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琴平での3週間の滞在を終えた2人のおてつたびの感想

こんにちは!おてつたびのレオとなおやです。
今日は今回のおてつたびを経験した感想や思いを皆さんに共有したいと思います。
これから琴平に行って見たい人、おてつたびに参加して見たい人に自分たちの経験が役に立てばと思い執筆しました。長文になりますが最後まで読んでいただけると幸いです。

①レオ

先月、新卒で入った会社を退職し、今後の自分の生き方を模索している中で、「おてつたび」というプログラムを通じて、香川県仲多度郡琴平町のホステルに19日間滞在しました。このプログラムに参加した理由は、以前から興味があったホステル業務を実際に体験してみたいと思ったからです。前職では、自分が興味を持ち情熱を捧げる分野ではない仕事をしていたため、その反省を活かし、今回は自分が関心のある分野での経験を積むことにしました。

数あるホステルの中で、このホステルを選んだのは、Googleレビューで高評価を受けているだけでなく、そのレビューの中で「交流ができて楽しかった」というコメントが多く見られたからです。学生時代に訪れた約50のホステルの中でも、最も印象に残っているのは、スタッフや旅人、地域の方々との交流が深かったホステルでした。今回のホステルも、きっと自分が理想とするホステルに近いと考え、参加を決めました。

滞在中に行った業務は、広報活動、館内清掃、イベントの企画と運営、ゲストとの交流、そしてチラシ配りの5つです。広報活動では、ホステル自体の紹介に加えて、琴平町内にある他の施設や飲食店の魅力を発信しました。地元の魅力を観光客に伝えることの重要性を改めて実感しました。

館内清掃では、トイレやシャワールーム、キッチンなど共用スペースの清掃を担当しました。この業務は、正直なところ大変でしたが、清潔な環境を維持することの大切さを学ぶ良い機会となりました。

イベントの企画と運営では、マレーシアの文化を紹介するイベントを実施しました。参加者にマレーシア料理を楽しんでもらいながら、その文化の魅力を伝えることができ、異文化交流の喜びを共有できたことは非常に嬉しかったです。また、このイベントの成功を通じて、予期せぬ自分の強みを発見することができました。参加者から「プレゼンが上手だった」とのフィードバックを受け、自信を取り戻すきっかけにもなりました。

ゲスト交流では、琴平町内を一緒に街歩きしたり、食事を共にすることで、ゲストとの親睦を深めました。初対面のゲストとも短期間で仲良くなれたことは、自分にとって大きな発見であり、自分のコミュニケーション能力に自信を持つことができました。

チラシ配りでは、琴平バスのスタッフとともに地元のホテルを訪問し、ホステルの魅力を伝えるための活動を行いました。このような地道な活動を通じて、地域とのつながりを深めることができ、琴平町の一員として貢献できたと感じています。

上記の業務を通じて得られた主な気づきは、「ホステル業務は自分に合っているかもしれないこと」、「初対面のゲストとも短期間で仲良くなれること」、そして「自分は人前で自信を持ってプレゼンができること」の3つです。特に後者2つは予期せぬ発見であり、自分の新たな強みを見つける貴重な機会となりました。

この経験を振り返ると、前職での辛い日々が思い出されます。前職では、業務量が増えると共にミスが多発し、上司からの叱責を受ける悪循環に陥っていました。その結果、自信を失い、自分の存在意義すら疑うようになりました。しかし、今回のホステルでの経験を通じて、自己肯定感を取り戻し、自分がやりがいを感じる仕事に出会えたことに感謝しています。自分に合った環境でこそ、本来の自分らしさを発揮できることを改めて実感しました。

最後に、このような貴重な経験を提供してくださった「おてつたび」の運営会社と、私を温かく迎え入れてくださったコトリコワーキングスペース&ホステルの楠木さん、いっしーさん、松尾さん、酒井さん、三好さん、バディの土井氏、そして交流していただいた地域の方々に心から感謝申し上げます。皆さんのおかげで、今回の滞在が素晴らしいものとなりました。この経験を糧に、これからの人生をさらに前向きに進んでいきたいと思います。

②なおや
3週間ありがとうございました。今振り返ってみてもあっという間の期間でこの琴平の地から離れてしまうことにとても大きな悲しみを覚えます。それほど琴平が自分にとって居心地が良くて楽しい環境だったことに気づきました。

一番の思い出は清掃の5連勤でしょうか。たった3時間の清掃ですが、いろんな視点に立ち細かいところまで丁寧に綺麗にしていく作業は予想以上の疲労でした。でもこの清掃の経験でいろんな店に行っても細かい汚れをチェックしたり、清掃行き届いてないなぁと感じたり、、、それは果たしていいことなのかわかりませんがホステルとしてお客様を迎え入れる姿勢を肌で感じ尊敬の念をとても感じています。またその作業後に行ったうどんがこの期間で一番美味しいご飯でした。大変だった分美味しく感じれるので日を追うごとに美味しさが増していったように感じます。

また休日もいろんな場所に観光で訪れることができました。高知、父母ヶ浜、善通寺など四国のいろんな観光地に足を運んで満喫することもできました。ですが1番の思い出は奥社までの過酷な道のりでしょうか。皆さんも琴平に滞在するならチャレンジして見て欲しいです。
おてつたびとして仕事と観光どちらも後悔ないほど楽しめました。最高です。

そもそもこのコトリでのおてつたび、実は自分は一回落選しています。それでもどうしてもこの琴平でのおてつたびに参加したかったのは広報という人に魅力を伝える活動だったからです。ただの労働力として参加するのではなく、地元に馴染み本当の魅力を知って発信することは簡単なことではないと思いますし、コミュニティに馴染むというハードルの高い作業が必要と感じ、挑戦して見たいと感じたからです。

しかし、琴平にやってきていい意味で裏切られました。それは琴平の地域の方はとってもアットホームで、外から来た私たちを心から歓迎してくれたからです。コトリの皆さんはもちろん、参道沿いの地域の方などいろんな人がおてつたびの人として自分を迎え入れてくださって驚きました。私が思うに琴平の最強の魅力は「人」であり、その人たちがおりなして作るコミュニティや雰囲気であると感じています。

また、自分の中でも価値観や考えに変化を感じたのはそのような方やコトリの宿泊者の方と交流をしていく中だったと思います。私はこれまで一般的というか、当たり前というか無難な選択をあまり考えずに自然と選んできてしまっていたことが多い人間でした。周りの環境の中で常に上位を狙っていく中でその環境にいることに何も疑問に感じずにここまで来てしまったように感じています。しかしここに来て感じたのはそれだけが人生ではないということ。疲れたら立ち止まったり、違ったら思い切って変化することの方が挑戦的で勇気が必要であるということです。自分の人生観を変えてくれた考えや価値観もこのコトリに来ていろんな人の話を聞く中で得た何よりも変えられないかけがえのない思い出です。

本当にありがとうございました。また会いましょう!

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