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【ChatGPTビジネス講座】-03- AIに“我が社のお客さま”になりきってもらおう!


……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。

「仕事でChatGPTをうまく使っていく」ことをテーマにした《ビジネス教室》新しくが開設されたようですよ。


堂前:先生、ウチの会社の製品に『ノック音が静かなボールペン』っていうのがあるんです。

やまなし: へぇ、それは面白いですね。

堂前:そのボールペンが意外なことに“女性に人気”なんですよ。

文乃:えぇ~、全然、意外じゃないですよ~。静かなボールペン、私も使ってみたいです。

堂前:そうなの? どういう時?

文乃:静かな会議の場とか、良いアイデアが出なくて緊張感MAXって時はボールペンの“カチッ”って音も気にしちゃう女性、多いですよ、きっと。

堂前:へぇ~、そんなもんなんだねぇ。

やまなし:堂前さんの会社にも女性社員さん、いらっしゃるでしょ? 彼女たちはどう言っているんですか?

堂前:それが、「ボールペンの音くらい、そんなに気にならないでしょう?」って感じで。自分のとこで出しておきながら、なぜ売れたのか、わかんない感じ(苦笑)

文乃:それじゃあ、どこをどうアピールして売っていくんですか?(笑)

堂前:そうそう、そうなの。それを先生に相談したくて。こういう時、ChatGPTくんに何か手伝ってもらうことってあるんですか?

やまなし:いいやり方がありますよ。ChatGPTくんに、その製品の“愛用者”になってもらうんです。

文乃:??? 実際に使ってもらうんですか? ボールペンを?

やまなし:さすがに実際の商品を使ってもらうことはまだできませんが、“なりきってもらう”ことはできますよ。堂前さん、その製品の紹介ページってありますか?

堂前:はい、商品ページは……このアドレスです。

やまなし:ありがとうございます。じゃあ、ChatGPTくんにこのページを読み込んでもらって……。

『 https://********.co.jp/***htm
このページに載っている製品は“ノック音が静かなボールペン”です。この製品の愛用者のペルソナを作ってください。』

文乃:あ、“ペルソナ”って聞いたことがあります。
架空のお客さまのキャラクターを、何歳で、どこに住んでいて、趣味は何で…ってドラマの登場人物のように決めていくんですよね。

堂前:そうそう。ウチの会社でもペルソナをつくることがあるよ。でも、みんなで何時間も会議をして作るのが普通だけど…あ、もう出来てきた。

ChatGPT:

この製品の愛用者のペルソナを以下のように作成しました。

◆ ペルソナプロフィール
名前:谷崎 美咲(たにざき みさき)
年齢:28歳
職業:事務職
居住地:東京都
家庭状況:一人暮らし
趣味:読書、カフェ巡り、ヨガ

--- 美咲さんは周囲への気配りを大切にするタイプで、仕事やプライベートで使うアイテムにはデザイン性と機能性の両方を重視しています。特に、オフィスやカフェなどの静かな環境で使用する文房具は、音が出ないことが重要なポイントです。

文乃:わぁ、すごい。「一人暮らし」とか「趣味はヨガ」なんて設定もついてる。

堂前:周囲への気配りを大切にするタイプ、とか、ちゃんとこの製品の愛用者になりそうな設定だね。

やまなし:付け加えたい項目があれば、後から足してもらうこともできますよ。

たとえば、このペルソナには大切な「このボールペンを選んだ理由・背景」について設定されていないので、それを加えてもらいましょう。

『 このボールペンを選んだ理由や背景について、具体的なエピソードとともに設定して下さい 』

ChatGPT:

谷崎さんがこのボールペンを選ぶキッカケとなったエピソード:

「大事なクライアントとの打ち合わせに向け、集中を高めていました。ストレスも高まっていたためか、同僚のペンのノック音が気になって仕方ありませんでした。 もしかしたら、自分も周りの人にそのような迷惑をかけているのではと気になり、このノック音が静かなボールペンを使うようになりました」

文乃:わー、なんかリアルだ (^_^;)

堂前:でも、そういう“動機”って、商品アピールをする我々にとっては、とっても知りたい情報だよね。

やまなし:これで、静かなボールペン愛用者の谷崎さんがここに生まれました。何か谷崎さんに質問したいことはありませんか?

文乃:え? 質問できるんですか?

やまなし:はい、それがChatGPTくんにペルソナを作ってもらう最大のメリットですから。

堂前:会議でペルソナを作る時も、「この人だったら、こう答えるんじゃない?」って想像したりするけど…質問に答えてくれるのは驚きだなぁ。

文乃:堂前さん、何か聞きたいこと、ありませんか?

堂前:じゃあ、聞いてみるね。「このボールペンで良かったって思う時はどんな時ですか?」

ChatGPT:

以下のような時に「ノック音が静かなボールペン」があって良かったと思います:

・会議中にメモを取る時:上司が重要な説明をしている時に、ノック音を立てずにメモを取れるので、周りの視線を気にせずに済むのが大きな利点です。これにより、会議に集中でき、必要な情報を逃さず記録できます。

・カフェでの使用時:静かなカフェで読書しながらメモを取る時に、周りに迷惑をかけずに済むので、リラックスして作業ができます。特にカフェでの静かな環境を維持できるのが助かります。

・ブレインストーミングのセッション中:アイデアが次々と浮かんだ時に、ノック音を気にせずにすぐにメモできるので、アイデアの流れを止めることなくスムーズに作業を進められます。

・・・(後略)・・・

文乃:おぉー、ちゃんと答えてくれた。

堂前:でも、箇条書きじゃあちょっと自然じゃないかなぁ。「インタビュアーが実際に質問している感じ」にできたりしないですか?

やまなし:大丈夫。できますよ。

『インタビュアーとの会話形式で表現できますか?』

ChatGPT:

インタビュアー:美咲さん、このボールペンを使って良かったと思う時はどんな時ですか?

谷崎美咲:そうですね、まず一番良かったのはオフィスでの使用時ですね。会議中とか静かなオフィスでメモを取る時に、ノック音が本当に静かなので周りを気にせずに使えるんです。以前、自分が他の人の「カチカチ」音が気になってしまうことがあったので、この静音設計は本当に助かります。

インタビュアー:それはいいですね。他にはどんなシーンで便利だと感じましたか?

谷崎美咲:カフェで使う時もそうですね。カフェで読書をしながらメモを取るのが好きなんですが、このボールペンなら静かなので他のお客さんに迷惑をかけないんです。周りを気にせずに集中できるので、とてもリラックスできます。

インタビュアー:自宅での使用はどうですか?

・・・(後略)・・・

文乃:うん。こっちの方が自然な感じですね。

やまなし:『オフィスでの話をもっと深堀りしてほしい』などのリクエストとか、『カフェで隣の人のカチカチ音って本当にそんなに気になる?』といった質問をしていくと、よりリアルな“声”が得られますよ。

堂前:これは参考になるなぁ。そうやって質問を重ねていけばより“ホンネ”や“リアル”に近づいていくような感じがします。

文乃:でも、どんな「質問」をしていったらいいんでしょう?? 私、そういったことって勉強したことなくて…。

やまなし:大丈夫、それもChatGPTくんに聞いてみましょう。

『 製品の愛用者にインタビューをする時、「これは聞いておくべき」という質問はありますか? 』

堂前:あ、それいいですね。助かる。

ChatGPT:

以下に具体的な質問をいくつか挙げます:

1.使用状況について
「どのくらいの頻度でこの製品を使用していますか?」
「この製品をどのような場面で主に使用していますか?」

2.選択の理由
「この製品を選んだ理由は何ですか?」
「他の製品と比較して、この製品を選んだ決め手は何でしたか?」

3.満足度と改善点
「この製品にどの程度満足していますか?(1〜10のスケールで評価)」

・・・(後略)・・・

文乃:わー、色々、聞けるんですね。

堂前:なるほど、そういうコトを聞けばいいのか…(メモメモ)。

やまなし:得られるのはあくまで「架空のユーザーさんの意見」でしかないのですが、参考にはなりますよね。

堂前:そもそもペルソナの使い方って、そういうものですもんね。いや、これは心強いわ。

文乃:ワタシも使ってみよう。今度、男性の“ひげ剃り”の販売ページを作る仕事があって…

堂前:それ、絶対使った方がいいよ。“ひげ剃り”を選ぶ時のポイントなんて、想像つかないでしょ?(*^^*)

文乃:ChatGPTくんに頼ってみます。
でも「アイツ、ひげ剃りにめっちゃ詳しくない? 実は中身、オトコなんじゃない?」って思われちゃうかも……。


【やまなし先生の解説】

ChatGPTくんに“架空のお得意様”=「ペルソナ」を作ってもらう、という使い方…すでに多くの会社で取り入れられている“使い方”です。

特筆すべきは、やはり「こちらからの質問に答えてくれる」こと。
これは、ホワイトボード上に生み出したペルソナにはできないことです。

「どんな質問をしたらいいんだろう?」と悩んだら、それもChatGPTくんに聞いてみて下さい。

もう一つ、ChatGPT×ペルソナだからこその使い方もあります。

『 谷崎さん、あなたが気になるキャッコピーを考えてみて下さい 』

こんな風にリクエストすると、谷崎さんの経験からキャッチコピーを考えてくれますよ (*^^*)


【今日のまとめ】

◆ あなたの商品・サービスの“愛用者”=ペルソナをChatGPT上につくりだすことができる

◆ そのペルソナには「質問」をしたり、『あなたが気になるキャッチコピーを作って』などの「リクエスト」をすることができる


『日本一ハードルが低い ChatGPT講座』 毎週 更新中!

---- 他のお話はこちらのマガジンでご覧いただけます (*^^*)


私たち「ことのは塾」は、実際にみなさんのところにお伺いして『生成AIとうまく付き合うための勉強会』講師をさせていただいております。

呼んで下さっているのは、全国各地の会社お店、また市役所生涯学習センターなど。

企業からは『"仕事"に生成AIを使うには?』というテーマを、
市役所などからは『"普段の生活"をAIで豊かにしたい』というテーマをいただきました。

どちらも場面でも、生成AIはとても頼りになります!

でも……”最初の一歩”でつまづいてしまうと、「生成AIって…意外と使えないね」と思われてしまうかも知れません……。

「AIを使って、何をしたらいいの?」

「“検索”と何が違うの??」

「そもそも、使う意味ある?」

そんな“声”をたくさん聞いてきました。


……でも、私たちの「生成AI講座」を受けてくれた方は、

『そういうコトに使えばいいんだね!』

『"検索"とは全然違うんだね。これは“目からウロコ”だわ』

『こんなのが一般の人にも使えるなんて、使わなきゃ損だね』

と変わっていきました。

・・・・

「社員一人ひとりがAIを使えるようにして、良い仕事を笑顔でしてほしい」

「市民の皆さんが、AIを使ってウェルビーイングを実現してほしい」

私たちも同じ“想い”で勉強会を担当させていただいております!

興味のある方は、ぜひ私たちのホームページもご覧になってみて下さい!

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