【日本一ChatGPT講座】-16- “誰に”答えてもらいたい? ~ 演じる「役」を与えよう!
……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。
今日も教室に生徒さんたちがやってきましたよ (*^^*)
小林: 最近、鶏肉の料理がマンネリ化しちゃってるのよね。いっつも同じ感じの料理になっちゃって。何か新しいアイデアが欲しいわ。
上田: じゃあ、鶏肉じゃない食材にしたら?
小林: いや、鶏肉がいいの!家計に優しいし、子供たちも好きだし。やっぱり鶏肉がいいのよ。
上田: なるほどね。もうChatGPTくんには聞いたんでしょ?
小林: ChatGPTくんが色々レシピを提案してくれるんだけど、もうそのあたりのレシピは大体やっちゃったのよ。こちとら主婦歴12年よ。干支で言ったら一周してんのよ。
やまなし: 小林さん、それならChatGPTくんに演じてほしい“役”を与えてみてはいかがですか?
小林: 演じてほしい役?
やまなし: たとえば、こんな感じです。
「あなたはタイの鶏肉料理専門店のシェフです。鶏肉を使ったおいしい料理のレシピを教えて」
上田:なるほど、「タイの鶏肉料理のシェフ」が、ChatGPTくんに与えられた“役”なわけだね。
ChatGPT: はい、ガイ・ヤーンのレシピをご紹介します。まずは鶏肉をナンプラ―とパクチーでマリネして、皮がカリカリになるまで焼きます。次に…
小林: ガイ・ヤーン!? なにそれ? そんなの家でできるの?
上田:ナンプラーとパクチーだって。家にある?
小林:カ◯ディで売ってるから買おうと思えば手に入るよ。…やったことないから面白そう!やってみる価値あるわ!!
上田: おぅ。燃えている。タイ料理って普段やらないし、新鮮だね。
小林: うん、新しい風が吹いてきたわよっ! 先生、他には他には?
やまなし:どこがいいでしょうねぇ。日本からちょっと離れた国にしてみましょうか。
「ChatGPTくん、あなたはメキシコの料理人です。鶏肉を使ったおいしい料理のレシピを教えて」
ChatGPT: はい、メキシコの鶏肉料理『モレ・ポプラーノ』のレシピをお教えします。まずはチョコレートとチリを使ってソースを作り…
小林: もう初手からおかしいじゃない! チョコレートとチリって♡ それもやったことない!絶対、試してみたい……
上田: なんかスイッチが入っちゃったね…(苦笑)。 先生、ChatGPTくんにやってもらう“役”って「◯◯の国の料理人」っていう以外には何かあるの?
やまなし: はい、もちろん! ChatGPTくんに演じてもらえる“役”には、実に様々なものがありますよ。
たとえば「アスリートの管理栄養士」とすると、運動をする人に適したレシピ。「映え料理が得意なインフルエンサー」とすると、見栄えの変わった料理を紹介してくれます。
小林: これって料理以外の質問でも使えそう。
やまなし: そうそう、そうなんです!
例えば、旅行のプランを立てるときに「あなたは冒険家です」とか、「あなたは文化遺産の専門家です」といった役割を与えることで、全く違った提案がもらえますよ。
小林: なるほどね~。そんな登場人物がオススメする旅行って、きっと面白い。
上田 先生、逆に”役”を与えないとどうなるの?
やまなし: それじゃ、ちょっと試してみましょう。
「あなたは普通のAIアシスタントです。鶏肉を使ったおいしい料理のレシピを教えて」。
ChatGPT: 鶏肉のてりやきをご紹介します。鶏肉に醤油、みりん、砂糖を使ったタレをかけて焼き、最後に照りが出るまで煮詰めます。
小林: ……あ、いつものChatGPTくんだわ。当たり障りのない…落ち着くわー。
上田: …うん、いつものこのコだね。落ち着くわー。
【やまなし先生の解説】
ChatGPTくんは、フツーに質問すると「フツーの答え」を返してきがちです。
元々、そういう仕組みで出来ているので、それ自体はまったくおかしはありません。
でも、「違った視点からの回答がほしいな」、「◯◯の専門家からのアドバイスがほしいな」ということもありますよね。
そんな時は、ぜひChatGPTくんに演じてほしい“役”を与えてあげて下さい。
それぞれの“役”になりきった回答をしてくれますよ。
今回は「質問」でしたが、これが文章などの「創作」でも、“役”になりきってもらうことができます。
「人気のエッセイストになりきって、この文章を面白く書き換えて」
「明治の文豪になりきって、日記を書いてみて」
そんな風に“役”を使うことができます。
ChatGPTくんは、“素”のまま使っても強力なアシスタントとなってくれます。
でも、このコはとっても演技が上手。
ぜひ、演じてほしい“役”を与えてあげて下さい。
より輝いてくれますよ!
【今日のまとめ】
◆ ChatGPTに「役割」を与えることで、新しいアイデアや視点を得ることができる。
◆ 役割を変えることで、多様なアプローチや提案が得られる。
◆ 料理に限らず、様々な質問や指示にこの方法は応用可能。
◆ 役割を与えない場合、答えは一般的
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呼んで下さっているのは、全国各地の会社やお店、また市役所や生涯学習センターなど。
企業からは『"仕事"に生成AIを使うには?』というテーマを、
市役所などからは『"普段の生活"をAIで豊かにしたい』というテーマをいただきました。
どちらも場面でも、生成AIはとても頼りになります!
でも……”最初の一歩”でつまづいてしまうと、「生成AIって…意外と使えないね」と思われてしまうかも知れません……。
「AIを使って、何をしたらいいの?」
「“検索”と何が違うの??」
「そもそも、使う意味ある?」
そんな“声”をたくさん聞いてきました。
……でも、私たちの「生成AI講座」を受けてくれた方は、
『そういうコトに使えばいいんだね!』
『"検索"とは全然違うんだね。これは“目からウロコ”だわ』
『こんなのが一般の人にも使えるなんて、使わなきゃ損だね』
と変わっていきました。
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