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2024年7月の記事一覧

惑星の詩

木漏れ日の、その名前と違わぬ実体の、純粋さがまぶしくて、生きてきた歴史の中で取り返しのつかないまちがいをしたとして、それをゆるしてくれるきみみたいで、ぼくはきみにはなれないね、ただひたすらに美しいいのちだけがきみとぼくのおそろい。

体温の詩

きっと、という約束にはカーテンの隙間からの木漏れ日が含まれていて、僕以外のすべての人ときみが繋がっていくさまに、持ちきれない嫉妬で焦がされている、どくん、どくん、生きながらえることで僕は、きみを見届ける。