同じ経験、同じ気持ち

ある、ちょっとレアな病気の人たちの集まりにいれてもらうことになった。
そこは不安も愚痴も、時に医者や病院に対する不満も言ってもいいとされている場所だ。
そして同じ病気と闘っている人たちとのオンライン相談に参加してみた。
思った以上に明るくて和やかな30分だった。独りよがりで、ただネット上の情報に一喜一憂していた私は、目から鱗!のような気持ちになった。
SNSってそもそもネガティブなことを強く感じてしまいがちなツールだと思う。(私自身もそうなりがちではあるけれど)
家族や友人に話すよりここのほうが気持ちが解放されるような気がする。
薬の飲み方や日々の過ごし方もいろいろアドバイスを貰えた。もしいつか私も心身に余裕ができたら同じように、不安な人の支えになれたらと思う。
同じ経験、同じ気持ちを分かち合うということは互いにとって大切だから。

もう一つ。自分の存在意義について、このことろずっと思い悩んでくよくよしていたけれど、これは病気とは関係ない親しい人にそっと優しい言葉をもらって楽になった。その人は昔から、なにかと私の支えとなってくれるありがたい友人。家族とも違う、でもとても大切な古くからの同志みたいな存在。
気がついたら30年も経っていて心底驚いてしまう。

たぶん命が終わるまで付き合い続けることだろう。

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