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【日本一ChatGPT講座】-15- AI時代になったから、もう「勉強」しなくていい?!


……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。

今日も教室に生徒さんたちがやってきましたよ (*^^*)


小林: ねえ先生、ChatGPTくんがこうやって全部教えてくれるんだから、私たち、これからはもう勉強しなくてもいいんじゃないの?

やまなし: いえいえ、生成AIを使う時代になるからこそ、勉強は大事になるんですよ。

上田: え?なんでですか?

やまなし: 生成AIは、どんな「キーフレーズ」をChatGPTくんに伝えるか?によって、出てくる結果が大きく変わるんです。
たとえばChatGPTくんに「カレーのレシピ」を教えてもらいましょうか。

ChatGPTくん: はい、カレーのレシピですね。

まずは、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを用意し、これらの野菜を炒めます。次にカレールーと水を加え、具材が柔らかくなるまで煮込みます。最後に塩と胡椒で味を調え、ご飯にかけてお召し上がりください。

小林:……普通ね。

上田:普通だね……。

やまなし:そうです、いたって"普通"ですよね?
このようにChatGPTくんは何のキーフレーズも入れないと、こうして“普通の答え”を出してきます。

小林:“ありがちな答え”を言ってくるのが、この子の特徴だもんね。

やまなし:では、ここに「時短」というキーワードを加えてみましょう。

『カレーの時短レシピを教えて』

ChatGPTくん: わかりました!こちらが「時短」カレーレシピです。

カレールーのかわりにレトルトカレーを使いましょう。
野菜は通常より大きめに切って鍋に入れます。
野菜から水が出ますので、水を少なめにして強火で煮込みます。
約15分で美味しいカレーが完成します。

小林: へぇ、だいぶ変わった

上田:こういう指示は、ボクらが「時短」っていうキーワードを知らなかったら聞くことができないね。

やまなし:そうですね。「時間をかけずにカレーを作りたい」といったような指示をしても、同じような結果が出てくるとは思います。でも、「時短」というキーワードを使えば、いわゆる“時短レシピ”が出てきやすいです。

小林:でもでも、「時短」くらいは勉強しなくても知ってる人、多いんじゃない?

やまなし:そうですね。では、ちょっとだけ“玄人好み”なキーワードを探してみましょうか。小林さん、さっきお料理の本、持ってましたよね?

小林:『きょうの料理』ね。さっき買ってきたの。

やまなし:ちょっと見せてもらっていいですか?

小林:はい、どうぞ。

やまなし:(ペラペラ…)あ、これがいいですね。「マリアージュ」

上田:まりあーじゅ?

小林:「お料理」と「飲み物」との相性を考えたレシピってこと。たとえば、「ワインに合うカレー」とか、「緑茶に合うカレー」とか。

上田:へぇ、それぞれレシピが違うのかな?

やまなし: それを聞いてみましょうか。「飲み物」は何にしましょう?

小林:「牛乳」でいい? ウチの子たち、カレーの時によく牛乳を飲むから。

やまなし:わかりました。そう指示してみましょう。

『飲み物とのマリアージュを意識したカレーのレシピを教えて。一緒に飲むものは「牛乳」です』

ChatGPTくん: 牛乳とのマリアージュを意識したカレーレシピですね。

牛乳との相性の良い味わいのカレーを作るには、「ココナッツミルク」と「カレーパウダー」を使いましょう。

(中略)

ココナッツミルクの少しクセのある味わいと、本格カレーパウダーの辛みも、牛乳と一緒に食べると美味しくいただけます。

上田:おー、「牛乳と一緒に食べるカレー」の話になった。

小林:お水の代わりに牛乳をお鍋に入れちゃうのかと思ったら、ちゃんと「飲み物としての牛乳」と相性のいいレシピにしてきたわね。

やまなし:普通に「牛乳とカレー」と入れたら、そうなっていたかも知れませんね。でも、『マリアージュ』というキーワードを入れたからこそ、=“飲み物との相性”というところを意識してくれたんだと思います。

上田:は~、なるほど。

やまなし: ご覧の通り、具体的なキーワードキーフレーズを入れることで、出てくる結果が変わります
だからAI時代でも勉強、特に「ボキャブラリーを増やす勉強」は大切なんですよ。

小林:本とか新聞を読むだけでもいいのかしら?

やまなし:はい、本や新聞は"言葉の宝庫"ですからね。AI時代には、色んなキーフレーズ、キーワードを知っておくことが“武器”になります。

上田: 勉強、大事だねぇ。先生はそういったキーワードとかを全部、勉強して覚えてるんですか?

やまなし: ……実はChatGPTくんに「こういう時は、どんなキーフレーズを入れるといい?」「いくつか例を挙げて」と聞いちゃってます。(^_^;)

小林: なんだ、先生もカンニングしてるんじゃん(笑)


【やまなし先生の解説】

今回のお話では、「時短」という“キーワード”や、「◯◯と△△のマリアージュを意識したレシピ」といった“キーフレーズ”重要な役割を果たすという内容を見てきました。

ChatGPTくんは、指示する側の“私たち”がこういったキーフレーズを知っているかどうかで、働き大きく変わってきます。

これは特に生成AIを"仕事に使う時"大きな“差”になって現れます。

「この商品の“売り文句”を考えて」

と指示するだけよりも

「この商品の“売り文句”を、AIDMA理論に当てはめて考えてみて」

と指示するのとでは、結果が大きく変わってきます。

ChatGPTくんたち生成AIは、あくまでも“あなたのアシスタント”
使う側のあなたの賢さが上がれば上がるほど、出力結果もだんぜん“賢く”なってくれます。

生成AIの時代……たくさん勉強して、たくさんの“言葉”を知っている人が勝者になるのではないでしょうか?



【今日のまとめ】

◆ 生成AIは、指示する時に具体的な「キーワード」「キーフレーズ」を入れると、出力結果が大きく変わる

◆ 何も指示しないと、「普通の答え」を出しがち……。指示する側の“あなた”のボキャブラリーで、生成AIの能力は大きく変わる

◆ 生成AI時代だからこそ、“勉強”は大切!

・・・・

『日本一ハードルが低い ChatGPT講座』 毎週 更新中!

---- 他のお話はこちらのマガジンでご覧いただけます (*^^*)



私たち「ことのは塾」は、実際にみなさんのところにお伺いして『生成AIとうまく付き合うための勉強会』講師をさせていただいております。

呼んで下さっているのは、全国各地の会社お店、また市役所生涯学習センターなど。

企業からは『"仕事"に生成AIを使うには?』というテーマを、
市役所などからは『"普段の生活"をAIで豊かにしたい』というテーマをいただきました。

どちらも場面でも、生成AIはとても頼りになります!

でも……”最初の一歩”でつまづいてしまうと、「生成AIって…意外と使えないね」と思われてしまうかも知れません……。

「AIを使って、何をしたらいいの?」

「“検索”と何が違うの??」

「そもそも、使う意味ある?」

そんな“声”をたくさん聞いてきました。


……でも、私たちの「生成AI講座」を受けてくれた方は、

『そういうコトに使えばいいんだね!』

『"検索"とは全然違うんだね。これは“目からウロコ”だわ』

『こんなのが一般の人にも使えるなんて、使わなきゃ損だね』

と変わっていきました。

・・・・

「社員一人ひとりがAIを使えるようにして、良い仕事を笑顔でしてほしい」

「市民の皆さんが、AIを使ってウェルビーイングを実現してほしい」

私たちも同じ“想い”で勉強会を担当させていただいております!

興味のある方は、ぜひ私たちのホームページもご覧になってみて下さい!

https://kotonoha-juku.co.jp/chatgpt-seminar/


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