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永遠にオートリバース(笑)

懐かしくて、「ラジカセ」が欲しいような気持ちがある。(笑)


大人になり、自分の生活費は自分で稼ぐようになり、なので自分の裁量で自分の好きなものも買えるようになり、本も漫画もCDも電化製品も身に着けるものも、(もちろんその都度財布の中身と相談ではあるが)好きなように買っているわけだ。

でも、子供の頃、欲しくて欲しくて、でもすぐに手に入れられなくて、少しずつ少しずつ親からの小遣い貯めてや~っと手に入れた時のあの「!」っていう、「こころ」とか「気持ち」とかは、失ったのかも?


子供の頃は「欲しい!」って気持ちが、 もっと直截的で鮮やかで、変な計算もなくて、 何て言うか、ピチピチの新鮮だったような。
もう少し高価なものも大人になってから手に入れたけど、 学生の頃に買った ラジカセとかレコードとか本とか、 そういうものを手に入れた時の「わーい!」「やったー!」っていうあの喜びには、なかなか敵わない気がする。(もはや「別物」なのかもしれない。)


――冒頭の話に戻ると、もしかすると、ラジカセが欲しいんじゃなくて、 大昔にラジカセを手に入れた時の 「!」っていうあの気持ちがほしいのかもしれない。 (気づいてしまったわ。笑)

もっと正確に言うと、「手に入れた瞬間の気持ち」より、 「あの頃に持っていた気持ちそのもの」が、欲しいんだと思う。



――どうしてなくなってしまったのか?

捨てた覚えはないのに、 いつの間にか失くなってしまうものって、 結構あるんだろうな。
(失っていることにずっと気づかないものも多そうだ。)