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たぶん、一番多く足を運んでいるのがこのお店だと(ようやく)気づいた話

友達に誘ってもらい、久しぶりにグランフロント大阪を訪れた。目的はリニューアルされた無印良品。「みんなのライフパーク」と銘打つだけあって、すごく見ごたえがあった。

特に好きだなと思ったのが、4階の「住まいと集い」エリア。モデルルームがすごくよくて、自分の家をリフォーム、もしくは引っ越す場合は無印で統一しようと思ったくらい気に入った。

よく考えたら、スーパーやコンビニ以外で一番多く足を運んでいるのが、無印良品なのだ。大きなショッピングセンターに必ずあること、何でもあること、価格設定が自分に合うなど、理由はたくさん思いつくけれど、一番はやっぱり単純に心地いいから。緑と木がメインの内装や、見やすく手に取りやすい陳列が好きだから、足を運ぶのだろうなと思い当たった。

また、企業としての姿勢も好き。とくにこれ↓

無印良品が目指しているのは「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感をお客さまに持っていただくことです。

このコンセプト(理念かな?)を知った時、これまた単純に感動した。「これがいい」ではなく「これでいい」という満足感。あえて特徴を出しすぎないというブランドコンセプトに心地よさを感じるのは、「これでいい」と思いながら生きて行きたいという私の本音とマッチしているからかも。

「個性を出す」「自分らしく生きる」。社会に出てこれを求められるようになり、自分自身もこれが北極星のように感じてきたけれど。「これがいい」「こうでないといけない」を探し続け、維持して行くことは想像以上に大変だった。そして探し続けた割には、手元に残っていない。

なぜなら、私は飽きっぽく、変化を好む性質だからだ。そしてこれは、おそらく変わらないだろう。変えざるを得ない状況になり、諦めとともに手放す、あるいは考え方を変えることはあっても、自然に変わることはないのではないか。

でも、それでいいのではないか、と思っている。直感的に「これがいい」と思うことだけ反応して、あとは「これでいい」という温度感で、ふわふわと心地よさや快適さを追いかけながら、気ままに気まぐれに進む自分でいいのではないか。

無印良品の提案する世界観には、こんなことも含まれているのではないかな? 見当違いかもしれないけれど、それでも私はやはりこのお店、ブランドが好き。

家をリフォームする時は、家具を最小限に減らしてシェルフなどを活用した生活空間に仕立てたい。豪華な家具に囲まれるのではなく、変化を楽しめる空間にしよう。そんなことを夢見て、明日も仕事をがんばるのだ。

ちなみに。無印で見つけた来年のスケジュール帳が自分の中でメガヒットした。そうそう、こういうのが欲しかった! これからはずっとこの手帳メインでいいかもしれない。無印良品様、ありがとうございます。


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