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どんな着姿を目指しているのか

私が目指すのは、「着なれている人」です。
細かく言えばいろいろありますが、着物姿が板についている人。

もちろん、女優さんのような美しい着姿は憧れです。笑い話にしかなりませんが、インスタなどで美しい人を見るたびに、「ああ、自分がもっと美人だったら」とか、「背が高かったら」とか、「せめてもっと若い頃から始めていれば写真写りもマシだっただろうに」とどうしようもないことで落ち込んだりしたものです。この歳になって今さら、、、なんですけれどね。もう、何なんでしょうね。

でもあるとき、そんなことで、もやもやしてもしょうがないと頭の中を切り替えることにしたんです。顔やスタイルが大きく変わるはずもない。変わらないどころか、年齢と共に諦めなくてはいけない部分が増えていくとも言えます。

では、自分は一体どんなふうに着物を着たいのか、着ていきたいのかと、改めて考えてみることにしました。答えは最初に書いた通り、「私は、着物を着なれている人になりたい」でした。
この「着なれた人」に目標を定めたら、なんだか楽になったのです。だって、人と比べる必要もないし、経験を積めば誰でも手が届くことですから。

例えば、中学生がいい例です。入学したての一年生は制服姿がなんだかぎこちない。
けれど、3ヶ月毎日着ていればなんとなくなじんでくる。そして二年生になる頃にはどんな子も普通に制服が似合ってますよね。
体が成長してというのもあるけれど、それだけではなく、
制服と体が仲良くなっている感じ。板についた感じです。
あれを目指したいなと思ったわけです。

それならたくさん着よう。中学生が制服を着るように毎日着ればいい。
そう考えて着物をできるだけ着てみようと思ったというわけです。

今、今年に入ってから約100日ほど着物を着たと思います。4ヶ月前より、着物は体になじんできたでしょうか。

ここで新たに、ただ着ていればいいのかしら?という疑問も湧いてきます。所作とかはどうなの?と。これについてはまた別で書きたいと思っています。


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