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自分のコンプレックスを敢えて「あからさま」にし始めた

子供時代のコンプレックス。

子供の頃、「運動音痴だった」、とか、「友達が少なかった」とか、「肥満児だった」とか。

こちらから能動的に嘘をついてまで「コンプレックスがなかったかのように修正した子供時代」を語る、なんてことはしなかったけど、
しかし、それらについて、話題に上がっても語らなかったり、誰かに聞かれたとしても、濁したり、ズラしたり、薄っすら隠すような話し方をしたり、
少なくとも「事実」のほうを包み隠さず語る、なんてことは、あまりしていなかったと思う。……数年前までは。

何だかここのところ、「コンプレックスだったもの」について語ることが、全く平気になってしまった。
……いや、これらのコンプレックスは、別に解消されたわけではない。
多分今でも運動音痴だし(やっていないからわからない、けど、やっていないのなら、まず運動音痴なままですよね?笑)、間違いなく今も友達は少ないし、どちらかというと今だに太ってはいるし。
「見栄え良くすることを、あきらめちゃったから、平気になった。(歳をとったせい??)」
確かにこれは多少あるかもしれない。
が、この中で、運動音痴なら黙っていればバレやしない。
例えば、多分、その場でその話題を共有した面々と、いつか球技大会をする機会も可能性としてほとんどないだろうから、だったら、「運動全然ダメだったんです~」なんて、別にわざわざこちらから言わなくても良いのである。
幼少期と変わったこととしては、成人した辺りからずっと、筋トレはするようになったもので、もしかすると、普通の同い年の人より、(脂肪もあるけど、)筋肉質にはなっているかも?と思う。(自分で言うのもなんですが。)(でもまあ、無論筋力があっても、筋トレ以外にスポーツらしいスポーツをしているわけでもないから運動センスも上がる訳はないので、多分、例えば球技とかはいまだにド下手だと思います。笑)だから、「運動は全然ダメでした」話をすると、「意外ですね。」と言われたりもするし、(多分体型からだと思うけど、)「何か運動部に入ってそうなのに。」なんて言われたりもする。――つまり、ここら辺は、隠そうと思えば隠すことはできる「コンプレックス」ではあるはずなのだ。

でも、何なのでしょうね。

そんなことで、好まれたり、好まれなかったり、評価されたり、されなかったり、等々。

何かそういうの、いらなくなってしまったのかもしれません。

「そこはまあ、どうでもよくてだね。」ってことなのかもしれません。

多分自分自身が、他人のそういうポイントについて、「どうでもいい」と思っているのもあるし、人への好意について、「コンプレックスになりうるもの」みたいなところではあまり、プラスマイナスしないし、左右されないし、ということもあるかもしれないです。
――ここ数年のうちに自分の中で、その傾向は、ますます強まってきた、という感じです。

つまり、そういった「コンプレックスというものに対する自分のスタンス」の表明の為に、自分のコンプレックスについてあからさまになったのかもしれないです。

「容姿」より、「体型」より、「得意不得意なもの」より、「友達の有無」より、
他に知りたいこと、聞きたいこと、たくさんあるわけです、その人がどんな人かを知るために。

多分、「人を知る」ということについて、歳を重ねて、自分の頭の中で、その幅が広がったのでしょう。
「知りたい」の項目のラインナップが、変わったと言えるかもしれない。

例えば、その人の持つ「コンプレックス」の中身より、「コンプレックスについてどう考えるのか、扱うのか」みたいなことのほうをより知りたいし、そっちのほうにますます自分も興味が出てきたものだから、自分のコンプレックス(だったもの)についても、まず、オープンにしてみる、できるようになった、ということなのかもしれません。

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但し、コンプレックスについて、「隠さない方が素晴らしい、正しい」とかそういうことを言いたいわけではないです。
自分も、ここでは語ってないが、「とてもじゃないがあからさまにできないコンプレックス」(というか、それは「コンプレックス」とは少々趣が違う案件のような気もするが)があるし、それは今後も、実生活の中では、それについては語らないでいる気もする。(少々、生活に支障を来す恐れもあるから。)
つまり、隠しているほうが、自分として、落ち着いたり、人と楽しくやりとりできる、というのであれば、もちろんコンプレックスについて、わざわざ全て片っ端からあからさまにする必要はないものだと思います。
そんなの、その人の自由でしょう?
あくまで、一部のコンプレックスについて、「自分はなんで平気になったんだろう?」と、そして「何を求めて、あからさまにコンプレックスを語るようになったのだろう?それで何か良くなったことってあるかな?」と思ったので、自分で分析してこれを書き留めてみた次第です。

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