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夏、そして言葉について

こんにちは。今日もまた雨模様ですね。。。雨が降ると涼しくなることが多いので、この時期の雨は嫌いではありません。ですが一方で、災害級の大雨に見舞われている地域もあるとのことで、心配にもなります。どうかお気をつけてください。

私は夏が少し苦手です。年々暑くなっている日本を体感するたび、心配症の私は無意識のうちにこれからの地球のことを憂いてしまいます。このまま暑くなりすぎたらもう死んじゃうんじゃないかとか、生きものたちの大変だろうな、とか。

もちろん夏にだって、素敵な部分もたくさんあるのですが。たとえば入道雲のきれいさとか、にわか雨の後のきらきらした水滴だとか、暑い中で食べるアイスが体に染み渡る感じとか。そういったものに救われるときも確かにあるけれど、やはり炎天下を歩いていると憂いのほうが勝ってしまう。

そんな中で最近、夏が好きだという後輩君が言ったある言葉に思わず笑ってしまった。「夏の暑さって、なんか「生きてるなぁ!」って感じがしてよくないですか?」。自分にはない楽観性というか軽い感じに、なんだか気が抜けてしまいました。夏が暑いというだけで、ブルーになっている自分が馬鹿らしくなってきて、それと同時に肩の荷が下りた感じがしました。そして数日後、炎天下の中で汗が滲むのとか、息が上がるのを感じたとき、「確かに今、生きてるわ」としみじみ思ってしまいました。生きているだけで、オールオッケーじゃん、みたいな。そうしたらなんだかブルーな気持ちも晴れて、夏が生み出すワクワク感、みたいなものを初めて感じることができました。「生きてるなぁ」ってしみじみ思ったのは、これが初めてかもしれません。

誰かの言葉一つで、自分自身が無意識に作ってしまったブラックホールのような何か暗いものが壊わさて気持ちが晴れやかになる瞬間が好きです。これからも、言葉を大切に扱っていきたいなと感じた出来事でした。

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