万葉集翻案詩:『好きになればなるほどに』

膝に伏す
玉の小琴の
事なくは
いたくここだく
我恋ひめやも
(「万葉集」巻⑦・1328)

『好きになればなるほどに』

綺麗で小さな琴のように
貴方の膝に身を委ね
愛の言葉を受けたのは
そよかな風吹く夜でした…

あの日の事が無かったら
私は今でも こんなに強く
貴方のことを心から
恋しくなんて思わない

こんなにまでも愛されて
大事にされると温もりが
いついつまでも消えないよ

好きになればなるほどに
貴方を求めてしまうから
逢えない夜は寂しいの…


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