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【ChatGPTビジネス講座】-02- プロンプトにオススメなのは『職場で使う言葉』

……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。

「仕事でChatGPTをうまく使っていく」ことをテーマにした《ビジネス教室》新しくが開設されたようですよ。


文乃:先生、この前、自分の仕事で「ChatGPTのユースケース」を出してもらったじゃないですか?

【前回のお話:仕事の中でどう使う?? ~ 「ユースケース」を聞いてみよう!
https://kotonoha-juku.co.jp/b-01/

やまなし:そうですね、「私のこんな仕事で、ChatGPTはどんな使いみちがある?」っていう質問をしましたね。

文乃:あれって、何で「ユースケース」ってムズカシイ言葉を使うんですか?

堂前:あ、それ自分も聞きたかった(笑)

文乃:「使いみち」とか「使い方例」とかって言ってくれればわかるのに~。なんで英語で言うんですか?かっこよさげだから?

やまなし:実はソレにもちゃんとした“理由”があるんですよ。
じゃあその“理由”をChatGPTくんに聞いてみましょうか。

『 ChatGPTの「使いみち」は何ですか?と聞くより、ChatGPTの「ユースケース」は何ですか?と聞いた方が良いのはなぜですか? 』

堂前:また、”セリフそのままプロンプト”(笑)

ChatGPT:
「使いみち」と「ユースケース」は、どちらもChatGPTの活用方法を示す言葉ですが、「ユースケース」という言葉を使う方が適している場合があります。以下にその理由を説明します。

文乃:はい、お願いします。

ChatGPT:

◆ 専門用語としての明確さ
~ ユースケースは、特に「仕事」や「技術」の分野でよく使われる言葉です。「特定の状況で、その技術をどう使うか?」という具体的な使い方を指します。
一方、「使いみち」っていうのは、もっと広くてあいまいな意味を持っています
◆ 具体性と詳細
ユースケースは、特定の状況や目的に焦点を当てて説明する時に使います。例えば、ChatGPTを使って「お客さまの質問に自動で答える」とか、「マーケティングのキャンペーンを個別に調整する」などの具体的な使い方を示します。
一方、「使いみち」はもっと抽象的で、用途や使用方法全般を指します。具体的なシチュエーションを想定しないため、話がぼんやりしやすいです。

文乃:なるほど。「ユースケースを教えて」って聞いた時は、どんな仕事で使うのか?っていう意味が含まれるわけですね。

堂前:「使いみち」と「ユースケース」で、どんな風に回答が違ってくるのかな?

やまなし:いい質問ですね。それも聞いてみましょう。

「それぞれの質問をした場合、どのように回答が変わりますか?」

ChatGPT:

「使いみちを教えて」と聞いた場合:

「ChatGPTの使いみちはたくさんあります。例えば、質問に答えたり、文章を作ったりできます。」

「ユースケースを教えて」と聞いた場合:

「ChatGPTのユースケースには、例えば『お客さまの質問に自動で答える』とか『マーケティングのキャンペーンを個別に調整する』などがあります。」

このように「ユースケース」の方が具体的で、特に仕事や技術の話に向いていることがわかります。

堂前:へぇ~。結構、違うもんだねぇ。

文乃:今回は「仕事でどう使う?」っていう質問だから、「ユースケース」の方がしっくりくるわけですね。

・・・・

堂前:先生、他にも「こういう言葉を選んだ方がいい」っていうのはあるんですか?

やまなし: そうですね。たとえば《 普段、現場で使われている言葉 》はオススメですよ。

文乃:??? どういうことですか?

やまなし:たとえば……お二人の会社では“お客さま”のことを何と呼んでいますか?

堂前:お客さまのことですか? ウチでは「取引先」とか「相手先」とかって呼んでるかな?

文乃:私の会社では「クライアント」ですね。あ、ネットショップとかネット広告の場合は、「ターゲット・オーディエンス」なんていう呼び方もありますよ。

堂前:へぇ、初めて聞いた。なんか“専門用語”だね。

文乃:私も最近、覚えました(照)でも、職場ではみんな当たり前に使ってますよ。

やまなし:ちょうどいい例が出てくれましたね。
そのような「現場で使っている言葉」って、ChatGPTと相性がいいことが多いんです。

「お客さま」っていう言葉…ビジネスの場では、「取引先」とか「商品を買ってくれた人」のことを指すのが一般的ですよね。

堂前:そうですね。"ビジネス上の取引相手"、という意味だと思います。

やまなし:でも、「これから買ってくれそうな人」、ビジネス的に言うなら「見込み客」だって“お客さま”って言いますよね。

文乃:そうですね。「買う"前"のお客さま」だって、“お客さま”です。

やまなし:それにビジネス"以外"の場面では、「お客さま」という言葉には
「来客」とか、「よそから来た人」って意味合いもあります。

堂前:うん、確かに。

やまなし:「お客さま」って、それくらい“揺れ動いちゃう言葉”なんです。

でも、『ターゲット・オーディエンス』っていう言葉なら、ビジネスの、それも広告やマーケティングなどで“ターゲット”となるお客さま、という意味にほぼ限定されます

文乃:「ターゲット・オーディエンスが来るからお茶、用意しといて~」なんて言わないですもんね。

堂前:なぜだろう…何かとっても失礼な気がする(笑)

やまなし: 質問のプロンプトの中で「お客さま」ではなく、「ターゲット・オーディエンス」という言葉を使う人は、『 きっと広告やマーケティングに関係することを聞きたいのだろう 』…とChatGPTは判断するんですね。

文乃:確かに、そういう仕事の人以外からは、あんまり聞いたことがない言葉かも。

やまなし:そのように「このジャンルについて答えればいい」ということがわかると、ChatGPTの“弱点”でもある、「ふわっとした回答」が出てくることが少なくなるんです。

堂前:なるほど、話題が「広告やマーケティングのジャンル」に絞り込まれるから、より具体的な回答が期待できそうですね。

文乃:そういう意味で、職場で使われているような言葉はChatGPTくんと“相性”がいい、というわけなんですね。

やまなし:ChatGPTくんも、その職場の一員として振る舞うことができますからね。

ChatGPTくんにとっては答えやすく、質問している私たちにとっても期待した答えが返ってきやすい、というわけです。

堂前:なるほどねぇ。専門用語、バリバリ使っていった方がいいんだね。

文乃:ChatGPTくんがわからない言葉もあるんじゃないの?

やまなし:そうですね。全ての言葉をChatGPTくんが知っているとは限りません。

でも、だからこそまずは試しに使ってみるのがいいと思いますよ。ChatGPTくん、新しい言葉、好きですし(笑)

ポジティブな意味で使われる「やばい」はもちろんのこと、ネットスラングの「全俺が泣いた」とか「ンゴwwwwww」も理解しているみたいです。

堂前:「ンゴwwwwww」って、やばい(笑)



【やまなし先生の解説】

今回のお話のように「このジャンルで回答して」と、“会話の範囲”を限定することを難しい言葉で《ドメイン領域 》を決めると言います。

ChatGPTくんは、とんでもなく物知りなので、どんな話題でも会話をすることができます。

でも、それが逆に“あだ”になることもありまして……。

思ったより「ふわっとした曖昧な回答」「よくありがちな回答」をしてくるといった、ChatGPTくんの“悪いクセ”は、この「知っていることが多すぎる」からだとも言えます。

色んなことを知っているがゆえに、あたりさわりのない回答になってしまうわけですね。

そこで大切なのが、「話題の範囲 = ドメイン領域」を限定すること。

お話の中では、「職場で使われているような言葉を使う」という工夫を紹介しましたが、もちろん、「私は◯◯業界の人間です」「こういう話題について質問します」というように指定しても構いません。

大事なのは、「今、この話をしたい」とChatGPTに伝えること。

よくあるのは「自分のアタマの中では、そのことしか考えてなかった」、「常識で考えて、そのコトでしょ?」と思って、ChatGPTに伝えていなかった、というケース。

ChatGPTは、あなたのアタマの中まで見通すことはできません (^_^;)

ぜひ、「私はこのコトについて話をしたい!」と伝えてあげて下さい。


【今日のまとめ】

◆  期待した回答を出してもらうためには、「このジャンルについて話をするよ」と《ドメイン領域》を示すのが大事!


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企業からは『"仕事"に生成AIを使うには?』というテーマを、
市役所などからは『"普段の生活"をAIで豊かにしたい』というテーマをいただきました。

どちらも場面でも、生成AIはとても頼りになります!

でも……”最初の一歩”でつまづいてしまうと、「生成AIって…意外と使えないね」と思われてしまうかも知れません……。

「AIを使って、何をしたらいいの?」

「“検索”と何が違うの??」

「そもそも、使う意味ある?」

そんな“声”をたくさん聞いてきました。


……でも、私たちの「生成AI講座」を受けてくれた方は、

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『"検索"とは全然違うんだね。これは“目からウロコ”だわ』

『こんなのが一般の人にも使えるなんて、使わなきゃ損だね』

と変わっていきました。

・・・・

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