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プラダを着たお客様に教えていただいたこと

こんにちは。なおみです。

あなたは自分の年齢が上がってきた時、どういう風に生きていったらいいのかな?と思ったことはありませんか?
この先いいことあるのかな?と思ったことはありませんか?

東京で派遣社員をしていたこともありますが、30才を過ぎると、なかなか思う就職先が見つからないとも聞いていました。日本にいるときには、年齢が上がることについて、全くいいイメージを持てませんでした。

ところが…

カナダに移住して、とある、ホテルの中の服飾のセレクトショップで働き始めてすぐの話です。

店主のご友人がお店に来店されました。

その方はモントリオールがご出身で、元デパートのバイヤーさんをされていて、お年は70才近くと思われる方でした。

プラダの黒コートに赤いマフラーをお召しになって、ヘレン・ミラーのような凛とした雰囲気をお持ちの方でした。

「仕事からは引退したけれど、人生を引退したわけではないわ。
おしゃれもするし、友達ともランチに出かける。
年齢が上がると、「行くところがない」という人がいるけれど、自分でいくらでも作れるのよ。」

彼女の言葉で、目が覚めました。
「年齢が上がることについて、今までマイナスのイメージしかなかった、そうか、この方のように人生を楽しんでおられる方もいるんだ、自分の捉え方次第なんだな。」と思ったんです。

しかも、お店のスカーフをさっと手に取られ、
「あなたは色が白いから、はっきりした色が似合うわ。」とおっしゃって、
私の首に、一度でシュッときれいな蝶結びにして下さいました。

そのしぐさがあまりに自然すぎて、惚れ惚れするほど、でした。

この方はもう何度も、数えきれないほど、こうやってお客様にスカーフを巻いて差し上げてきたのだろうな、経験ってすごいな、と思いました。

カナダに住んでいると、「How old are you?」と聞くことも、聞かれることもめったにありません。
個人的に「一番使わない英語なのでは?」と思っているくらいです。
子供さんの年齢を聞いたりはしますが…

いくつになっても行きたければ学校に行きますし、仕事で必要だから資格を取りに勉強しに行くということもよく聞く話です。

カナダでは、おしゃれに気を使ったり、生き生きとした年配の方を目にする機会が多く、私もこんな風に生きていけたらよいな、といつも思っています。

日本でも帰国すると、おしゃれなご年配の方を目にする機会が多くなってきました。とても嬉しいんです。

人生、自分次第だなって。
一度しかない自分の人生、思いきり生きてみたい。
今日もそんな風に思っています。

あなたはいかがですか?

今日もあなたにとって、素敵な一日となりますように(^^♪




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