宝塚記念2024
宝塚記念
◎ジャスティンパレス
○ドウデュース
△プラダリア
△ブローザホーン
△ソールオリエンス
△ヒートオンビート
見解
今年は京都で行われる春のグランプリ。2強が出てきてくれたので割と好メンバーで争われる。予報では雨っぽいんだが、馬場がどこまで悪くなるかでだいぶ予想も変わってくるので当日まで待ちたい。
宝塚記念自体のレース傾向としては、初GI制覇が目立ったり変な馬が突っ込んできて荒れたりと言うことが挙げられるが、そもそもこれは阪神2200という他に重賞すら行われていない特殊コースで争っていることに起因する。今年は京都の外回りで、このコースはどちらかといえば実力が強く出るコース。エリザベス女王杯を見ても番狂わせが起こるのは逃げた馬が大逃げになった時ぐらいで、それでも勝つ馬はあまりおかしい馬ではないというか他にもGI連対のあるような実力馬であることが多いあたりからも実力通り決まりやすいコースであるといえる。
宝塚記念の行われている阪神は少量の雨でもとんでもなく馬場が悪くなってこなせない人気馬が飛んで謎の大荒れが頻発するコースでもある。ただ、京都はそんなに馬場が荒れることもなく、多少の雨なら変わらず時計も出るので今年はあまり気にしなくていいようにも思える(2月の開催では内側がとんでもないことになっていたが)
まぁ、今年は例年通りの大荒れの可能性自体はあまり考えなくていいだろう。
買う馬
本命はジャスティンパレスの方にした。前提として馬は絶対にドウデュースの方が強い、これは間違いない。阪神開催ならドウデュース鉄板だと思うが、京都のハーツクライ産駒の成績を見ているとやはりパフォーマンスが落ちるように見える。ドウデュースは他の馬とは違うのでパフォーマンスを下げることはないかもしれないが、ディープ産駒の京都成績を合わせるとこのコースではジャスティンパレスと5分と見ていいように思える。それなら人気ない方ということでこちらを本命にしたい。鞍上は同馬4戦4勝のルメール、もはや乗ってる回数ではなく完全なお手馬であるといえる。これで京都補正を加えれば逆転の目処は立つ。
相手はドウデュース。もはやこの2頭から入らないならこんなレースやらない方がいいぐらいのレースだと思うので、馬券は馬券として予想としてはこれ以上印を落とすことはできない。そもそも馬場が悪くなるのあまりよくなさそうにも見えている成績はしているんだが、実はパンパン馬場よりもちょっと時計かかるぐらいの方がいいかもしれない気配はあるのでこれも気にしなくていいだろう。何よりも他のメンバーが全部G2レベルであることを考えればこの2頭ですんなり決まっておかしくない。
正直馬連が2倍つくならこの2頭だけでいいと思う、3回やったら2回はこの2頭で決まるはずで、それなら1.5倍でトントン、2倍なら基本的には勝ちだといえる。良馬場ならなおのこと鉄板のはずなのでどのぐらい馬場が悪くなるか。
雨なのもあるし、エリ女のように餅は餅屋、このコースでだけ確変するタイプの馬がいないともいえないので一応割って入りそうな馬を考えていきたい。
京都外回り2戦2勝のプラダリアに期待したい。鞍上はグランプリ男の池添で去年もスルーセブンシーズを2着まで持ってきていた。プラダリア自身も去年のこのレースで5着まできていて、当時のジャスティンパレスとの差からすればやはり実力に大きな差はないのではということが言える。そもそも5歳世代でほとんどずっと一緒に走っているディープ産駒同士なので成長も大きな差はないはずで、それだけにオッズに差が出るならこの馬が狙い目になるとも言える。多少渋るぐらいの馬場が一番良さそうなので、そうなれば一角崩しぐらいはあるかもしれない。
ブローザホーンはこれも5歳。天皇賞は2着だったが京都への適性はかなり高そうな感じを見せていた。これを書いてる段階で3番人気ではあるがまあ抑えなければいけないだろう。
ソールオリエンスは情けない4歳世代の代表格。なんだかんだ4歳では一番強い馬ではあるはずで、前走先行したら思いのほか伸びなかったところはあったが、単に速い脚がないというだけだろう。皐月賞のように他の馬が36秒かかるような馬場を良馬場と同じような脚で回ってくる馬と考えれば雨予報は渡りに船だとおもえる。4歳ではこの馬。
最後にヒートオンビートを。当ブログは坂井を推しているというのはいつも書いていることなのでアレだが、同厩舎は人気薄の方という格言もあるし、他に行く馬がいないので坂井が思い切るようなことがあれば終いまで止まらないタイプの馬ではあるのでワンチャンスあるかもしれない。
その他の馬
シュトルーヴェは三連勝中。正直どれも相手が相手という感じではあるんだが勝ちきっていることを評価したい。日経賞目黒記念みたいな勝ち鞍の馬が宝塚記念で勝負になるかという感じもあるんだが、馬場が悪くなることでスタミナが生きる流れになる可能性は高いので紐に入れておきたい。逆に良馬場なら全く買わなくていい馬だと思う。
ベラジオオペラは想定3人気(これを書いている段階で4人気だが)。4歳の筆頭かのように扱われているが、クラシックでは入着なしの馬。やはり本来の能力はソールオリエンスに劣るはずで、前走は阪神2000mのハービンジャー特効による勝利であるように思える。何よりも馬場が悪くなるのがよくなさそうで、そもそもロードカナロア産駒はこぞって重馬場がダメである。これに加えてこの馬自身も唯一の大敗である皐月賞が非常に情けない負け方だったあたり相当重馬場が下手なように思える。これで距離的にギリギリの感じがする2200mとなれば普通に大敗するのではないか。馬のタイプ的にジオグリフとかダイワメジャーに近いと思うので紐には入れてもあまり厚く貼らない方がいいように思える。
ディープボンドは印を打とうか悩んだ馬。京都22といえばキズナ産駒というぐらい京都新聞杯を荒らしているキズナ産駒なので、基本的にこのコースではバフがある。まぁそのイメージを作った馬がディープボンドではあるので京都の外回りは本当に合うんだろう。行く馬もいないし先行する可能性もそれなりにあって、京都22は先行馬が穴を開けるという話は冒頭に書いた通りなので馬券は買っておいた方が安心できるだろう。幸いなことにほぼほぼ2頭軸でいいレースなので紐に入れておきたい。
カラテはまぁ今回唯一消せる馬と言って過言ではないので出てきただけということで。もう少し若い時にこの雨想定だったら少しは買えたかもしれないが。
ローシャムパークはこれも5歳世代で大阪杯組。これこそハービンジャー特効で前走買いだった馬だが、今回は京都なので特に買い要素はない。血統云々は別として実績的にオールカマーでタイトルホルダーを差し切ってはいるので距離は問題ないし実力的にも足りないことはなさそう。そう言った意味で人気するだろうと思って嫌っていたんだが、4人気ぐらいかと思っていたら前売り8人気なのでこんなにつくなら逆に買いまであるぐらいのラインではある。不安点というか、香港の負けがなんだったのかというところはあるんだが、まぁ田中博康厩舎の海外遠征なのでそんなものではという気もする。紐には入れておいたほうがいい。
ヤマニンサンパはもう一頭のディープインパクト産駒。この距離このコースはキズナ産駒の庭ではあるが当然ディープ産駒も良い。この馬は相手なりに走るタイプなのであまり格とか意識しなくていいだろうし、何よりもババが悪くなることで持ち時計がないという弱点がカバーされる。ディープ産駒というだけの理由で突っ込んでくることもなきにしもあらずなので軸が決まる人は絶対に買っておいた方がいい。
ルージュエヴァイユはこのコースでエリザベス女王杯2着がある馬。ただあの時は最内が悪い馬場でみんなが内側を避けてコースがすんなり開いた内枠からの流れ込み。今回も全馬が同じようなコース取りをする可能性はあるがまぁ大外に入ってしまったので京都記念同様に外を回す感じになって切れ負けするのではないか。大阪杯を見ても馬に囲まれていた方が力を発揮するように見えるので外枠なのはあまり良くない気もする。まぁ、紐に入れておく程度で。
全馬に対して買っとけみたいな感じではあるが、三連複1番人気でも14倍つくので軸を決めたら総流しでいいということである。
買い目
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