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本のタイトルでしりとり(No.4)

3.『海うそ』梨木香歩
    ↓
4.『その向こう側』野中柊

しりとりシリーズ、かなり間があいてしまいました。

『その向こう側』は10年ほど前に読んだ小説。
父親のいない家庭で育った大学三年生の鈴子の揺れ動く心が描かれているラブストーリー。
細かいところ、忘れてしまっているなぁ…。

本棚から、だいぶ前に読んだ本を引っ張り出すのは楽しいものです ♪
読んでいた頃のことを思い出したりもして。

不思議なもので、光のさなかにいるときには、自分がどんなにまぶしい場所にいるのかちっとも意識できない。けれどそこから少し離れてみれば、ようやくわかる。かつて自分がいた場所の、時代の信じがたいまぶしさ。
(あとがき「光放つところ」原田マハ より)

戻りたいとは思わないけれど、私にもそういう時代があったなぁ…。
この小説のあとがきを読んでいたら、20代の頃通っていたテニススクールでのいろいろを思い出し、すごく懐かしくなりました。
練習を終えて、炎天下の熱い地面に腰を下ろした時の感覚まで鮮明に蘇ってきて…。なんだか胸がぎゅっと。
何年か先、今の私の日々をどんな気持ちで思い出すだろう…。

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