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【日本一ChatGPT講座】-13- ChatGPTと“一緒に”ブログを書いてみよう!(2)
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……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。
今日も教室に生徒さんたちがやってきましたよ (*^^*)
☆ 前回のあらすじ~
趣味でブログを書いている上田さん。
「書きたいコトはあるけど、文章にするのが苦手…」といいます。
そこでChatGPTくんのチカラを借りることに。
書きたいコトを箇条書きにするだけで、スラスラと文章にしてくれるChatGPTくん。でも、まだまだ“隠されたチカラ”があるそうなのですが……
・・・・
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小林:ChatGPTくんに書いてもらった文章…今でもちゃんとしてると思うけど、さらに良くできるってこと?
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やまなし:そうなんです。ChatGPTくんは、出来上がった文章を“アレンジ”するのも得意なんですよ。
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上田:どういうこと?
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やまなし:たとえば、エッセイを書く人は、「冒頭をセリフで始める」というテクニックを使っている方も多いんです。
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小林:あー、確かに。エッセイの冒頭って、『なんでココにこんなモノがあるの?!』とか、セリフで始まるものも多いよね。
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やまなし:そういった文章テクニックを入れるように指示することもできるんですよ。実際に先ほどの文章でやってみましょうか。
「先ほどの文章の冒頭にセリフを入れて、興味をひくような文にして」
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ChatGPT:はい、もちろんです!
『さあ、冒険の始まりだ!』
そう言いながら、私は孫の手を取り、楽しい一日のスタートを切りました。
・・・
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上田:あはは、ボク、そんなテンション高くないよ(笑)
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やまなし:そうですね(笑) そう伝えてみましょう。
「私はそんなにテンション高いおじいちゃんじゃありませんよ」
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ChatGPT:失礼しました。それではもう少し穏やかな口調で書き換えてみますね。
『今日はね、いつもの動物園がもっと楽しくなることを考えてきたよ』
動物園が好きな孫にもっと喜んで貰えるように、私が考えた秘策。それは「クイズを出しながら動物園を回る」ということでした。
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小林:あ、なんか上田ちゃんっぽくなった。
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上田:確かにこんな感じのコト、言ったなぁ。
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小林:ねぇ、他にも“文章が上手い人”っぽいワザって無いの?
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やまなし:カンタンなところでは“語尾”を工夫するっていうワザがありますね。
『同じ語尾が連続しないようにして下さい。体言止めもうまく使って下さい』
こんな風に指示すると、ちょっと洗練された感じになりますよ。
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上田:確かに、「◯◯です。◯◯です」って同じのが続くと、幼い感じが出ちゃう。
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小林:語尾をヘンなのに変えることもできるんでしょ?何かの記事で読んだ。
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やまなし:語尾を「~だワン」とか、「~でござる」にしてって指示することもできますよ。
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上田:それ、どこで使うの?(笑)
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やまなし:企業やお店でSNSをやっているところなどがうまく使っていますよ(*^^*)
キャラクターになりきって発信する時に、語尾を独特なものにしてるみたいです。
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小林:なるほどね~。ところで「体現止め」って何?
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やまなし:文の最後を名詞などの体言で終わらせることを言います。
たとえば「一羽のハトが公園にいた」という文章を体言止めで表現すると、「公園にいたのは一羽のハト」とか、「一羽のハトがいたのは公園」といった感じになります。
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上田:はー、なんかちょっとかっこいいね。
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小林:”物書き”っぽい香りがするわ~。
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上田:他には?他にはどんな“工夫”があるの?
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やまなし:AIを使って上手に物書きする人の中には、「トーン×文体」を意識している方がいらっしゃいますよ。
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小林:「とーん」? 「ぶんたい」??
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やまなし:ざっくり言うと、「どんな感情で × 何を書くか?」と考えてもらうと良いかも知れません。
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上田:具体的にはどんな感じなの?
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やまなし:たとえば、私が面白いと思ったのは、『 体温低い × 独り言 』というスタイルで、詩的なブログを書いている方がいます。
「体温低い」がトーンで、「独り言」が文体ですね。
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小林:他にはどんなスタイルがあるの?
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やまなし:ちょうどいいので、それをChatGPTくんに聞いてみましょうか。
『「体温低い×独り言」のように、トーンと文体をかけ合わせたものを10種類ほど挙げてみて下さい』
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ChatGPT:
トーンと文体をかけ合わせた独特の表現スタイルは、文章に深みや多様な感情を加えることができます。以下に10種類の組み合わせを挙げてみます。
☆ 楽観的×日記風 - 明るく前向きなトーンで個人の日常や感想を綴るスタイル。
☆悲観的×詩的表現 - 悲しみや哀愁を帯びたトーンで、詩的な美しさを持たせる文章スタイル。
☆ユーモラス×対話形式 - 面白おかしく軽妙なトーンで、会話風のやり取りを描くスタイル。
☆冷静×箇条書きのレポート形式 - 客観的で冷静なトーンで、事実を詳細に報告するスタイル。
☆穏やか×手紙風 - 温かみのある穏やかなトーンで、手紙を書くように情感を込めたスタイル。
(中略)
これらのスタイルは、異なる文脈や目的に応じて使用することで、読者に与える印象を大きく変えることができます。
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小林:なるほど~。色んな組み合わせができるんだ。
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上田:こんな感じで、“自分のスタイル”を探していけばいいんだね。
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やまなし:「AI時代の作風」って、こういう“自分らしいスタイル”を探すことでもあるのかも知れませんね。
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小林:ねぇ、さっきの「上田ちゃんの動物園日記」、“情熱的な×オネエ風”なんかにできるの?(笑)
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やまなし:できますよ、やってみましょうか。
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上田:待って、待って! 孫には見せられないような何かが起こる気がするからダメ!
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【やまなし先生の解説】
今、見ていただいたように「生成AIと一緒に文章をつくる」テクニックは、実にさまざまなものがあります。
でも、それは裏を返せば、「何の指示もしないと、“ありふれた文章”を書いてくる」ということでもあります。
よりリアルなことを言えば、「ChatGPT好みの文章に仕立てがち」と言った方が良いかも知れません。
たとえば、ChatGPTくんに何も指示せずブログを書いてもらおうとすると、「“上から目線”の教訓めいた話」になるケースが多いように感じます。
「孫と動物園に行ったよ。楽しかったよ」というだけの話でも、『孫と楽しく暮らせる幸せをかみしめた今日の出来事……皆さんも周りの人との幸せを大事にして、毎日を生きていただきたい』とか言ってきます (^_^;)
おおげさです。
あるいは、「説明ばかりで、筆者の気持ちや顔が見えてこない文章」も、ChatGPTくんは作りがち…。
あまりに淡々とした文章だと、「人間が書いた文章じゃないな?!コレ」って見抜かれたりしてしまいます。
大切なのは、A)「ChatGPTくんが書いてくる文章」と、B)「あなたが書きたい文章」の“違い”に気づくこと、そしてそれをちゃんとリクエストすることだと思います。
「私はもっとやさしい言葉づかいにしたいな」
「もっと情熱的に、気持ちを前面に出したいぞ!」
「わかりやすさを大切に、要点が伝わるレポートにしたいよ」
などなど。
ChatGPTくんが“たたき台”となる文章を作って見せてくれるからこそ、「私はこんな文章を書きたい」というリクエストに気づけるのかも知れません。
どんどんChatGPTくんに文章を作ってもらって、「私が書きたい文章」のスタイルを発見していきましょう!
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【今日のまとめ】
◆ ChatGPTくんは「文章のリライト(書き直し)」が大得意
◆ 「セリフ」を入れたり、「語尾」を変えたりはお手の物
◆ 『トーン×文体』でスタイルを指定することで、文章の雰囲気や効果はがらっと変わる
~ どんなスタイルがあるかは、ChatGPTくんに質問してみましょう
◆ ChatGPTくんが書いた文章を読んで、「自分が書きたい文章」との“違い”に気づこう!それをどんどんリクエストしよう!
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『日本一ハードルが低い ChatGPT講座』 毎週 更新中!
---- 他のお話はこちらのマガジンでご覧いただけます (*^^*)
![](https://assets.st-note.com/img/1714528751105-bDYdMB9w37.jpg?width=1200)
私たち「ことのは塾」は、実際にみなさんのところにお伺いして『生成AIとうまく付き合うための勉強会』の講師をさせていただいております。
呼んで下さっているのは、全国各地の会社やお店、また市役所や生涯学習センターなど。
企業からは『"仕事"に生成AIを使うには?』というテーマを、
市役所などからは『"普段の生活"をAIで豊かにしたい』というテーマをいただきました。
どちらも場面でも、生成AIはとても頼りになります!
でも……”最初の一歩”でつまづいてしまうと、「生成AIって…意外と使えないね」と思われてしまうかも知れません……。
「AIを使って、何をしたらいいの?」
「“検索”と何が違うの??」
「そもそも、使う意味ある?」
そんな“声”をたくさん聞いてきました。
……でも、私たちの「生成AI講座」を受けてくれた方は、
『そういうコトに使えばいいんだね!』
『"検索"とは全然違うんだね。これは“目からウロコ”だわ』
『こんなのが一般の人にも使えるなんて、使わなきゃ損だね』
と変わっていきました。
・・・・
「社員一人ひとりがAIを使えるようにして、良い仕事を笑顔でしてほしい」
「市民の皆さんが、AIを使ってウェルビーイングを実現してほしい」
私たちも同じ“想い”で勉強会を担当させていただいております!
興味のある方は、ぜひ私たちのホームページもご覧になってみて下さい!
https://kotonoha-juku.co.jp/chatgpt-seminar/
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