見出し画像

ことまち周辺の人流調査

こんにちは。千葉大学鈴木弘樹研究室の佑です。
現在、鈴木研究室ではことまち周辺の人流調査をしています。

この調査での大きな目的は、「ことまちプロジェクトの取り組み効果を定量的・定性的に評価を行う」こと。
つまり、ことまちプロジェクトがこの地域に一体どのような効果を生み出しているのか?
それが大きいのか小さいのか、良いものなのか悪いものなのか…そういったものを調べていくということです。

さて、調査では具体的にどのようなことを行なっているのでしょうか。
毎月、対象区域内の20カ所程度のポイントで人や自転車などの流動量を計測します。
季節変動、流動量の変化を計測するとともに、変化の要因について分析を行っていきます。

計測ポイント20箇所

これから計測結果をお見せしていきたいと思います。
表やグラフの数字は2022/11/01~2023/10/31の間のデータを1日あたりに換算したものです。

平日と休日の差

上の表は平日と休日の流動量の差に注目したものです。1~3の通りの流動量はすごく多いですね。祝休日ともなると平日の倍以上になっています。
また、4と5では20代、30代が祝休日で大幅に増加していました。

年齢別の流動量

上のグラフは年齢別の全調査対象の流動量です。12、13ではご高齢の方が多いと言う結果になりました。

属性別の流動量

こちらは居住者、勤務者、来街者で属性分けした流動量です。1、2、3、15は来街目的の方が多くなっていますね。逆に、11、12、13、14は居住者が多くを占めています。

ほかにも、ことまちベース周辺の空き家調査をしたり、この街を訪れた人たちにアンケートをとったりと、さまざまな調査を進行・計画中です。
ことまちプロジェクトの取り組みに生かすために、この調査はこれからの推移を比較することが大事になってきます。
ですので、今後も継続して調査をしていく予定です!

地域に場所をつくるだけではなく、実際どのような効果が出ているのかをきっちり調査・分析し、改良できるところがあればみなさんの声も取り入れながら試行錯誤していく。
そんなかたちが街づくりとしても理想ですよね。
これからも見守っていただければ幸いです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?