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安売りしない教室のための価格設定の方法

売上を上げたい!

けれどお月謝の設定ってどうしたらいいの?

新しいことを始めなければいけないの?

色々やってみてるけど効果が出ない!

むしろ出費が増えてる・・・

売上を上げたくても何から手をつければ良いのかわからないという、お教室の先生は多いんです。今回は「安売りせずにお教室の収益をあげる方法」についてお話ししますね。

●月にいくら稼ぎたいのかを明確にする

あなたは月にいくら稼ぎたいのですか?

例えば、月に30万稼ぎたい!と思えば、

・10000円✖️30人=300,000円

・3000円✖️100人=300,000円

さて、あなたはどちらが良いですか??

そもそも、売上を上げていく仕組みを作るために、まず「売上はどうやって作られているのか?」というのを理解しておきましょう。

●売上を上げるために必要な6つの要素

「当月お客様数✖️平均お客様単価=当月売上高」という公式

もっと細かくしていくと

当月の売上高 = 当月のお客様数 × 平均お客様単価
当月の顧客数 = 前月のお客様数 + ①新規お客様数 – ②離脱お客様数
平均お客様単価 = ③1人あたり平均購買回数 × 1回あたり平均購買金額
1回あたり平均購買金額 = 購買商品数量 × ④平均購買商品単価
購買商品数量 = ⑤購買商品種類数 × ⑥1種類あたり平均購買個数

のように分解できるのですが、なんだか難しいですよね💦実際はこれらひとつひとつを分析して、売上をあげるために①〜⑥の部分を見直していくんですが、ここではもっとシンプルに考えてみようと思います。

●すでに通っている生徒数と1回あたりの単価

まずは、現在何人の生徒さんが通っていますか?お教室によっては単発でのレッスンやセミナーを行っている場合もありますし、お月謝制、チケット制などで毎月リピートしてもらう場合もあると思います。ここで、きちんと書き出してチェックしてみて欲しいのは、「1回いくらのレッスンを何人の生徒さんが受けているか」を月単位で明確にしておきましょう。

特に、お月謝でいただいているレッスンの場合、よく「お月謝の値上げ問題」というのがありますが、「なんだかお月謝をもらうのが申し訳ない」とか「お月謝の値上げがしたいけど怖くてできない」という方ほど、1回あたりの単価を知らない傾向があります。また、時給に換算してみるのもおすすめです。1時間あたりの単価は生徒1人に対していくらですか?


例えば、

お月謝5000円で1回30分のレッスンを月4回しているお教室の場合

5000円✖️12ヶ月=60,000円

30分✖️4回=120分 これが12ヶ月で時間にすると24時間です。

つまり、1時間あたり2500円でレッスンをしているということになります。

パートの時給などに比べると高く感じますよね。でも、パートやアルバイトのように1日の労働時間内で全てのお仕事をしているでしょうか?

●労働時間・経費を明確にする

お教室のお仕事は、何も実際に生徒さんを目の前にしている時間だけではありません。レッスンの準備の時間や、レッスンスケジュールやプランの作成、フィードバックの時間やサポート、先生自身の自己研鑽、必要な備品の買い出しの時間や交通費、道具のメンテナンス、これらは全部、お教室運営のための時間や経費になります。

それらも含めてあなたの時給は納得のいく金額でしたか?会社に勤めていたりすれば、労働の時間がはっきりするかもしれません。ですが、フリーランス・個人事業主としてお教室を運営していると1日中お教室のために働いているといっても過言ではありません。あなたの生活・時間を教室・生徒さんのための時間に使っているわけです。

また、レッスン回数が多い先生は生徒数があまり多くないのに「自分の時間がない」と時間貧乏であることも少なくありません。

「お金と時間」幸福度が高い人が優先しているのは?

●自分の時間を生み出し売上を上げるには

さらに、売上をあげるためにレッスンの日程や回数をとにかく多くしていこう!と考える人もいるかもしれません。ですが、レッスンの回数を多くして、その準備や連絡に追われてなんだかずっと忙しい・・・なんてことにもなりかねません。

先程のお月謝の例でいうと、

・単価が1時間2500円のレッスン。

・これを月2回60分のレッスンにしたとします。

すると、一人当たり年間レッスン時間は全く変わりませんし、収入も同じですが月に2回、レッスンをしなくても良い時間が生まれます。

月のレッスンの回数が減ると生徒さんにとってもレッスンに通う時間の負担も減りますし、スケジュールの余裕ができて、1回当たりのレッスンをゆったりと充実した時間にすることができるかもしれません。バタバタと終わってしまう30分より充実した60分、その分、単価をあげたとしても満足度が違えば納得されるのではないでしょうか?60分では長い!というのであれば45分でも良いですよね?

そして、先生も生徒さんもお互いに生まれた新しい時間を学びたいことをインプットする読書をしたり、リフレッシュの映画鑑賞をしたり、コンサートに出かけたり、オンラインイベントに参加したり、さらに別の楽しみの時間が増えるかもしれません。

または、空いた時間にさらに生徒さんを受け入れることも可能かもしれませんし、在宅ワークを副業として取り入れてさらに収入を増やすことも可能です。

●数値化することの大切さ

いかがでしょうか?細かく数値化することで、改善できる方法はいくつもあります。どうしても単価を上げたくなければ、グループでのレッスンにして1時間の時給をUPさせる。単価を上げて回数を少なくする代わりに、関わる時間を増やし充実したレッスンで生徒さんの満足度を上げていく。

さて、ここでもう一度質問です。

・3000円で100人に教えるために100人集客するのか

・10000円で30人に教えるために30人集客するのか

あなたならどっちが良いですか?








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