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客席からの眺め

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お箏の演奏会は楽しい! お箏の演奏会に行くといろんな曲、いろんな情景に出会うことが出来ます。 どんな物を聴いて、何を感じたのか。素人が聴きに行った演奏会の感想を、綴ります。
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2022年4月の記事一覧

一絃琴「楽仙から現代へ」清虚洞一絃琴流祖徳弘太橆没後100年記念

一絃琴「楽仙から現代へ」清虚洞一絃琴流祖徳弘太橆没後100年記念

一絃琴。
文字通り、桐の板に、絹糸の絃が1本張ってあるだけの琴です。
どうやって、どんな音楽を奏でるのだろう。
興味津々で行って参りました。

とてもとても面白かったです。
運良く前の方のお席で、演奏されている様子がとてもよく見えました。

左手の位置と押し具合で、すべての音程をコントロールします。
右手の絃の弾き方で、すべての音色を表現します。

多絃の弦楽器であれば、隣の弦を弾けばすむだ

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「第4回 翔の会」

「第4回 翔の会」

最近、山田流の演奏があると聞くと、つい馳せ参じてしまいます。
山田流らしい歌や、風情のある曲にとても惹かれます。
というわけで、山田流の演奏家の会「邦楽ぐるーぷ翔の会」に行って参りました。

第1部は、埼玉県立川越女子高等学校箏曲部との合奏。
「六段調」と「ひぐらし」

紡ぎ出される一音一音から、ひたむきに、真摯に取り組んで来られた情景が、ありありと浮かびます。
きっと、部員全員で、悩み葛藤しなが

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