思います。

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