見出し画像

算数は計算スピードだけじゃない!

 突然ですが、率直に言いまして、小1の息子は計算が遅いです。クラスの他の子が50問タイムアタックで3分以内に解き終わる中、半分強解けたら上出来だねという状態。普段の行動からゆっくりなわけではなく、割と走ったり動くのは好きで速い方。つまり、単純に計算が遅いのです(書くのもちょっと遅いかも)。

 それでも、2学期くらいまでは自分が遅いこともあまり気にせず、繰り上がりのない計算と繰り上がりのある計算を解くスピードが同じという「脳みその中どうなってんねん?」という状態で、それなりに授業を楽しんでいる様子でした。

 ところが、さすがに自分が遅いことに気づき始め(気づくのも遅かったか…)、しかも、全部解けなかったら残りは宿題になるため、自分だけ宿題がやたらと多い状況に陥り、担任の先生にも相談して「宿題の計算は本人がやるけれど、ノートに書くのは疲れるので親が代筆する」という手段も取ったのですが、「算数嫌い」になってしまい、最近は算数の授業が受けたくないがために「学校行きたくない」とまで言い始めてしまいました。


画像1


 なんかですねー。学校を、先生を責めるつもりは毛頭ないのですが、本当に残念だなぁとしみじみ最近感じています。息子はマ〇クラなど建築系のゲームが好きなので、建物作るのにブロック数を数え、それを足したり引いたりしているのです。自主的に。足し算引き算を習って、そういうことが自分でできるようになって喜んでいたのです。「掛け算習ったら、もっと便利になるよ」と姉に聞いて、2年生で掛け算習うのも楽しみにしています。

「これが算数の本来の楽しみ方では?」そう思えてなりません。

 また九九でタイムアタックかけられて、できないからって嫌いにならないでほしいなぁと親としては願わざるを得ない。


 探究学舎の「算数編」を受けて、数字の誕生を知り、とある文明の数字のトリッキーさに爆笑し、息子はとても楽しそうに「明日、みんなに今の数字はインドでできたって教えてあげるんだー♪」と言っていました。久しぶりに算数の話題で楽しそうにしていたと思います(探究の授業はインド式計算法の説明で脱落していきましたが)

画像2

 計算の繰り返し学習も必要なのでしょうが、こういう「ワクワクする」「楽しい」「もっと知りたい!」という気持ちを、家では大事にしてあげたいと思っています。

 でも、家庭内だけでは限界があるので、やはり探究学舎の授業に頼りたい。まともに画面の前に座っていなくてもいい。何かやりながらでも横耳で聞いて、何か面白そうなことがあったらそれを心の中にためて行ってほしい。そうして、「何かを知るって、学ぶって、楽しいな」という気持ちを忘れないでいてほしい。親としても、そこは守りたい。

 そう思いながら、明日も算数編を流しておきます。きっと何か大切なことを、その場で言葉で表さなくても、心の中にしまってくれると信じて。

DSC_3435~2コピ

 いや、速さを競いたい人は競ってもいいと思うんですよ?インド式で(笑)

 私もやってるけど、2分切るのがやっとですよ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?