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エゾシカ大好き大学生が阿久根に初上陸したら解体三昧な1週間を送れた話

12/11~12/17に鹿児島に行ってきました!
ほぼ初上陸の九州で解体ざんまいの1週間を過ごした、私の貴重な経験を記録します📝


なぜいきなり鹿児島へ??

今回鹿児島へ訪れた理由は、鹿児島県阿久根市の地域おこし協力隊のみなさんが行われている、「職業体験型ワーケーションプログラム」に参加するため。6日間滞在し、3つの職業を体験させていただきました。

1.最初の2日間は豚を解体。

まず1つ目に体験させていただいたのは豚肉の解体。

2日間お世話になった株式会社三九さん

三九さんは、等外肉と呼ばれる規格外の豚肉を扱う会社です。この2日間で小貫(生産調整された子豚)と大貫(子どもを産んだ母親豚)を1頭ずつ分解体させていただきました。

鹿肉は何回か解体したことがあるけど豚肉ははじめて。はじめて見る効率化された設備や働いている方々の職人技を目の前に、興奮が収まりませんでした。

けど下手くそすぎて手も腰も痛苦なる始末…笑。
こんな私に、お忙しい中優しく教えてくださったみなさんに感謝でいっぱいです😭✨
楽しかった!!

2日目のお昼にいただいたカツ丼。
小貫のお肉は柔らかくて食べやすい😋
また食べたいな、、

2. 3日目。鹿かイノシシかの選択。

3日目も朝から行動開始。夜型人間の私にとって早起き3日目はちょうどキツくなってくる頃です。

でも今日はずっと楽しみにしていたジビエの解体!
目は開かなくても無理やり体を起こしました笑

お邪魔した先は「いかくら阿久根」さん


到着して1番最初に言われたのは
「鹿かイノシシ、どっちにする??」

この日は鹿とイノシシが1頭ずつ入っていたようで選ばせていただけるとのことでした。

(正直どっちもやりたい~~~)

という本音を抑えつつ、私の回答は

「イノシシで。」

北海道で鹿の解体を趣味にしている私。
せっかくなので北海道ではできないイノシシを経験させて頂くことにしました🐗

寝っ転がして解体するスタイルははじめて

イノシシをはじめて捌いた感想としては
「めっちゃ痩せた豚」
脂肪が少ないからなのか、豚よりも固くて難しかったです。

でも体の構造はほぼ同じ。
2日間三九さんのところで教えていただいたことをそのまま活かせた気がします✨
楽しかったー!!

3.ちょっと休憩。鹿の骨さがし

阿久根にはたくさんの海岸があります。
中でも私のイチオシの海をご紹介✨

阿久根には、阿久根大島という鹿がたくさんいる島があるそう。なんとここは海流の関係で阿久根大島で亡くなった鹿の骨や角が流れ着く海岸なのです!

私が鹿好きなことは初日にお話していたため、鹿が好きならと協力隊のあやかさんが連れてきてくれました🚗³₃

海風が吹く中一緒に鹿の角や骨を探してくれた😳

実は最終日にも、「最後何したい?」と聞いてもらった時にこの海岸をリクエストしました。

さすがにこんな寒い中2日間も付き合っていただくのは申し訳ないなぁと思っていたのですが、
「角とか骨が見つかったときめっちゃテンション上がるね!宝探しみたい!!」
と最後まで付き合ってくれました。
一緒に楽しんでくれたあやかさんには感謝すぎます😭🙏✨

2日間で集めた骨と角。

阿久根滞在中楽しかった思い出はたくさんあるけど、やっぱりこれが1番楽しかったです🦌✨

4.あっという間に最後の職業体験

最後は桐野柑橘農園さんでのレモンの収穫体験🍋
初日は収穫、2日目は倉庫でレモン磨きの予定でした。

初日、まさかの雨。本降りになる前に全て終わらせてしまおうとすごい勢いでレモンを収穫していきました笑

実物は写真で見るよりももっとみかん色

収穫をしながら桐野さんとお話をしていた時、何かの流れで私の趣味が鹿の解体であるという話になりました。

「じゃあ明日、うちのニワトリしめる?解体してうちで食べようよ」

といきなり桐野さんに言われて
え!?!?

戸惑いながらもまさかホントにやるわけ、、と思っていると2日目の夕方、本当に鶏が手元へやってきました笑

桐野さんの息子さんと一緒に解体🐔

鶏の解体は1度経験がありましたが、自分の力だけでやれる程知識はありません。
何時間も試行錯誤しながらなんとかお肉に。
外が明るいうちに始めたはずなのに、終わる頃には外は真っ暗でした笑

調理は一緒にワーケーションに
参加したこっちゃん担当

解体した鶏肉は甘辛煮になりました。
鶏肉にしてはお肉にコリコリした弾力があって不思議な感じだけど、これはこれで美味しかった笑

作った鶏肉料理と一緒に中華料理もいただきました。これがどれも本当に美味しくて、、最高でした🤤
食べたあとは息子さんたちと夜遅くまでゲームで盛り上がった、そんな素敵な夜でした。

桐野さんの奥さまに作っていただいた本場の中華料理✨

5.最終日。わざわざ。

あっという間に最終日。
この日は阿久根で行われるイベント、阿久根市産業祭に連れてきてもらいました。

今日の私にとってのメインイベントはとある人に会えること!
なんと協力隊の方が、隣町である長島から鹿やイノシシなどの革を使って起業した方を呼んでくださったのです😳✨

なめし加工をしたイノシシの革をわざわざ持ってきてくださり、それを見せていただきながらたくさんお話を伺いました。
人脈作りの仕方や起業のはじめ方、どうして革を使おうと思ったのか、、
気になる話は尽きず、私にとって本当に有意義な時間を過ごさせていただきました。

興味深いお話をたくさん伺えて、本当に本当に心が踊る時間でした。

まさかの連続な6日間。

6日間、思ってもいなかった「まさか」な出来事がたくさんありました。

三九さんで、まさかあんなに解体を経験させてもらえるとは。
いかくらさんで、まさか人生初のイノシシの解体をさせてもらえるとは。
まさかまさか、桐野柑橘農園さんでニワトリを解体させていただけるとは。

海岸での鹿の骨探しも、長島の協力隊の方のお話を聞けたことも、
阿久根に来るまでは想像もしていなかったようなまさかな展開がたくさんありました。

今回の「職業体験型ワーケーションプログラム」に参加できて本当によかったと感じています。
めちゃめちゃ楽しかったし、とても有意義な時間でした。

私がやりたいことや興味をとっっっっっっても優先してくださった阿久根の協力隊のみなさんはもちろん、このプログラムを教えてくれた友人にも感謝でいっぱいです☺️
あ、もちろんここまで読んでくださったあなたにも😉笑

語りきれないほどまだまだ思い出はたくさん!

また阿久根行きたいな〜〜〜〜!
今度は絶対、阿久根大島の鹿を見にいくゾ🦌

ライター:Kotomi Ogura



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