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神力相殺の技



神力相殺の技とはあらゆるものを消し去る技である。

神力相殺の技では以下のことができる。

一つ目が火炎放射器を向けられようが弾丸の嵐を受けようがその全てを消し去ること。

これは戦火の紛争地域に訪れた際に体験した。

テロリストにマシンガンを向けられたが放たれた弾丸の全てが目の前で粉と化し消えていった。

次が悪意などの感情も消し去ることである。

これは呪術者の呪いをかけられた際に何も感じないことで気づいた。

周囲の者は次々と苦しみ悶えるの対し俺は何にも感じなかった。

また何も感じないと言っても自分自身と外界の間に半径1メートルくらいの目に見えない透明な空気の感覚だけは感じる。

これが発動するのは意識が半分ボーッとしている時と周囲の感覚全体に何となく意識を向けている時だけである。

また意識したところを限定的に消し去ったり外界からの影響を防ぐことが出来る。

恐らく意識する範囲や集中の度合いが力を発動させる条件の一つとなっていると思う。

しかしこの力。

攻撃能力は皆無である。

つまり最強の盾ではあるが矛にはなれない。

最後にこの力は全知全能の神のように何者にも汚されない生を感じることが出来るがそれははたして人間として生きているのか・・・ふと感じる時がある。





著者 エルティピストア

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