【人生を見つめなおすライフログスクール】DAY1:過去の振り返り

<前回までの記事はこちら>
①参加のきっかけ偏

人生の棚卸しをすると決めた7月の4連休。
過去の日記や手帳をかき集め、
近所のお気に入りのカフェに座る。

さぁ、やるぞ。いつも気合だけは十分。
でも、何をどこからどうやって?
いつもの私ならここで思考停止して終わっていた。

思い返すと、私はいつもそうだった。
こんなことやりたい!と目標を立てることは好きなのに
立てた目標を達成できない私の弱点は
そこに至るまでのHow(手段)を考えるのが
ものすごく苦手なこと。

ライフログスクールでは、Howを徹底的に教わりながら
実践を通してポータブルスキルとして身につけていく。
オア明奈さん考案のライフログ(過去の振り返り)のポイントは3つ

1. 自分を褒めるために行うこと
できなかったことを思い出し自己嫌悪に陥りがちだが、
自分を認めて前に進むために行う

2. 過去のノートやカレンダーを見返しながら、じっくり詳細に書き出す
どんなに些細なこともどんどん書き出す
当時の出来事、気持ち、お世話になった人を思い出すと
その時間そのものが気付きあふれる時間になる

3. お気に入りの場所で、楽しみながら!
好きな音楽を聞いたり、陽の光を浴びながら、自分の人生のために
時間をとる(気分が乗らない日は別の日に書いてもOK)

この3つのポイントを意識しながらじっくり時間をかけた。
一番難しかったのは「自分を褒めるために行う」ことだった。

過去の失敗や辛い経験を書き出すと、
どうしてもマイナスな面ばかりに気を取られてしまい、
褒めるどころか「反省会」になってしまいがちだ。

一見ネガティブに見えてしまう過去の出来事も
その経験から何を学んだか、何を得ることができたかを考え
意図的にポジティブに発想を転換させていく癖をつけることが
このリフレクション(内省)のプロセスでは大切だと教わった。
「反省会」だと、嫌々行う作業になってしまいそうだが
自分を褒めるための時間だからこそ、習慣化させることができると感じた。

書き出す項目は下記3つとシンプルだが、
実際にやってみるとなかなか難しかった。

■印象に残っている出来事
 打ち込んだこと、重要な意思決定、人との出会いや環境の変化
■内容
 当時のストーリー、具体的な行動や役割、当時の感情
■人生への影響
 出来事から得たもの、自分自身が学んだこと
 そこからどんな風に意識や行動が変わったか

私の場合、過去の印象に残っている出来事を書き出すだけでも
相当な時間がかかった。
頭の中で考えていることを言語化するというプロセスは
慣れないうちは難しいし時間がかかる。
だけど、まずここで量を出さないことには、
本質的な自分の価値観にたどり着くことはできない。
とにかく書き出し、そこから深堀りをしていく。
必要であれば、出来事をどんどん細分化していく。

ライフログスクールでは、価値観を言語化のためのステップを教わった。

価値観の言語化のステップ
1. 書き出す ←今回のワークはここ
2. 深堀る
3. 抽出する
4. 言語化する
5. 落とし込む

良い言葉を使って綺麗に書こうとしないこと。
そして、完璧や正解を目指さないこと。
なぜなら、ライフログは完成させるものではなく、
日々アップデートしていくものだから。
少しずつブラッシュアップしていけば良い。

こうして、私のライフログシート(初版)は出来上がった。
目の前のシートを眺めながら、ふと感じたこと。
自分の生きてきた過去と向き合う時間とは、
なんて贅沢で豊かな時間なんだろう。

過去に出会った人や、出来事、その時の感情に
今の私が会いに行く感覚。
当時は気が付くことのできなかったことも
今の私なら、冷静さや優しさを持って見つめることができる。
そして、過去の自分に対して
よく頑張ったね、とハグをするような感覚。

自分の人生に正解や完璧を求めなくて良い。
正解や完璧は、もともと存在しないのだから。
私自身も、このライフログと共に
ここから更にアップデートをしていくんだ。

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