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私の食偏愛狂日記「パスタ編」


メニュー表を開けば、しばしば自分との戦いが始まる。

お店で料理を選ぶ時、私は決められない。いつも似たり寄ったりな料理を注文してしまう。特にパスタとか。クリーム系、オイル系、トマト系…いっぱいあるし。どれも、何かしら惹かれる部分があるんだもの。いっそのこと、店主さんがこの人にはこういうパスタを!って、選択する制度もありだなと思う。

美味しさを妥協したくない。という想いがあるからこそ、自分の感情と素直に向き合いながら、吟味しながら決定する。私は今回も悩もうと思っていた。
けれども、今回はメニューを見てパッと目に入ったものを注文することにした。

運ばれてきた。
鮮やかなフレッシュトマトの中に控えめにいらっしゃるガーリック。どこに潜んでいるのか分からない唐辛子。アラビアータってメニューには、ガーリックと唐辛子が主張されているじゃないですが。うん。やっぱりビジュアル的にメインはトマトだよな。
と私は思いながら、フォークに麺を絡め巻き取り、ほおばった。

おおおおおお。これは何という衝撃的な味なのだ・・・!!!!
ガーリックと唐辛子が食欲増強ダブルパンチで、フレッシュトマトが思わずびっくりして酸味を吹っ飛ばした感じ。あ。お二人様が主役だと確信した。
ごめんなさいお二人様。あんなこと言ったけど、あんたたちは立派な主役だ。

でもやっぱりトマトもなくてはならぬのだ。あまりにも漢が出ないように、少しの上品さ、的なのをフレッシュトマトが果たしてくれる。大人な魅惑の味にしてくれる。

仕上げには、食べるごとに舌に纏わりつくオイルがパスタとソースをマリアージュ!!!

アラビアータブラボー!

今後一切あなたに捻くれ文句をつけないと誓います!

そしてね、パッとメニューを見て、一番初めに目に入ったものを注文する方法。直感って大事っていうけど、本件でそれが証明されました。

そしてね、あっつあつを象徴させる湯気を果敢に漂わせているパスタは間違いなく美味しいんだな。

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