万葉集翻案詩:『恋ひ恋ひて』

恋ひ恋ひて 
逢へる時だに 
うるはしき 
言尽くしてよ 
長くと思はば
(「万葉集」巻④・661 大伴坂上郎女)


『恋ひ恋ひて』

ずっと、ずっと
あなたに恋して 
恋し続けて
迎えた今日だもの

こうして逢えた時くらい
愛の言葉を
たくさん降らせてほしい

今夜は
あなたなりの言葉で
愛を尽くしてよ

ふたりのこの関係を
長く続けようと思うなら…

今まで
いくつもの恋の扉を
くぐり抜けてきたけれど
この恋が私にとって
最後であってほしい

#万葉集 #詩 #万葉集翻案詩

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