正しさよりも楽しさを大切にしたい

最近子供たちがよく食べる。
朝からご飯をおかわりしてくれるし、好き嫌いもなくなってきた。

どうやったらたくさん食べてくれるんだろう?
好き嫌いなく何でも食べてほしい。
そんな風に思っていた時は全然食べてくれなかったのに、
今ではそんな悩みが吹き飛んでしまった。

子供がよく食べるようになった理由。
思い当たることは以下の二つだ。
一つはお米を白米から7分づきに変えたこと。
もう一つは糠漬けを始めとした発酵食品を取り入れたこと。

米を変えたことはともかく、
発酵食品に関しては初めは確かに身体に良いからと始めたことではあったが、今となっては楽しくてのめり込みつつある。
発酵食品作りはとにかく楽しい。
日に日に様子が変わっていき、味にも深みが増す。
出来たら終わり、ということもなく、発酵を止めない限りは出来た後もゆっくりと発酵は続いていく。
麹は食べ物というより生き物なんだなぁ、と感じると愛しさも増す。

結婚した当初は料理が好きだった。
愛する家族のために何を作ろうか、
どうやって彼を喜ばせようか、
ワクワクしながらキッチンに立っていた。
それなのに、子供が産まれると料理が楽しくなくなった。
食べられればいいのではないか、とすら思っていた時期もあった。
それと同時に、家族の健康のために、家計のために、頑張らなきゃ!という気持ちもあったので苦しさがつきまとった。
家族のために頑張るのは正しいことかもしれない。
しかしながら正しいだけでは続けられない。
そう私は思う。
続けるにあたって大事なのは楽しさなんじゃないか。
何故なら楽しいことは疲れることはない。
楽しいからもっとやりたい!もっともっと!と追求できる。

そう考えると、
子育ても、料理も、家事も、自分が楽しめるやり方を見つけることが大切なんじゃないか。
子育ても家事も正解はない。
子供によって、家族の個性によって正解は変化する。
だからこそ、自分なりのやり方を見つけることが突破口になる。
私の場合の突破口は麹くんたちと出会ったことだった。
麹くんと戯れるのが楽しい!ということから料理が楽しくなってきて、
次に麹くんの魅力を人に伝えたくなった。
麹くんで作った料理を某SNSで紹介するためにテーブルをキレイに整えよう。
調理器具をキレイに保とう。キッチンを掃除しよう。
こうやって良き波及効果が生まれた。
お蔭で今まで苦痛だった料理や掃除が楽しくできるようになった。

楽しいからやる。
楽しさを人に伝える。
すると同じように楽しいと思える人と繋がるようになる。
そうやって今まで繋がることがなかった人とも繋がるようになると、
そこからまた新しい出会いや発見が生まれる。
楽しさから始めたことがもつ可能性は無限大だ。実に面白い。

好きこそ物の上手なれ、である。
今年はとことん好きを追求しよう。
正しさよりも、楽しさを大切にして、どんどん行動を起こそう。
そんな風に思うのである。


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