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熊本日帰り旅(2020.10.17)

ことり、旅行記第二弾。
今回は、2020年10月17日(土)に行った、熊本日帰り旅をまとめてみました。
前回の広島旅は長男と2人で行ったのですが、今回は次男を誘いました。普段引きこもっている(外に出たがらない)次男を、どうにか外に連れ出したいという思いもありました。

今回利用したのは、JR九州の「みんなの切符」というものです。往復新幹線(指定席)プラス、北部九州の特急指定席(全部で6回)、在来線(乗り放題)がついて、ひとり5000円。本当は、2日間利用でこの価格だったのですが、日帰りで行ったので2日目は利用しませんでした。それでも安いと思います。

旅に行く前の、計画を立てる時間をこよなく愛している私ですが、今回もまた立てましたよ~~~。

まずは、交通機関の計画表をご覧ください。

博多駅9:06(さくら541号)→ 熊本駅9:45着
熊本駅10:12(在来線)→ 宇土駅10:25着
宇土駅前10:40(三角産交バス)→ 長部田10:58着
長部田12:08(三角産交バス)→ 三角西港12:34着
三角西港14:44(三角産交バス)→ 三角産交前14:52着
三角駅16:19(A列車で行こう)→ 熊本駅17:01着
熊本駅18:04(さくら568号)→ 博多駅18:43着
博多駅から在来線で最寄りの駅まで → 自宅へ

さあ、ここから詳しく説明しますね。

まず、宇土(うと)駅まで順調に行きました。それから、駅前のバス停に行きたかったのですが、それがどこだかわかりません。たぶんここだろうな・・・と近寄ったバス停の時刻表を見たら、長部田(ながべた)って書いてないんです。

と、道の向かい側にもバス停が。あっちかな?と信号を渡って見に行ったのですが、そこにも長部田の文字はありません。近くの駐車場に、これから出かけようとしているご夫婦がおられたので尋ねてみました。

最初はその方もよくわからない感じだったのですが、奥さんが、そういえば道の向う(最初に行ったバス停)に小型のバスが来てる。たしかそれが長部田に行くはずと教えてくれたので、もう一度信号を渡って最初に行ったバス停に戻りました。どうもそのバス停は、何社かのバスが停車するようで、長部田行きのバスの看板は、端にあった小さなものでした。

しばらく待っているとバスがやってきました。運転手さんに、長部田に行くかどうか尋ね、無事に乗車。あとは、目的地に着くまでゆっくり出来ます。途中、少し渋滞しましたが、右手に海を見ながら長部田のバス停に降り立ちました。

地図によると、バス停から先に進んだ方角なのですが、どこから入っていいのかよくわかりません。
前進しながら、どこかの会社の敷地内で、若い男の人(ちょっとコワモテ)が、地面に座り携帯をいじりながら休憩していたので、声を掛けてみました。すると、すくっと立ち上がって、丁寧に道を教えてくれました。最後には「お気をつけて行かれてください」と言われ、恐縮しました。とってもいい人♪

今回の旅で、行きたいと思っていたのは2ヶ所あります。そのひとつが、最初に向かった「長部田海床路」(ながべたかいしょうろ)というところです。
地図で見ると、赤いピンのところ。
ずいぶん前の「大分焼酎二階堂」のCMで知って、いつか実際に訪れたいと思っていた場所です。

潮の満ち引きで、電柱が海に沈んで、その右横にある道も一緒に沈むんです。海の中から突き出している電柱が、普段見ない光景だったので心惹かれました。

CMは、夕日に染まる海がキラキラと揺れて幻想的でした。今回はあいにくの雨でしたが、それでも見られて良かったです。

私が行きたいと思ったキッカケを作ってくれた動画はこちらです。

天気は仕方ないとして、なるべく満潮に近い、沈んだ状態の電柱を見るにはいつがいいだろう。朝がダメなら、夕方の満潮時はどうだろう。いや、干潮からある程度水位が上がってきている時間だったら満潮にこだわらなくてもいいんじゃないか。

訪れたい時間を潮見表から割り出す。そこに合わせる為に、博多駅を出る新幹線の時間、熊本駅から宇土駅に向かう在来線の時間、そこから長部田のバス停に行くバスの時間、3つの時刻表を何度も見比べ、まるでパズルのように組み合わせて妥協した結果が、今回の計画となりました。これ、けっこう時間かかりました。

上の写真は、干潮から3時間後くらいです。これからもっと水位が上がります。それでも満潮時の水位は296㎝。大潮である18日であれば、これが443㎝でした。1m以上違うんですね。

長部田海床路を堪能したあとは、もうひとつ行きたかった場所「三角西港」(みすみにしこう)へ向かいます。長部田のバス停から乗るには、今来た道を戻らないとけません。まだ時間もじゅうぶんにあったので、先のバス停を目指して歩くことにしました。

上の写真は、先に進んだところにあったバス停から撮ったものです。最初の地図を見てもらうとわかるように、国道57号線は海側を走るので、電車でもバスでも、ずっと海が見えます。素敵な景色でした。

しばらくするとバスがやって来ました。宇土駅前から乗った時も、私たち以外に1人だけおばあさんが乗ってるだけでしたが、今回は誰も乗っていません。次のバス停で、4人連れのファミリーが乗ってきましたが、その人たちも先に降りてしまい、結局は私と息子の貸し切り状態でした。

上の地図が三角西港です。対岸には、天草が見えます。

ここでひとつ問題発生。ファミリーが降りた次のバス停が、私たちが降りるところだったのですが、バス前方の電光表示板が更新されません。運転手さん、変えるの忘れているのかな?と思いつつ、アナウンスはなかったけれど、停車ボタンを押して待っていました。

ここじゃない?っていう風景が見えて来たのですが、バスはそのまま走り続けます。初めて行く場所だったので、ここが目的の場所だという確信もなく黙って座っていたら、運転手さんから「ここで降りられるんですよね?」って言われました。「はい」というと、そこでバスは停車したのですが、降りたところにバス停はありませんでした。

そうです。そこはもう、「三角西港前」のバス停を通り過ぎた場所でした。運転手さ~ん、ミスりましたね。

まあ、そんなことは気にしない。少し戻れば、お目当ての風景に出会えました。

そしてほらほら。天気も回復してきたじゃありませんか!
本当は、この一角にある「三角西港明治館」という、旧三角海運倉庫を利用したカフェで食事をしたかったのですが、あいにく長期の世界文化遺産維持工事に入っていて営業されていませんでした。
2021年5月6日更新のお知らせで、工事が完了しリニューアルオープンしましたと書いてあったので、現在は営業が再開されています。行かれる方は、ぜひこちらでランチを楽しんで下さい。

さて、私たちが訪れた時に開いていなかった三角西港明治館。
ところがです! ここが閉まっていたら、どこで食べたらいいの?
ここにはコンビニもありません。食事する場所が他に見当たらず、どうしよう・・・と思って唯一見つけたお店でたこ焼きをテイクアウト。それを持って、展望所に向かいました。

今後、三角西港に行かれる方は、事前にお弁当を用意しておいた方がいいかもしれません。三角西港明治館は人気があるので、待ち時間が長いかもしれませんし、港を見ながら外で食べるのも気持ちがいいですよ。

展望所へは、このジブリの世界みたいな階段を上って左に進みます。

そして、展望所からの景色がこちらです。

展望所に向かっていると、途中、台風で倒れた木がそのままになっていたりするところもあり、用心して進まなければなりませんでした。

展望所に行くと、リュックを背負った男の人が上がって来ました。聞くと、同じ福岡市内から一人で来たということでした。

そこで、さきほど買ったたこ焼きを食べて、山を下りました。さっきの男の人もすぐにいなくなり、またしても貸し切り状態でした。ふもとから、20分程度で到着できるのですが、あまりここまで来る人はいないのかな?木が倒れていたので、そこで断念して引き返した人もいたのかもしれませんね。

三角西港前のバス停近くにあった風景。レトロで素敵でした。

さて、14:44のバスを待ち、定刻より遅れて到着したバスに乗って、三角駅に向かいます。「三角産交前」というバス停で降りたら、すぐそばが三角駅でした。

16:19発の「A列車で行こう」という人気の観光列車を待つ間、駅前の広場で時間を潰すことに。

海側を見ると、渦巻き状の建物が目にとまりました。「海のピラミッド」と呼ばれる、三角港から船を利用する人の待合スペースです。外のスロープをぐるぐる回りながら最上階まで行き、そこにある扉を開けると、建物の内部に入れます。もちろん、1階にも扉はあります。どちらからでもどうぞ。

こちらが、最上階から広場を撮った写真です。

奥に見える、赤い屋根が三角駅。

海のピラミッドの内部がこちらです。↓↓↓
まず、下から真上に向かってカメラを向けたもの。

次に、降りる途中で撮ったもの。内側もスロープになっています。

下には、ピアノがポツンと置いてありました。

そして、時間が来たので駅へ。列車はすでに停車していました。

すごく人気の列車で、今回これに乗れたのはラッキーでした。
中は、レトロな感じにまとめられていて、ジャズが流れています。
乗車時間40分くらいでしたが、潮が引いたときの砂の形状が有名な「御興来海岸」(みこしきかいがん)では、列車を停めて写真を撮る時間を設けてくれました。

素晴らしい御興来海岸の空撮があったのでお借りしました。

ああ、夕日に染まる時間に、展望所から見たい・・・。本当にここは、絶景です。

17:01に熊本駅に到着。帰りの新幹線の切符を買って、駅にあるお土産屋さんを見て回りました。買ったのは、馬刺しの燻製、陣太鼓というお菓子、黒糖ドーナツ棒のお買い得袋(何種類か入ったもの)です。

お土産屋さんの前にあった「くまもん」。くまもん大好きなので、嬉しくて撮りました♪

帰りの新幹線で、買っておいたサンドイッチを食べました。今回の旅は、食事には恵まれなかったな~。大したものを食べずに帰って来ました。もう少し時間に余裕があれば、馬刺しが食べたかったです。

いかがだったでしょうか。一眼レフカメラとスマートフォンのカメラで写真をたくさん撮りました。今回紹介しきれなかった写真を、また機会があれば発表したいです。

この旅行以降、コロナの影響でどこへも行っていません。収束したらいきたいところ。国内では静岡県掛川市の「掛川花鳥園」、海外では「台湾」です。掛川へは、福岡空港からひとっとびで行けるので、また格安のフリープランを見つけて1泊2日で行きたいなと思っています。
台湾は、行きたいけどまずはパスポートを取得するところから始めないといけないので、すぐには実現出来ないかもしれません。予備知識だけは、10冊以上の台湾のガイドブックなどを読んで頭に入れているのですが、どうなることやら。

では、いつになるかわかりませんが、次の旅行記をお楽しみに。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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