マガジンのカバー画像

創作、エッセイ、思考

63
自作した小説、エッセイ、詩っぽい何かをまとめています。引用文は架空の作者と本です。
運営しているクリエイター

#哲学

正論を言えば相手には必ず勝てる。でも、人間は負け続ける生き物だろう? 負けて、負けて、それでも粘り強く生きていくのが人生じゃないか。どうせ負けるのなら、カッコよく負けようぜ。正論じゃなくて、きみのそんな話が聴きたいんだ。

小鳥遊ひよの
3か月前
5

「私だって愛されたいって思うよ。ただ、それを愛という形で受け取れるかどうかわからない。相手の感情が強いほど、それは恐怖へと変わってしまうから。どうして無価値な私に執着するの?期待に応えられない罪悪感と、期待に応えようとする自己犠牲に支配されてしまう。愛されたくて、愛されたくない」

小鳥遊ひよの
4か月前
7

「ビルの屋上へ行ったら、私は死んでしまうのか試してみたいのです。私の幸せから奪われた一本の鍵によって、屋上への扉は開けられてしまった。幸せは酸化して辛さへと錆びている。人はビルから墜ちて死ぬのではありません。求める幸せと現実の辛さの落差によって死ぬのです」

小鳥遊ひよの
4か月前
7

人でなしの心のありか。

「人でなし」 人情の欠落した人、酷薄な人、冷酷非道な人、という意味で用いられる表現。人な…

小鳥遊ひよの
5か月前
7

「責任を果たした者は、言い訳なんかしないのよね。『これだけしてやった』とかよく言うけれど、責任を果たしたアリバイのためにあなたを利用する人間ほど無責任な存在はない。責任は自分が自分とする約束なのだから。」

九十九もずく『責任の不在証明』

小鳥遊ひよの
7か月前
4

ぼくが疑うことにしている人。
「やたら本質を語ろうとしている人」
「自分の主観を紛れもない事実だと疑わない人」
「正義だと思っていることに支配されている人」
「自由は訴えるのに、責任には触れない人」
「正論で解決してこようとする人」
「何かを信じたり、疑ったりする自分自身」

小鳥遊ひよの
8か月前
4

雑踏Xと真っ白な部屋note

X(Twitter)を少し離れ、noteを再開してからしばらく経った。 Xは雑踏だ。人と情報が飛び交うスクランブル交差点。 うかうかしてると信号が赤になって、知らない人の感情がむき出しで飛び込んでくる。誰かがうずくまっていても、誰もブレーキを踏まない。言葉は走る凶器だ。走って、止まらずに、ぶつかって、炎上する。 noteは一人ひとりに与えられた真っ白な部屋だ。 ぼくは黒いマジックペンだけ持っていて、その部屋の壁や床に文章を書いていく。数式に挑む学者のように、無心で思考を積み